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為替イブニング海外市場2022年4月7日

2022年04月07日
(コラム執筆時間:19時28分)

鈴木予想レンジ 

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円123.00~124.50
ユーロ円134.00~135.50
ユーロドル1.0830~1.0980
豪ドル円91.80~93.30
相場状況の振り返りと今後の展開予想

先のFOMC議事録要旨は事前予想通りにタカ派姿勢を強調する内容であった。金利先高観測が嫌気される中、日経平均はNYダウの流れを引き継ぐ格好で前日比461円安と再び2万7000円割れの展開を余儀なくされるなど、相対的にはインフレ抑制を目指している利上げ観測の影響が改めて意識されている。一方、ウクライナ情勢は日々深刻化の様相を呈しているが、為替相場ではリスク回避のドル買いが一巡しており、相場自体の反応も限定的になっている。ただ、FRBが金利正常化を促している以上、ドルロングを手仕舞うには時期尚早とも言えるだけに、当面、ドルの下落局面を見てからの買い戻しに転じることが無難であろう。補足的になるが、ロシアルーブルは西側諸国の経済制裁にもかかわらず、ロシアのウクライナ侵攻前の水準まで買い戻されるなど、不可解な現象が起こり始めている。水面下で何らかの偽装工作があるのかもしれないが、主要通貨以外の取引には極力少なめの売買で対応することが賢明であろう。

一方、ドル円は一時の円全面安の状況は解消されたが、123円台後半でもみ合い相場が続いている。基本的には有事のドル買いや米金利先高観測を踏まえた円キャリートレードの要素を多分に含んでおり、拙速的に下値を模索する難しさがある。反面、大きな節目である125円を目指すほどの勢いはなく、引き続きレンジ幅ドル円123.00~124.50円まで拡大し、同レベル前後からナンピン売買で待機することが一考であろう。

他方、ユーロドルはウクライナ情勢の進捗状況を睨みながら、1.09前後で試行錯誤が続いている。依然として、米ドル主導で動意待ちの段階にあり、引き続き直近のレンジ幅ユーロドル1.0830~1.0980を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、123円前後から押し目買いを勧めると共に、124円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルも同様に、1.08台半ば割れから押し目買いと共に、1.09台後半からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は今朝と同様に、ドル円124円台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は、123円前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、引き続き戻り売りを優先しているが、現状では相場の動意待ちであり、今朝と同様に、ユーロドル1.10前後からナンピン売りと共に、1.08台半ば前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円123円前後ではロング、124円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は134円前後から押し目買いと共に、135円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は92円割れから押し目買いと共に、93円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円122.55124.80
ユーロ円133.70135.90
ユーロドル1.07801.1010
豪ドル円91.3093.70

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
ドル円ショート50,000☆123.50(SL124.50買い)
ユーロドルロング50,000☆1.0910(SL1.0830売り)
豪ドル円ロング50,000☆93.20(SL92.00売り)
2022年4月収支経過(01~07日)
通貨プラスマイナス前日
ドル円+¥25,000
ユーロ円+¥60,000+¥25,000
ユーロドル-¥40,500(-ドル300)
豪ドル円-¥10,000
前日の売買 東京市場
ユーロ円売り50,000☆135.30(SL135.80買い)
前日の売買 海外市場
ユーロ円買い50,000★△134.80(135.30ショートカバー)+¥25,000
豪ドル円買い50,000☆93.20(SL92.70売り)
本日の売買&予定 東京市場
出来ず Nothing done
ドル円売り50,000124.50(SL125.00買い)
ドル円買い50,000123.30
ユーロ円売り50,000135.50(SL136.00買い)
ユーロ円買い50,000134.30(SL133.80売り)
ユーロドル売り50,0001.0970
ユーロドル買い50,0001.0850(SL1.0800売り)
豪ドル円売り50,00093.50
豪ドル円買い50,00092.30(SL91.80売り)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000124.50(SL125.00買い)
ドル円買い50,000123.20
ユーロ円売り50,000135.40(SL135.90買い)
ユーロ円買い50,000134.20(SL133.70売り)
ユーロドル売り50,0001.0970
ユーロドル買い50,0001.0830(SL1.0780売り)
豪ドル円売り50,00093.30
豪ドル円買い50,00091.80(SL91.30売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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