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為替モーニング東京市場2023年7月7日

2023年07月07日
(コラム執筆時間:09時18分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円143.30~144.80
ユーロ円155.80~157.30
ユーロドル1.0830~1.0980
豪ドル円94.50~96.00
相場状況の振り返りと今後の展開予想

米雇用統計の前哨戦でもあるADP雇用統計が予想を大幅に上回る49.7万人増となり、米国債利回りは2年債が一時5%台、10年債は4%台まで上昇している。またISM非製造業景気指数が予想を上回ったことも重なるなど、相対的にFRBのタカ派姿勢を裏付ける内容といえる。ただ米雇用統計とADPは計算手法の違いもあり、今晩の米雇用統計を確認したいとの思惑も先行しやすい。このため米金利の大幅上昇にもかかわらず、市場ではドルを買い戻す動きは限定されている。そんな中、現時点ではFRBの利上げはあと1回が有力視されているが、今晩の米雇用時計の結果次第では年内2回を織り込む可能性もあり、過度なドル安局面は描きづらい状況にある。また米長期金利が上昇する中、米国株式市場ではNYダウが一時500ドルを超す下げ幅を記録し、前日比366ドル安で引けている。FRBとしてもハードランディングは避けたい意向ではあるが、想定以上のインフレ上昇により金融引き締め策のみでは制御不能との見解も少なくない。反面、金融政策しか手段がないのが実状でもあり、単なる米金利の優位性のみでは安易に読み切れない相場環境にある。引き続き直近のレンジ幅を拡大し、じっくり待機策で臨むのが得策といわざるを得ない。

一方、注目の米雇用統計について、非農業部門雇用者数(NFP)の増加幅は縮小が見込まれている。このためドル円はADPの結果も意識しなければならず、相場自体が手探り状態にある。それでも米金利上昇にもかかわらず、ポジションの手仕舞いが優先されているように、市場では政府日銀による介入姿勢や、中国経済の減速懸念もあり、リスク回避の円買い志向が改めて意識されている。引き続きレンジ幅ドル円143.30~144.80円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルは米ドル主導の展開ではあるが、ドイツの製造業受注が予想以上の大幅増加を示したこともあり、1.09ドルちょうど付近まで上昇している。それでも好悪材料が相変わらず混在しており、同レベル前後では再び膠着度を強めている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0830~1.0980を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、143円台半ば割れから押し目買いと共に、144円台後半からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.08台前半から押し目買いと共に、1.09台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円145円前後を視野に、144円台半ば以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は144円割れから買いを随時実施しており、現状では143円台半ば割れから押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、1.09前後で調整色を強めている。それでも現状では、米金利の優位性を背景に戻り売りが優先されている。引き続きユーロドル1.09台半ば以上からナンピン売りと共に、1.08台半ば割れから押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円143円台半ば割れではロング、144円台半ば以上ではショートをイメージし、ユーロ円は156円割れから押し目買いと共に、157円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は94円台半ば前後から押し目買いと共に、96円前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円142.80145.30
ユーロ円155.50158.00
ユーロドル1.07701.1020
豪ドル円94.0096.50

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
ドル円ロング50,000☆143.80(SL143.30売り)
豪ドル円ロング50,000☆95.30(SL94.80売り)
2023年7月収支経過(03~07日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円
ユーロ円+¥50,000+¥50,000
ユーロドル
豪ドル円
前日の売買 東京市場
ドル円買い50,000☆143.80(SL143.30売り)
ユーロ円買い50,000☆156.00(SL155.50売り)
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り50,000144.80
ドル円買い50,000143.30(SL142.80売り)
ユーロ円売り50,000☆△157.00(156.00ロングカバー)+¥50,000
ユーロ円買い50,000155.50(SL155.00売り)
ユーロドル売り50,0001.0950(SL1.1000買い)
ユーロドル買い50,0001.0800(SL1.0750売り)
豪ドル円売り50,00096.80(SL97.30買い)
豪ドル円買い50,000☆95.30(SL94.80売り)
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000144.60
ドル円買い50,000143.30(SL142.80売り)
ユーロ円売り50,000157.50(SL158.00買い)
ユーロ円買い50,000156.00(SL155.50売り)
ユーロドル売り50,0001.0970(SL1.1020買い)
ユーロドル買い50,0001.0820(SL1.0770売り)
豪ドル円売り50,00095.80
豪ドル円買い50,00094.50(SL94.00売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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