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為替イブニング海外市場2023年5月26日

2023年05月26日
(コラム執筆時間:19時18分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円138.80~140.30
ユーロ円149.30~150.80
ユーロドル1.0680~1.0830
豪ドル円90.30~91.80
相場状況の振り返りと今後の展開予想

為替市場では米債券動向に振られやすい展開は否めないが、米債券利回りの上昇要因がFRBによる利上げ観測だけではなく、デフォルト危機が迫っている米債務上限問題が絡んだリスク回避の米国債売り、中国の景気後退による米国保有債の売却、それとも単にヘッジファンドなどの投機筋の仕掛けなのか、判断に苦しむところである。基本的には年内の利下げ確率がトーンダウンしてはいるが、米国の中短期債利回りが高止まり状態にあるため、拙速的なドルロングの手仕舞いは敬遠されるだろう。ただ市場は全般的にかなり神経質になっており、当面はドル急落を想定した上でのポジショニングが得策であろう。そして穿った見方になるが、ウクライナがロシア軍への「反攻作戦」を開始したとの報道もあるが、市場の一部では長期戦から短期戦なる可能性も指摘されており、地政学的リスクの後退を踏まえた米ドル依存体質に変化の兆しも見受けられる。いずれにしても、相次ぐ利上げ方針が最終段階にあることは間違いないだけに、過度なドル買いに警戒感を深めても何ら不思議ではないのかもしれない。

一方、ドル円は140円台ではやや買われすぎの印象もあるが、実需売りと利益確定売りも散見されており、改めて上値の重さが意識されている。現時点ではストップロスも一巡しており、139円台での攻防が予想される。引き続きレンジ幅ドル円138.80~140.30円を重視し、同レベル前後から少なめナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルはほぼ蚊帳の外状態にあり、狭いレンジ幅での攻防を強いられている。米欧の政策方針が似たり寄ったりであり、相場が動意づいてからの始動にならざるを得ない。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0680~1.0830を駆使し、同レベル前後からナンピン売買が無難であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、139円割れから押し目買いと共に、140円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルも同様に1.07割れから押し目買いと共に、1.08台半ば前後からナンピン売りで待機すること勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円140円台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は139円台半ば前後から押し目買いを実施しており、現状では139円割れを視野に、同レベル前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、米ドル主導の展開にあり、現状では今朝と同様に、相場の動意待ちの状態にある。引き続き直近のレンジ幅を重視し、ユーロドル1.07割れから押し目買いと共に、1.08台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円139円前後ではロング、140円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は149円前後から押し目買いと共に、150円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は90円台半ば割れから押し目買いと共に、91円台半ば以上からナンピン売り待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円138.20141.00
ユーロ円148.70151.30
ユーロドル1.06301.0900
豪ドル円89.7092.30

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
ユーロ円ショート50,000☆150.30(SL150.80買い)
ユーロドルロング50,000☆1.0860(SL1.0680売り)
前日のSL実行ポジション(SL&TP)
ドル円ショート50,000★▼139.30(SL140.20買い)-¥45,000
ユーロ円ショート100,000★▼149.30(SL150.30買い)-¥100,000
2023年5月収支経過(01~26日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥125,000-¥10,000
ユーロ円-¥15,000-¥100,000
ユーロドル
豪ドル円-¥75,000
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
前日の売買 海外市場
ドル円売り50,000☆140.20(SL140.70買い)
ユーロ円売り50,000☆150.30(SL150.80買い)
本日の売買&予定 東京市場
ドル円売り50,000140.80(SL141.30買い)
ドル円買い50,000☆△139.50(140.20ショートカバー)+¥35,000
ユーロ円売り50,000150.80(SL151.30買い)
ユーロ円買い100,000149.50
ユーロドル売り50,0001.0850
ユーロドル買い50,0001.0680(SL1.0630売り)
豪ドル円売り50,00091.70(SL92.20買い)
豪ドル円買い50,00090.30(SL89.70売り)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000140.30(SL141.00買い)
ドル円買い50,000138.80(SL138.20売り)
ユーロ円売り50,000150.80(SL151.30買い)
ユーロ円買い100,000149.30
ユーロドル売り50,0001.0830
ユーロドル買い50,0001.0680(SL1.0630売り)
豪ドル円売り50,00091.80(SL92.30買い)
豪ドル円買い50,00090.30(SL89.70売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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