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為替イブニング海外市場2022年3月31日

2022年03月31日
(コラム執筆時間:19時14分)

鈴木予想レンジ 

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円121.30~122.80
ユーロ円134.80~136.30
ユーロドル1.1050~1.1200
豪ドル円90.30~91.80
相場状況の振り返りと今後の展開予想

明日の3月米雇用統計控えて、市場は様子見モードに突入している。先のウクライナとロシアの4回目の停戦協議で僅かに進展期待はあったものの、これまでの双方の軋轢を考慮すれば、プーチン大統領が妥協する余地はほぼなく、双方のギャップを解消する要素はないに等しいとの見方が支配的である。現時点では長期戦になることが確実視されているが、うがった見方をすれば、西側諸国から支援を受けているウクライナ勢よりも、苦戦を強いられているロシア側の時間稼ぎの感が強い。ただ経済制裁を甘んじて受けざるを得ないロシアにとって、国内の反発も考えれば、長期化は避けたいのが実状であろう。いずれにしても、リスク回避主導の展開は一服しているが、引き続き突発的な事態を想定し、相場が大きく動意づいてからの始動が賢明であろう。

一方、ドル円は円安けん制の動きもあるが、日銀としても、円高けん制は幾度となく経験しているものの、けん制の動きがあれば、むしろ逆効果になる可能性もあり、介入要素はないに等しいと見なした方が無難であろう。いずれにしても、米金利先高観測がある以上、拙速的な下値トライは慎重になっており、引き続きレンジ幅をドル円121.30~122.80円まで拡大し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルは不透明なウクライナ情勢を背景に、再び戻り売りに圧されているが、米債券利回りの低下も手伝い、拙速的な下値トライは自重局面にある。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1050~1.1200を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、121円台前半から押し目買いを勧めると共に、122円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.10台半ば前後から押し目買いと共に、1.12前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は今朝と同様に、ドル円122円台半ば以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は、121円台半ば割れから押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、調整色を強めており、動意薄の展開を強いられている。依然として、米ドル主導の展開は否めないが、引き続き直近のレンジ幅を重視し、ユーロドル1.12前後からナンピン売りと共に、1.10台半ば前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、繰り返しなるが、ドル円121円台半ば前後ではロング、123円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は135円割れから押し目買いと共に、136円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は90円台半ば前後から押し目買いと共に、92円前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円120.75123.20
ユーロ円134.50136.70
ユーロドル1.10101.1230
豪ドル円90.2092.40

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
豪ドル円ロング50,000☆90.80(SL90.50売り)
2022年3月収支経過(01~31日)本日のNY closingで清算予定
通貨プラスマイナス前日
ドル円-¥155,000-¥25,000
ユーロ円-¥240,000+¥50,000
ユーロドル+¥108,600(+ドル800)
豪ドル円-¥155,000+¥15,000
前日の売買 東京市場
ドル円買い50,000★▼122.50(SL122.00売り)-¥25,000
ユーロ円買い50,000☆135.50(SL134.90売り)
豪ドル円買い50,000☆91.70(SL91.10売り)
前日の売買 海外市場
出来ず Nothing done
本日の売買&予定 東京市場
ドル円売り50,000122.70(SL123.30買い)
ドル円買い50,000121.30(SL120.70売り)
ユーロ円売り50,000☆△136.50(135.50ロングカバー)+¥50,000
ユーロ円買い50,000135.30(SL134.70売り)
ユーロドル売り50,0001.1220(SL1.1280買い)
ユーロドル買い50,0001.1050(SL1.0980売り)
豪ドル円売り50,000☆△92.00(91.70ロングカバー)+¥15,000
豪ドル円買い50,000☆90.80(SL90.20売り)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000122.80(SL123.30買い)
ドル円買い50,000121.30(SL120.80売り)
ユーロ円売り50,000136.20
ユーロ円買い50,000134.80(SL134.30売り)
ユーロドル売り50,0001.1220(SL1.1280買い)
ユーロドル買い50,0001.1050(SL1.0980売り)
豪ドル円売り50,00091.70
豪ドル円買い50,00090.30(SL89.70売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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