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為替モーニング東京市場2023年8月2日

2023年08月02日
(コラム執筆時間:09時21分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円142.00~143.70
ユーロ円156.30~158.00
ユーロドル1.0930~1.1100
豪ドル円93.80~95.50
相場状況の振り返りと今後の展開予想

米債券利回りが再び4%台を回復しており、全般的にドル高の流れが続いている。ただ格付け会社フィッチは米国の格付けを「AAA」から「AA+」に引き下げたことが嫌気され、ドルの上昇を阻んでいる。そしてイエレン米財務長官はフィッチによる格下げに強く反対するとコメントし、「フィッチは古いデータに基づき、恣意的で時代遅れだ」と批判しているが、内容的には今後3年間に予想される財政悪化を指摘しており、先に話題になった債務上限問題が足かせになっているのだろう。それでもデフォルト問題に発展する可能性は低いだけに、過度なドル安局面は描きづらい状況にある。

一方、ドル円は米長期金利上昇や連日の日銀指値オペの通知もあり、ドル買い・円売り志向が顕在化している。このためドル円は一時143円台半ば近辺まで上昇したが、現在はフィッチの格下げを背景にしたドルロングの解消売りが優先されている。それでも米金利の優位性がある以上、一過性のドル売りに終わる可能性も高く、拙速的な下値トライは自重局面にある。引き続きレンジ幅ドル円142.00~143.70円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルは米ドル主導の展開に変わりはないが、ドルの調整売りも手伝って1.10前後でもみ合い相場が続いている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0930~1.1100を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、142円前後から押し目買いと共に、143円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.09台前半から押し目買いと共に、1.11前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円143台半ば前後から売りを随時実施しており、現状では同レベル以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は142円前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、調整色を強めているが、現状ではインフレ鈍化を含めて戻り売りを優先している。ユーロドル1.11前後からナンピン売りと共に、1.09前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円142円前後ではロング、143円台半ば以上ではショートをイメージし、ユーロ円は156円台半ば前後から押し目買いと共に、158円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は94円割れから押し目買いと共に、95円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円140.50144.30
ユーロ円155.50158.50
ユーロドル1.08601.1160
豪ドル円93.4096.10

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
ドル円ショート50,000☆143.50(SL143.70
豪ドル円ショート50,000☆94.80(SL95.40買い)
前日のSL実行ポジション(SL&TP)
ドル円ショート50,000☆▼141.80(SL143.40買い)-¥90,000
2023年8月収支経過 
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥90,000-¥90,000
ユーロ円
ユーロドル
豪ドル円
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り50,000☆143.50(SL144.00
ドル円買い50,000141.50
ユーロ円売り50,000157.50(SL158.10買い)
ユーロ円買い50,000155.50(SL154.90売り)
ユーロドル売り50,0001.1100(SL1.1160買い)
ユーロドル買い50,0001.0920(SL1.0860売り)
豪ドル円売り50,00095.50(SL96.10買い)
豪ドル円買い50,00094.00
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000143.70(SL144.30
ドル円買い50,000142.10
ユーロ円売り50,000158.00(SL158.50買い)
ユーロ円買い50,000156.30(SL155.50売り)
ユーロドル売り50,0001.1100(SL1.1160買い)
ユーロドル買い50,0001.0930(SL1.0870売り)
豪ドル円売り50,00095.40(SL96.00買い)
豪ドル円買い50,00094.00
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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