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為替モーニング東京市場2021年5月31日

★休刊のお知らせ
本日の後場レポートは英米市場休場のため、休刊とさせていただきます。ご理解のほど、よろしくお願いします。

2021年05月31日

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円109.30~110.30
ユーロ円133.50~134.50
ユーロドル1.2150~1.2250
豪ドル円84.20~85.20
相場状況の振り返りと今後の展開予想

ドル円は一時110円台回復してはいるが、相対的には月末を控えて、オプションやストップロス狙いのドル買いが圧された感が強い。また、本邦では 菅首相が都市圏での緊急事態宣言を6月20日までの延長を正式に発表したことも円売りを誘発している。ただ、今後、本格的にワクチン接種が行き渡れば、一気に収束する可能性が残されており、過度な円安相場は描きづらい外部環境にある。基本的にはFRBの早期のデーパリング観測は後退しているが、米債券利回りの下げ渋っており、ドルを買い戻す動きが優勢になっているとも解釈できるが、今週は5月の米雇用統計が控える中、本日は英米市場が休場のため次なる材料探しの場になりかねないだけに、引き続き直近のレンジ幅を駆使して、ジックリ待機策に務めることが得策であろう。

一方、ドル円は110円台の達成感もあるが、同時に年初来から10円程度円安が進行しており、また、他の主要通貨に対しても、10%程度円安が進行している関係上、更なる円安は描きづらい相場環境にある。反面、FRBによるデーパリング観測と共に、米債券利回りの下げ止まりがあり、底堅い展開にある。引き続き直近のレンジ幅ドル円109.30~110.30円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルは欧州債利回りが軟調に推移していることも嫌気されて、戻り売りが優勢ではあり、改めてユーロドル1.22台の上値の重さが意識されている。 依然として、米ドル及びポンド主導の展開であり、引き続きレンジ幅ユーロドル1.2150~1.2250を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、ドル円109円台半ば割れから押し目買い共に、110円台前半からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.21台半ば割れから押し目買いと共に、1.22台以上からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円110円台以上から随時ナンピン売りを実施しており、現状ではドル円110円前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業はドル円109円台半ば前後から押し目買いで対応している模様

●海外勢によれば、調整色を強める中、現状では、ユーロドル1.22台半ば前後からナンピン売りと共に、1.21台半ば前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円109円台半ば割れではロング、110円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は133円台半ば前後から押し目買いと共に、134円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは84円台前半から押し目買いと共に、85円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円108.85110.85
ユーロ円132.80135.00
ユーロドル1.20801.2300
豪ドル円83.5585.80

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
ドル円ショート50,000☆110.10(SL110.40買い)
ユーロドルショート50,000☆1.2220(SL1.2240買い)
豪ドル円ショート50,000☆85.00(SL85.30買い)
2021年5月収支経過 (06~31日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円+¥65,000
ユーロ円-¥10,000
ユーロドル+¥46,800(+$350)
豪ドル円±\0
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り50,000☆110.10(SL110.50買い)
ドル円買い50,000109.40(SL109.00売り)
ユーロ円売り50,000134.50(SL135.00買い)
ユーロ円買い50,000133.50(SL133.00売り)
ユーロドル売り50,000☆1.2220(SL1.2270買い)
ユーロドル買い50,0001.2140(SL1.2090売り)
豪ドル円売り50,00085.40(SL85.90買い)
豪ドル円買い50,00084.50
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000110.40(SL110.80買い)
ドル円買い50,000109.50
ユーロ円売り50,000134.50(SL135.00買い)
ユーロ円買い50,000133.50(SL133.00売り)
ユーロドル売り50,0001.2240(SL1.2290買い)
ユーロドル買い50,0001.2150
豪ドル円売り50,00085.30(SL85.80買い)
豪ドル円買い50,00084.30
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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