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為替イブニング海外市場2022年6月28日

2022年06月28日
(コラム執筆時間:19時26分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円135.00~136.50
ユーロ円143.00~144.50
ユーロドル1.0500~1.0650
豪ドル円93.70~95.20
相場状況の振り返りと今後の展開予想

米10年債利回りが3.23%とやや上昇しているが、米景気後退観測を踏まえて、緩やかな利上げペースになる可能性もある。そんな中、東京株式市場では日経平均が前日比178円高と2万7000円台を回復しており、相対的に安堵感が広がっている。ただ、円安進行を踏まえた急ピッチの値上げラッシュに市場自体は翻弄されており、政府日銀としても、現状維持の政策方針で看過するわけにはいかないだろう。政策に関してはジレンマ状態にあり、引き続き米金利動向に振られ易い展開は否めない。いずれにしても、売買材料が多様化している以上、引き続きポジションの拡大を控えて、少なめの売買で対応することが一考であろう。

一方、ドル円は24年ぶりの円安水準にもかかわらず、米債券利回り上昇を背景に、再び上昇基調を強めている。ただ、此処1年間で25円以上円安が進行している関係上、投機筋並びに機関投資家の利益確定売りが強まる可能性があり、当面、適宜なポジション縮小が求められている。とは言え、潜在的な日米金利差拡大やリスク回避のドル買い需要は根強く、拙速的な下値トライは慎重にならざるを得ない。引き続き直近のレンジ幅ドル円135.00~136.50円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルはECBが7月理事会で0.25%、9月に0.50%利上げの可能性を示唆しているが、本日のECBフォーラムにおいて、急速に変化する世界の金融政策への挑戦がテーマになっており、ラガルドECB総裁の発言に注目せざるを得ない。欧州は米国以上にインフレ懸念を抱いているが、経済基盤の脆弱性を考慮すれば、米国の利上げに追従する可能性は低く、引き続き直近のレンジ幅ユーロドル1.0500~1.0650を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、135円前後から押し目買いを勧めると共に、136円台半ば前後からナンピン売りで対応することを勧める。一方、ユーロドルは1.05前後から押し目買いと共に、1.06台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円136円台を視野に、136円半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は135円前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、米利上げ観測の状況を睨みながら調整色を強めているが、現状では今朝と同様に、ユーロドル1.05前後から押し目買いと共に、1.06台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円135円前後ではロング、136円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は143円台前半から押し目買いと共に、144円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は93円台半ば前後から押し目買いと共に、95円前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円134.60137.00
ユーロ円142.80145.10
ユーロドル1.04601.0700
豪ドル円93.3095.60

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

2022年6月収支経過(01~28日) 
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥270,000+¥60,000
ユーロ円-¥220,000
ユーロドル+¥107,700(+ドル750)
豪ドル円+¥70,000+¥30,000
前日の売買 東京市場
豪ドル円買い50,000★△93.40(94.00ショートカバー)+¥30,000
前日の売買 海外市場
出来ず Nothing done
本日の売買&予定 東京市場
ドル円売り50,000☆△135.80(134.60ロングカバー)+¥60,000
ドル円買い50,000134.70(SL134.20売り)
ユーロ円売り50,000☆143.80(SL144.30買い)
ユーロ円買い50,000142.50(SL141.90売り)
ユーロドル売り50,0001.0640(SL1.0690買い)
ユーロドル買い50,0001.0520(SL1.0470売り)
豪ドル円売り50,000☆94.50(SL95.00買い)
豪ドル円買い50,00093.30(SL92.80売り
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000136.50(SL137.00)
ドル円買い50,000135.10(SL134.60売り)
ユーロ円売り50,000144.50(SL144.30買い)
ユーロ円買い50,000143.30
ユーロドル売り50,0001.0640(SL1.0700買い)
ユーロドル買い50,0001.0510(SL1.0460売り)
豪ドル円売り50,00095.10(SL95.70買い)
豪ドル円買い50,00093.80
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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