鈴木予想レンジ
通貨ペア | 予想レンジ |
---|---|
ドル円 | 154.50~156.50 |
ユーロ円 | 160.50~162.50 |
ユーロドル | 1.0300~1.0450 |
豪ドル円 | 96.50~98.00 |
相場状況の振り返りと今後の展開予想
トランプ氏が第47代大統領に就任し、アメリカファーストを軸に黄金時代を築き上げる旨を宣告した。ただ最大の関心事である関税問題には多くは触れず、相対的に肩透かしを食った格好であり、一旦ドルを手時舞う動きが加速している。そして同氏は懸念事項である不法移民の急増を取り締まるため、国境で国家非常事態や国民負担を軽減するための国家エネルギー非常事態を宣言してはいるが、問題化しているインフレ懸念などは今後の経済データ次第の感も強い。米国株式市場では3業種反発するなど、就任のご祝儀相場感もあるが、いずれにしてもトランプ大統領の演説には不確実性の案件が多く含まれており、過剰期待は禁物であろう。それでも一部では世界経済は暗黒時代の始まりとの見解もあり、安易にポジションを取り切れない情勢にある。
一方、ドル円は日銀の利上げが確実視されているが、現時点では0.25%利上げ観測より0.5%利上げ観測が高まっており、過度な円安局面は描きづらい。円買いに比重を置いた方が、リスクの軽減に繋がるだろう。引き続きレンジ幅154.50~156.50円まで拡大し、同レベル前後から少なめのナンピン売買が一考であろう。
他方、ユーロドルは足早に1.04台を回復しているが、さらなる買い材料が乏しいだけに高値掴みには要注意であろう。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0300~1.0450を重視し、同レベル前後から少なめのナンピン売買で対応することが賢明であろう。
●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、154円台半ば前後から押し目買いと共に、156円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.03前後から押し目買いと共に、1.04台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。
●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は戻りの鈍さを意識しており、現状ではドル円156円半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は155円割れを視野に、154円台半ば前後から押し目買いで対応している模様。
●海外勢によれば、方向感に乏しい中、調整色をさらに強めており、ユーロドル1.04前後から利益確定売りと共に、同レベルからナンピン売りを随時実施している。現状では1.04台半ば前後からナンピン売りと共に、1.03前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。
●クロス円は、ドル円154円台半ば前後ではロング、156円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は161円割れから押し目買いと共に、162円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は96円台半ば前後から押し目買いと共に、98円前後からナンピン売りで待機することを勧める。
市場ストップロス・オーダー状況
通貨 | 売り | 買い |
ドル円 | 154.00 | 157.00 |
ユーロ円 | 158.80 | 162.00 |
ユーロドル | 1.0250 | 1.0500 |
豪ドル円 | 96.00 | 98.50 |
※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。
トレード実績
筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。
市場のストップロス・オーダー状況
通貨 | 売り | 買い |
ドル円 | 154.00 | 157.00 |
ユーロ円 | 158.80 | 162.00 |
ユーロドル | 1.0250 | 1.0500 |
豪ドル円 | 96.00 | 98.50 |
現在のポジションン
No position |
2025年1月収支経過(06~20日)
通貨 | プラスマイナス | 前日比 |
ドル円 | +¥40,000 | +¥40,000 |
ユーロ円 | +¥45,000 | +¥60,000 |
ユーロドル | +¥56,700(+$350) | |
豪ドル円 | +¥85,000 |
前日の売買&予定 東京市場
ドル円売り | 50,000 | ★△156.30(155.50ロングカバー)+¥40,000 |
ドル円売り | 50,000 | 157.50(SL158.00買い) |
ドル円買い | 50,000 | 154.50(SL154.00売り) |
ユーロ円売り | 50,000 | 161.30 |
ユーロ円買い | 50,000 | 159.50(SL158.80売り) |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.0350(SL1.0400買い) |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.0150(SL1.0100売り) |
豪ドル円売り | 50,000 | 97.80(SL98.30買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 95.50(SL94.80売り) |
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り | 50,000 | 156.50(SL157.00買い) |
ドル円買い | 50,000 | 154.50(SL154.00売り) |
ユーロ円売り | 50,000 | ☆△162.00(160.80ロングカバー)+¥60,000 |
ユーロ円売り | 50,000 | 162.50(SL163.00買い) |
ユーロ円買い | 50,000 | 161.00(SL160.30売り) |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.0450(SL1.0500買い) |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.0300(SL1.0250売り) |
豪ドル円売り | 50,000 | 98.00(SL98.50買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 96.50(SL96.00売り) |
記号・略称解説
ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)
本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。