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為替モーニング東京市場2022年6月13日

2022年06月13日
(コラム執筆時間:08時01分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円133.50~135.00
ユーロ円140.50~142.00
ユーロドル1.0450~1.0600
豪ドル円93.80~95.30
相場状況の振り返りと今後の展開予想

市場のテーマはウクライナ情勢の長期化と共に、インフレ懸念に移行しているが、先週末に発表された米消費者物価指数(CPI)が予想を超える伸びとなり、今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)の動向に注目が集まっている。利上げ幅としては0.5%が確実視されているが、一部ではインフレ抑制のためにも金利正常化を急ぐ必要があり、7月のFOMCでは0.75%の利上げを見込む動きもある。そして、米債券利回りが軒並み上昇する中、政策金利の影響を最も受けやすい2年債利回りは節目の3%を超えており、ドルを買い戻す雰囲気が一層強まっている。反面、米国株式市場では過熱感がある関係上、ある程度のリバウンド相場は想定できるが、金利先高観測を背景にNYダウは前日比880ドル安と大幅に下落しており、FRBとしては、更なる追加利上げには慎重にならざるを得ないとの見解も浮上している。当面、FOMCの動向に一喜一憂せざるを得ないが、内容を見極めるまでは拙速的な売買は控えると共に、引き続き相場が大きく動意づいてからの始動が得策であろう。

一方、ドル円は、黒田日銀総裁の金融緩和継続、原油価格の高騰、そして、米金利の上昇等が重なり、約20年4か月ぶりの円安圏に突入しており、節目の135円台も現実味を帯びている。ただ、財務省・金融庁・日銀による3者合同の円安けん制声明に対する警戒感も無視できず、一旦、135円前後では清算局面入りと見なした方がリスクの軽減に繋がるであろう。引き続きレンジ幅をドル円133.50~135.00円まで拡大し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルは米ドル主導の展開は否めないが、欧州におけるスタグフレーション懸念が鮮明になり出しており、また、日欧の金利差拡大を背景に戻り売りが優勢になっている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0450~1.0600を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、133円台半ば前後から押し目買いと共に、135円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.04台半ば前後から押し目買いと共に、1.06前後からナンピン売りで対応することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は先週末と同様に、ドル円135円台を視野に、同レベル前後からナンピン売りを継続している模様。一方、輸入企業は133円台半ば前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、ストップロスを巻き込んだ戻り売りが優先されている。現状ではユーロドル1.06前後からナンピン売りと共に、1.04台半ば前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円133円台半ば前後ではロング、135円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は140円台半ば前後から押し目買いと共に、142円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は94円割れから押し目買いと共に、95円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円133.00135.50
ユーロ円140.00142.60
ユーロドル1.04001.0650
豪ドル円93.4095.80

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

2022年6月収支経過(01~13日) 
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥215,000
ユーロ円-¥155,000+¥30,000
ユーロドル-¥21,200(-$150)-$500
豪ドル円-¥55,000+¥85,000
前日の売買 東京市場
ドル円買い50,000☆133.50(SL133.00売り)
ユーロ円買い50,000★△142.60(144.00ショートカバー)+¥70,000
ユーロ円買い50,000☆141.80(SL141.30売り)
豪ドル円買い50,000★△95.10(96.80ショートカバー)+¥85,000
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り50,000134.50
ドル円買い50,000133.00(SL132.50売り)
ユーロ円売り50,000142.50
ユーロ円買い50,000☆141.00(SL140.50売り)
ユーロドル売り50,0001.0700
ユーロドル買い50,000☆1.0530(SL1.0480売り)
豪ドル円売り50,00096.00(SL96.50買い)
豪ドル円買い50,000☆94.50(SL94.00売り)
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000134.90
ドル円買い50,000133.50(SL133.00売り)
ユーロ円売り50,000142.00
ユーロ円買い50,000140.50(SL140.00売り)
ユーロドル売り50,0001.0600
ユーロドル買い50,0001.0450(SL1.0400売り)
豪ドル円売り50,00095.00
豪ドル円買い50,00093.80(SL93.30売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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