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為替モーニング東京市場2016年11月15日

2016年11月15日

※最新情報(為替イブニング海外市場2016年11月15日)は、お客様限定で『会員専用サイト』に公開中!

鈴木予想レンジ

ドル円     107.00~108.80
ユーロ円    115.00~116.80
ユーロドル   1.0650~1.0850
豪ドル円    80.50~82.50

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

相場状況の振り返りと今後の展開予想

市場はトランプ氏の大統領選勝利に戸惑いを見せながらも、大型減税やインフラ整備など大規模な財政出動への期待が期待を高めており、想定以上なストップロスを巻き込みドル買いが加速している。
米国債利回りは軒並み上昇過程にあり、インフレ期待も含めて、もはや12月の米利上げは確実視されつつある。
そして、来年以降も数回の利上げを暗示させる段階とも解釈できるだけに、ドルの買戻しが急を告げているとも言える。
ただ、米利上げ観測に関しては、FRBの独立性を考慮すれば、やや先走った感が強く、今後もイエレンFRB議長をはじめとし、FOMCメンバーの動向に注視せざるを得ないだろう。
いずれにしても、米10年債利回りが2.3%台まで上昇中であり、今後2.5%前後で推移すれば、FRBとしては利上げに踏み切ざるを得ない外部環境にあるだろう。
ただ、米債券の下落要因が、単なる米インフレ期待なのか、それとも、不安視されているトランプ新大統領誕生の余波を受けたリスク選考による債券離れなのかは判断をしかねる状況にある。
当面、米債券相場の動向が為替相場並びに株式相場の明暗を握っているのかもしれない。

一方、ドル円は日米金利差拡大を背景に、108円台半ば前後まで堅調に推移しており、110円台も意識せざるを得ない状況にある。
反面、市場には過熱感を踏まえたポジション調整売りや実需売りが満遍なく控えており、更に上値を追うもどかしさもある。
ただ、過度なドル高はトランプ氏の保護政策に相反するだけに、現状レベルでは一旦清算局面と捉えたほうが無難であろう。

他方、ユーロドルは1.07台と年初来安値圏で推移している。
トランプ氏勝利から一週間経過する中、ECBは引き続き資産購入プログラムの期限延長など緩和継続姿勢を崩しておらず、米欧金利差拡大を背景に戻り売り圧力が増しており、上値は限定的と言わざるを得ないだろう。
ただ、ドルの調整売りが始まれば、ある程度の反発も予想されるだけに、当面、レンジ幅を1.0650~1.0850まで拡大し、少なめの売買で対応することが一考であろう。

●戦略的には、ドル円は引き続き株価動向や日米金利差拡大を背景に底堅い展開と判断し、ドル円107円台半ば割れから押し目買いと共に、108円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。
一方、ユーロドルは前述のレンジ幅を重視し、1.06台半ば前後から押し目買いと共に、1.08台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円108円台半ば前後からナンピ売りを随時実施しており、現状では109円前後を視野に、108円台半ば前後からナンピン売りを継続している模様。
一方、輸入企業は高値掴みに注視し、現状では、ドル円107円台半ば割れから押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、引き続き戻り売りを優先している。
現状では、ユーロドル1.08台以上からナンピン売りと共に、1.07割れから少なめの押し目買いで対応している模様。

●クロス円は、ドル円107円台半ば割れではロング、108円台半ば以上ではショートをイメージし、ユーロ円115円前後から押し目買いと共に、116円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。
一方、豪ドル円は81円前後から押し目買いと共に、82円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況

通貨       売り     買い
ドル円      106.55   109.10
ユーロ円     114.80   117.30
ユーロドル    1.0640   1.0910
豪ドル円     80.45    82.85

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

月次収支

2016年11月収支経過(01~15日)
通貨別   プラスマイナス       前日比
ドル円    -¥175,000      -¥100,000
ユーロ円   -¥40,000       
ユーロドル  -¥232,000(-$2,000)-$850
豪ドル円   +¥15,000

現在のポジションと決済指値

ドル円ショート  50,000 ☆108.40(SL108.80買い)
ユーロドルロング 50,000 ☆1.0800(SL1.0700売り)
豪ドル円ショート 50,000 ☆81.30(SL82.30買い)

前日のストップロス(損失確定)実行ポジション

ドル円ショート  50,000★▼106.40(SL107.30買い)-¥45,000
ドル円ショート  50,000☆▼107.30(SL108.40買い)―¥55,000
ユーロドルロング 50,000★▼1.0970(SL1.0800売り)-$850


前日の売買 東京市場

ドル円売り   50,000 ☆107.30(SL108.00買い)
ユーロドル買い 50,000 ☆1.0800(SL1.0750売り)
豪ドル円売り  50,000 ☆81.30(SL82.00買い)

前日の売買 海外市場

ドル円売り   50,000 ☆108.40(SL109.10買い)
ドル円買い   50,000  106.50
ユーロ円売り  50,000  116.80(SL117.50買い)
ユーロ円買い  50,000  115.00(SL114.30売り)
ユーロドル売り 50,000  1.0880
ユーロドル買い 50,000  1.0700(SL1.0650売り)
豪ドル円売り  50,000  82.10(SL82.80買い)
豪ドル円買い  50,000  80.50

本日の売買予定 東京市場

ドル円売り   50,000  108.80(SL109.40買い)
ドル円買い   50,000  107.20
ユーロ円売り  50,000  116.80(SL117.50買い)
ユーロ円買い  50,000  115.20(SL114.50売り)
ユーロドル売り 50,000  1.0850
ユーロドル買い 50,000  1.0700(SL1.0650売り)
豪ドル円売り  50,000  82.30(SL82.80買い)
豪ドル円買い  50,000  80.80

本日の売買予定 海外市場
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。

コラム一覧

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市場養生訓 小口幸伸
為替大観 小池正一郎
為替の話・トレンドを掴め! 木村佳子
武市のなぜなにFX 武市佳史

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