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為替イブニング海外市場2022年1月13日

2022年01月13日
(コラム執筆時間:19時04分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円114.00~115.00
ユーロ円130.80~131.80
ユーロドル1.1400~1.1500
豪ドル円83.20~84.20
相場状況の振り返りと今後の展開予想

相場自体は調整色を強めているが、市場には米金利動向、世界的なコロナウィルス感染拡大、インフレ懸念、そして、中国経済の後退リスクなど多岐に渡る売買材料が混在している。また、米ドルロングや円ショートの積み上がり警戒なども重なり、安易にポジション取りづらい状況に陥っている。必然的に投資家心理も冷え込んでいるが、ファンダメンタルズ分析やチャート分析も機能不全の段階にあり、相対的にリスク回避志向を踏まえた狭いレンジ幅での攻防を強いられている。当面、安全を期す意味では、ストップロスの配置、そして、ポジションを拡大することなく、50bpts程度の小刻みな売買で対応することが得策であろう。

一方、ドル円は心理的節目ドル円115円台では利益確定売りや実需売りが控えており、改めて、同レベル前後からの上値の重さが意識されている。ただ、日米金利差拡大は歴然としており、下値とライも慎重にならざるを得ない。引き続きレンジ幅ドル円114.00~115.00円を重視し、同レベル前後からナンピン売買で待機することが一考であろう。

他方、ユーロルはポンド高に助長され、1.14台半ば近辺で底堅い展開であるが、更なる買い材料が限られており、過度なユーロドル高は期待薄になっている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1400~1.15000を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、今朝と同様に、ドル円114円前後から押し目買いと共に、ドル円115円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは、1.14前後から押し目買いと共に、1.15前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、株価動向にも反応せず、更に様子見スタンスを強めているが、輸出企業は今朝と同様に、ドル円115円前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業はドル円114円前後から押し目買い継続をしている模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、調整色を強めているが、ドル円と同様に、節目のユーロドル1.1500前後が意識されているが、同レベルでは利益確定売りが散見されるなど、上値の重さも意識されている。現状では今朝と同様に、ユーロドル1.15前後からナンピン売りと共に、1.14前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、繰り返しなるが、ドル円114円前後ではロング、ドル円115円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は130円台半ば前後から押し目買いと共に、131円台後半からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは83円前後から押し目買いと共に、84円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円113.50115.55
ユーロ円130.25132.45
ユーロドル1.13501.1570
豪ドル円82.5584.70

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
ユーロドルショート50,000☆1.1420(SL1.1500買い)
豪ドル円ショート50,000☆83.50(SL84.20買い)
前日のSL実行ポジション(SL&TP)
ユーロ$ショート50,000★▼1.1350(SL1.1410買い)-$300
2022年1月収支経過(04~13日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥40,000-¥20,000
ユーロ円-¥5,000
ユーロドル+¥6,500(+$50)-$300
豪ドル円-¥30,000
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
前日の売買 海外市場 
ドル円買い50,000★▼114.80(SL114.40売り)-¥20,000
ユーロドル売り50,000☆1.1420(SL1.1470買い)
豪ドル円売り50,000☆83.50(SL84.00買い)
本日の売買&予定 東京市場
出来ず Nothing done
ドル円売り50,000115.00(SL115.50買い)
ドル円買い50,000114.00(SL113.50売り)
ユーロ円売り50,000131.50(SL132.00買い)
ユーロ円買い50,000130.60(SL130.50売り)
ユーロドル売り50,0001.1480(SL1.1530買い)
ユーロドル買い50,0001.1380
豪ドル円売り50,00084.00(SL84.50買い)
豪ドル円買い50,00083.00
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000115.00(SL115.50買い)
ドル円買い50,000114.00(SL113.50売り)
ユーロ円売り50,000131.80(SL132.00買い)
ユーロ円買い50,000130.80(SL130.50売り)
ユーロドル売り50,0001.1500(SL1.1530買い)
ユーロドル買い50,0001.1400
豪ドル円売り50,00084.20(SL84.70買い)
豪ドル円買い50,00083.20
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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