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為替イブニング海外市場2022年3月15日

2022年03月15日
(コラム執筆時間:19時27分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円117.50~118.70
ユーロ円129.30~130.50
ユーロドル1.0930~1.1050
豪ドル円84.30~85.50
相場状況の振り返りと今後の展開予想

ロシアとウクライナの停戦交渉の進捗状況が判明していないだけに、市場全般には先行き不透明感を踏まえながら調整色を強めている。ただし相対的には、停戦協議の進展期待やドルロングの積み上がりを考慮し、一旦ドルを手仕舞う動きが優勢になっている。そんな中、市場は明日のFOMCの動向にも注視せざるを得ないが、依然として、利上げ幅は0.25%が有力視されてはいるが、一部では0.5%の利上げの可能性も捨て切れないとの見方も浮上している。ただ、FRBの利上げ実施がすでに織り込み済であるだけに、その影響は限定的との見方も少なくない。いずれにしてもプーチン大統領の最終的な思惑が読み切れないだけに、視界不良の段階にある。有事のドル買い及び米金利の優位性を背景に、ドル買い戻しに比重を置いた方がリスクの軽減に繋がるであろう。

一方、ドル円は約5年ぶりの高値圏を警戒し、118円台半ば前後では実需や利益確定売りに圧されており、一旦118円割れまで押し戻されている。相対的にはドル買い優勢であるが、引き続きレンジ幅ドル円117.50~118.70円を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルは、特筆すべき買い材料はない中、米ドルの調整売りに助長されて1.100台を回復している。ただ、さらなる買い材料が乏しいだけに、高値掴みには要注意と判断し、引き続きレンジ幅ユーロドル1.0930~1.1050を重視し、同レベル前後からナンピン売買で待機することが賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、117円台半ば前後から押し目買いを勧めると共に、118円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.09台前半から押し目買いと共に、1.10台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円118円台半ば前後では随時実施しており、現状では118円台後半からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は117円台半ば前後から押し目買いを継続している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、調整色を強めている。現状では今朝と同様に、ユーロドル1.09台半ば割れから押し目買いと共に、1.10台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円117円台半ば前後ではロング、118円台半ば以上ではショートをイメージし、ユーロ円は129円前後から押し目買いと共に、130円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は84円台半ば割れから押し目買いと共に、85円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円116.85119.10
ユーロ円128.70130.85
ユーロドル1.08851.1100
豪ドル円83.8085.85

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&SP)
ドル円ショート50,000☆117.30(SL118.70買い)
ユーロ円ショート50,000☆130.00(SL130.50買い)
ユーロドルショート50,000☆1.1000(SL1.1050買い)
2022年3月収支経過(01~15日)
通貨プラスマイナス前日
ドル円+¥10,000
ユーロ円-¥190,000-¥25,000
ユーロドル-¥12,900(-$100)+$250
豪ドル円+¥85,000
前日の売買 東京市場
ユーロ円売り50,000★▼129.00(SL129.50買い)-¥25,000
ユーロドル売り50,000★△1.0980(1.0930ロングカバー)+$250
前日の売買 海外市場
出来ず Nothing done
本日の売買&予定 東京市場
ドル円売り50,000118.70(SL119.10買い)
ドル円買い50,000117.50
ユーロ円売り50,000☆130.00(SL130.50買い)
ユーロ円買い50,000128.70(SL128.20売り)
ユーロドル売り50,000☆1.1000(SL1.1050買い)
ユーロドル買い50,0001.0880(SL1.0830売り)
豪ドル円売り50,00085.80(SL86.30買い)
豪ドル円買い50,00084.50(SL84.00売り)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000118.70(SL119.10買い)
ドル円買い50,000117.50
ユーロ円売り50,000130.50(SL130.50買い)
ユーロ円買い50,000129.30
ユーロドル売り50,0001.1050(SL1.1100買い)
ユーロドル買い50,0001.0950
豪ドル円売り50,00085.50(SL86.00買い)
豪ドル円買い50,00084.30(SL83.80売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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