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為替モーニング東京市場2021年2月16日

2021年02月16日

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円104.80~105.80
ユーロ円127.30~128.50
ユーロドル1.2080~1.2180
豪ドル円81.50~82.70
相場状況の振り返りと今後の展開予想

新型コロナウイルスワクチンの接種が進行する中、世界的な株高傾向が続いている。その中、日経平均株価は30年半ぶりにバブル期の3万円台を一気に回復しており、超低金利政策が大きく貢献していると言わざるを得ない。ただ、流石に実体経済を反映したとは言い難い外部環境にあり、株高の持続性も問われ始めている。現時点では疑心暗鬼の段階であるが、今後はワクチン接種も株価の押し上げ材料になる可能性もあり、また、世界的な潮流にあるだけに、引き続き底堅い展開と見なした方が無難であろう。とは言え、為替相場自体は株価との相関性が希薄になっており、株高・円安の構図も描きづらい状況にある。引き続き相場が大きく動意づいてからの逆張り対応が賢明であろう。

一方、ドル円は日経ダウ3万円台を好感し、ドル円105円台を回復しているが、日本株以上に堅調な米国株式市場が米ドル買いを後押ししているとも解釈できる。今後も米国でのワクチン接種の進捗状況次第では、都市封鎖が段階的に解除されるとの期待感もあり、もう一段のドル高円安が見込まれている。引き続きレンジはドル円104.80~105.80円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルは新型コロナウイルスワクチンの接種が進行しているが、反面、集合体による足並みの乱れを指摘されており、未だに先行き不透明感を払拭出来ない情勢にある。引き続き戻り売りを優先すると共に、レンジ幅ユーロドル1.2080~1.2180を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、ドル円105円割れから押し目買いを勧めると共に、ドル円105円台後半からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルも同様に、1.20台後半から押し目買いと共に、1.21台後半からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、株高期待を背景に底堅い展開と判断している。輸出企業はドル円105円台から随時実施しており、現状では106円前後を視野に、同レベルからナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業はドル円104円台半ば前後を中心に、ドル円105円割れから押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、引き続き戻り売りを優先しているが、現状ではユーロドル1.21台後半からナンピン売りと共に、1.20台半ば前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円105円割れではロング、105円台後半ではショートをイメージし、ユーロ円は127円台前半から押し目買いと共に、128円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは81円台半ば前後から押し目買いと共に、82円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円104.30106.50
ユーロ円126.80129.00
ユーロドル1.20301.2245
豪ドル円80.8583.10

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
ユーロ円ショート50,000☆127.70(SL128.50買い)
ユーロドルショート50,000☆1.2100(SL
豪ドル円ショート50.000☆81.80(SL82.50買い)
前日のSL実行ポジション(SL&TP)
ユーロ円ショート50,000☆▼126.80(SL127.70買い)-¥45,000
豪ドル円ショート50.000☆▼80.80(SL81.80買い)-¥50,000
2021年2月収支経過(01~16日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円±¥0+¥20,000
ユーロ円-¥20,000-¥45,000
ユーロドル+¥19,100($150)
豪ドル円-¥20,000-¥50,000
前日の売買&予定 東京市場
ドル円売り50,000☆△105.30(104.90ロングカバー)+¥20,000
ドル円買い50,000104.50(SL104.00売り)
ユーロ円売り50,000☆127.70(SL128.20買い)
ユーロ円買い50,000126.60
ユーロドル売り50,0001.2170(SL
ユーロドル買い50,0001.2070
豪ドル円売り50.000☆81.80(SL82.30買い)
豪ドル円買い50,00080.80
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000105.80(SL106.30買い)
ドル円買い50,000104.80(SL104.30売り)
ユーロ円売り50,000128.50(SL129.00買い)
ユーロ円買い50,000127.30
ユーロドル売り50,0001.2180(SL
ユーロドル買い50,0001.2080
豪ドル円売り50.00082.50(SL83.00買い)
豪ドル円買い50,00081.50
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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