鈴木予想レンジ
通貨ペア | 予想レンジ |
---|---|
ドル円 | 115.00~116.20 |
ユーロ円 | 131.00~132.20 |
ユーロドル | 1.13020~1.1420 |
豪ドル円 | 82.50~83.50 |
相場状況の振り返りと今後の展開予想
市場の関心はウクライナ情勢と米利上げ見通しの2点に絞られているが、ロシアがウクライナ侵攻を諦めたわけでもなく、今後の米国やNATOの出方次第では情勢が一変する可能性も残されている。また、米金利動向はインフレに敏感である1月米生産者物価指数や1月米消費者物価指数の改善などを背景に、3月のFOMCでは0.5%の利上げが有力視されている。ただ、今後のウクライナ情勢次第では、小幅な利上げ0.25%に留まる公算もある。そんな中、日経平均株価は米国株の上昇もあるが、ロシア国境の一部部隊が基地に戻る動きが報じられたことを起因に、前日比595円高と反発に転じている。それでも、ここ最近の下げ幅によるリバウンド局面でもあり、過剰期待は自重局面に差し掛かっていると見なした方が無難であろう。
一方、ドル円は米債券利回りの上昇と日銀オペの実施を背景に、日米金利差拡大を背景とした円キャリートレードが再燃する可能性もあり、ドル円115円前後では底堅い展開が予想される。ただ、高値警戒感を踏まえた利益確定売りや実需売りがドル円116円前後で待ち構えているだけに、116円台以上からの高値掴みには要注意だろう。引き続き直近のレンジ幅ドル円115.00~116.20円を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが一考であろう。
他方、ユーロドルはウクライナの緊迫化がやや後退したことを好感し、一時ユーロドルは1.14前後に迫っているが、さらなる買い材料が見当たらず、引き続きレンジ幅ユーロドル1.1300~1.1420を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。
●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、115円前後から押し目買いと共に、116円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルも同様に1.13前後から押し目買いと共に、1.14台以上からナンピン売りで待機することを勧める。
●邦銀勢によれば、株価動向を注視しながら、様子見スタンスを強めているが、輸出企業は今朝と同様に、ドル円116円前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は115円前後から押し目買いで対応している模様。
●海外勢によれば、方向感に乏しいなか、引き続き戻り売りを優先しているが、現状では今朝と同様に、ユーロドル1.14台以上からナンピン売りと共に、1.13前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。
●クロス円は、ドル円115円前後ではロング、116円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は131円割れから押し目買いと共に、132円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は82円台半ば前後から押し目買いと共に、83円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。
市場ストップロス・オーダー状況
通貨 | 売り | 買い |
ドル円 | 114.60 | 116.70 |
ユーロ円 | 130.40 | 132.55 |
ユーロドル | 1.1270 | 1.1480 |
豪ドル円 | 81.85 | 84.00 |
※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。
トレード実績
筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。
現在のポジション(SL&SP)
ドル円ショート | 50,000 | ☆115.70(SL116.10買い) |
ユーロ円ショート | 50,000 | ☆131.50(SL132.10買い) |
豪ドル円ショート | 50,000 | ☆83.00(SL83.50買い) |
本日のSL実行ポジション(SL&SP)
豪ドル円ショート | 50,000 | ☆▼82.20(SL83.00買い)-¥40,000 |
2022年2月収支経過(01~16日)
通貨 | プラスマイナス | 前日比 |
ドル円 | +¥35,000 | |
ユーロ円 | +¥30,000 | |
ユーロドル | -¥45,800(-ドル350) | |
豪ドル円 | -¥90,000 | -¥40,000 |
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done |
前日の売買&予定 海外市場
ユーロ円売り | 50,000 | ☆131.50(SL131.70買い) |
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り | 50,000 | 116.00(SL116.40買い) |
ドル円買い | 50,000 | 115.30 |
ユーロ円売り | 50,000 | 131.80(SL132.30買い) |
ユーロ円買い | 50,000 | 131.00 |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.1400(SL1.1450買い) |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.1300(SL1.1250売り) |
豪ドル円売り | 50,000 | ☆83.00(SL83.50買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 82.00 |
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り | 50,000 | 116.10(SL116.50買い) |
ドル円買い | 50,000 | 115.20 |
ユーロ円売り | 50,000 | 132.10(SL132.60買い) |
ユーロ円買い | 50,000 | 131.00 |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.1420(SL1.1470買い) |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.1300(SL1.1250売り) |
豪ドル円売り | 50,000 | 83.50(SL83.50買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 82.50 |
記号・略称解説
ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)
本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。