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為替モーニング東京市場2022年5月2日

米国を除く各市場が休場となるため、5月2日の「為替イブニング海外市場」は休刊いたします。

2022年05月02日
(コラム執筆時間:08時27分)

鈴木予想レンジ 

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円129.00~131.50
ユーロ円135.50~138.00
ユーロドル1.0450~1.0650
豪ドル円90.80~93.30
相場状況の振り返りと今後の展開予想

先の日銀金融政策決定会合後に行われた黒田日銀総裁の会見では、金融緩和の継続性が改めて強調されたことを受けて、ドル円は約20年ぶりの高値圏131円台前半まで急伸した。この短期間で円は対ドルで約20円近く上昇に転じており、市場参加者も急ピッチのドル買いと円売りに困惑度を強めている。相対的にはポジションの手仕舞いが優先され易い相場環境ではあるが、米金利先高観測を背景にもう一段の円安局面を予想する声も少なくない。過度な円安に関しては当局から何らかの対策を講じるとの期待感もあるが、依然として、主導権は米国のインフレ進捗状況、そして、米金利の動向に委ねられており、米国との政策方針の相違が払しょくできない以上、引き続き底堅い展開が予想される。とは言え、世界を取り巻く環境はウクライナ情勢や中国経済の後退懸念など不安材料が顕在化しているだけに、米国のインフレ抑制を前提とした金利先高観測がFRBのシナリオ通りに行われるかは懐疑的になっている。本邦でも日銀がインフレターゲット2%にこだわっているが、インフレ上昇は避けられない情勢にあり、遅かれ早かれ、日銀が利上げに踏み切る可能性も捨てきれない。日銀としても、利上げ自体は国債利払いが拡大し、自ら含み損を招くことになるが、超低金利政策が経済の活性化に繋がっているとは言い難く、むしろ、政策金利の方向転換も必要との見解も少なくない。

一方、ドル円は130円を中心に波乱含みの展開であるが、今週は4日の米FOMC、そして、6日の米4月雇用統計に注視せざるを得ない。FRBによる0.5%の利上げは織り込み済みであるが、それ以降の金利動向は視界不良と言わざるを得ず、引き続きレンジ幅を通常よりも拡大し、ドル円129.00~131.50を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが一考であろう。

他方、ユーロドルはウクライナ情勢を背景に戻り売りが優先される中、一部ではパリティ(1.000)割れ前後まで値を落とすとの憶測もあるが、統計的にも、ドル円と同様に、1.05前後は下限レベルであり、過度なユーロ安期待は自重局面と見なした方が賢明であろう。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0450~1.0650を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、129円前後から押し目買いと共に、131円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.04台半ば前後から押し目買いと共に、1.06台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを更に強めている。輸出企業はドル円130円前後から随時ナンピン売りを実施しているが、流石に円売りの流れに圧されて、現状では131円台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は買い急がずに、129円前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、戻り売りを優先しているが、現状ではレンジ幅を拡大し、ユーロドル1.04前後から押し目買いと共に、1.06前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている。

●クロス円は、ドル円129円前後ではロング、131円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は135円台半ば前後から押し目買いと共に、138円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は91円割れから押し目買いと共に、93円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円128.50132.00
ユーロ円135.30138.50
ユーロドル1.04001.0670
豪ドル円90.3093.70

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&SP)
ユーロドルロング50,000☆1.0560(SL1.0450売り)
2022年4月収支結果 マイナス¥339,500
通貨プラスマイナス前日
ドル円-¥65,000-¥25,000
ユーロ円+¥75,000-¥25,000
ユーロドル-¥239,500(-$1,750)
豪ドル円-¥110,000-¥25,000
前日の売買 東京市場(4/28)
ドル円売り50,000★▼129.20(SL129.70買い)-¥25,000
ユーロ円売り50,000★▼136.30(SL136.80買い)-¥25,000
豪ドル円売り50,000★▼92.30(SL92.80買い)-¥25,000
前日の売買&予定 海外市場(4/28)
出来ず Nothing done
ドル円売り50,000131.50(SL132.00買い)
ドル円買い50,000129.30(SL128.80売り)
ユーロ円売り50,000138.00(SL138.80買い)
ユーロ円買い50,000136.00(SL134.30売り)
ユーロドル売り50,0001.0600
ユーロドル買い50,0001.0450(SL1.0400売り)
豪ドル円売り50,00093.50(SL94.00買い)
豪ドル円買い50,00091.50(SL90.80売り)
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000131.50(SL132.00買い)
ドル円買い50,000129.00(SL128.50売り)
ユーロ円売り50,000138.00(SL138.50買い)
ユーロ円買い50,000135.80(SL135.30売り)
ユーロドル売り50,0001.0630
ユーロドル買い50,0001.0450(SL1.0400売り)
豪ドル円売り50,00093.20(SL93.70買い)
豪ドル円買い50,00090.80(SL90.30売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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