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為替モーニング東京市場2022年1月28日

2022年01月28日
(コラム執筆時間:09時26分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円114.50~115.80
ユーロ円128.00~129.30
ユーロドル1.1100~1.1230
豪ドル円80.50~81.80
相場状況の振り返りと今後の展開予想

第4四半期の米GDP速報値は前期比年率+6.9%と事前予想+5.5%を上回ったが、米債券市場で10年債利回りは低下している。とは言え、政策金利に敏感と言われている米2年債利回りは上昇しており、依然として、年内の利上げ回数は4~5回が有力視されている。現時点ではFOMC後の米ドル高は一服してはいるが、パウエルFRB議長がバランスシート縮小に関して積極的な姿勢を示すなど想定以上にタカ派な印象が強いだけに、拙速的にドルを手仕舞う動きまでには至っておらず、市場参加者も安易に身動きが取りづらい外部環境に置かれている。一方、NYダウは前日比小幅安と落ち着きを取り戻しているが、依然として、米国と欧州圏並びに日本との金融政策の格差があり、米国独自の利上げ体制でインフレ率を抑制できるかは疑問視され始めている。当面、ドルロングが更に積み上がっているだけに、米金利動向に一喜一憂することなく、相場の動意を待ってからの始動が得策であろう。

一方、ドル円は115円台では利食いと損切りが相混じり、ややもみ合い相場の様相を呈しているが、更に買い上がる雰囲気はなく、現時点では戻り売りが優先されている。引き続きレンジ幅ドル円114.50~115.80円を重視し、同レベル前後からナンピン売買で待機策に努めることが一考であろう。

他方、ユーロドルは特筆すべき買い材料もなく、引き続き戻り売りが優先されているが、ユーロドル1.11前後では割安感の買いや利益確定買いが散見されており、拙速的な下値トライは慎重になっている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1100~1.1230を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、ドル円114円台半ば前後から押し目買いと共に、115円台後半からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.11前後から押し目買いと共に、1.12台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、株価動向に注視し、様子見スタンスを強めているが、輸出企業は昨日と同様に、ドル円115円半ば前後から116円前後まで断続的に売りが散見されている模様。一方、輸入企業は114円台半ば前後を中心に、115円割れから押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、戻り売りを優先する中、方向感に乏しい状態が続いている。現状ではレンジ幅を拡大しており、ユーロドル1.11前後から押し目買いと共に、1.12台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円114円台半ば前後ではロング、115円台後半ではショートをイメージし、ユーロ円は128円前後から押し目買いと共に、129円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は80円台半ば前後から押し目買いと共に、81円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円114.30116.40
ユーロ円127.50129.70
ユーロドル1.10351.1250
豪ドル円80.1582.30

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
ドル円ショート50,000☆115.30(SL115.80買い)
ユーロ円ロング50,000☆129.20(SL128.00売り)
ユーロドルロング50,000☆1.1150(SL1.1100売り)
豪ドル円ロング100,000☆81.00(SL80.50売り)
前日のSL実行ポジション(SL&TP)
ドル円ショート50,000☆▼114.50(SL115.30買い)-¥40,000
豪ドル円ロング50,000★▼81.30(SL81.00売り)-¥15,000
ユーロ$ロング50,000☆▼1.1250(SL1.1150売り)-$500
2022年1月収支経過(04~28日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥20,000-¥40,000
ユーロ円-¥10,000
ユーロドル-¥109,400(-$850)-$500
豪ドル円-¥60,000-¥15,000
前日の売買 東京市場
豪ドル円買い50,000☆81.00(SL80.50売り)
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り50,000☆115.30(SL115.70買い)
ドル円買い50,000114.20
ユーロ円売り50,000129.40
ユーロ円買い50,000128.30(SL127.80売り)
ユーロドル売り50,0001.1280
ユーロドル買い50,000☆1.1150(SL1.1100売り)
豪ドル円売り50,00082.00
豪ドル円買い50,000☆81.00(SL80.50売り)
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000115.80(SL116.20買い)
ドル円買い50,000114.80
ユーロ円売り50,000129.20
ユーロ円買い50,000128.00(SL127.50売り)
ユーロドル売り50,0001.1220
ユーロドル買い50,0001.1100(SL1.1050売り)
豪ドル円売り100,00081.50
豪ドル円買い50,00080.50(SL80.00売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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