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為替イブニング海外市場2022年3月7日

2022年03月07日
(コラム執筆時間:19時38分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円114.30~115.50
ユーロ円124.30~125.50
ユーロドル1.0800~1.0950
豪ドル円84.30~85.70
相場状況の振り返りと今後の展開予想

米国と欧州がロシア産原油の輸入禁止に踏み切る旨が報じられており、原油相場は一気に2008年以来の高値圏まで急騰した。リスク回避の動きが。さらに強まっている格好と言える。そして株式市場では世界同時株安の様相を呈しており、日経平均は一時900円超下落し、2020年11月以来となる2万5000円割れ目前で引けている。原則的には原油価格の高騰はインフレを加速させると共に、金融政策の引き締めも余儀なくされるが、今回ばかりはリスク回避の波が安全資産の債券市場に向かう可能性が高く、単なる金融引き締め策では対応不可とも言える。そして今月のFOMCでは事前予想通り、金利正常化に向けて0.25%程度の利上げがほぼ確実視されているが、それ以降の利上げ回数や利上げ幅に関しては未定と言わざるを得ない。そして今後のウクライナ情勢次第では、世界経済の大幅後退と共に、FRBの政策方針自体が振り出しに戻る可能性も指摘される。いずれにしても、ウクライナ情勢が混沌としているだけに、当面、ポジションの縮小と同時に、臨機応変な売買が求められる。

一方、ドル円は115円前後で試行錯誤が続いているが、基本的にはリスク回避の円買いとドル買いが併用されており、どちら方向にも安易に身動きが取れない状況にある。引き続き相場が動意づくまでは、レンジ幅ドル円114.30~115.50円まで拡大し、同レベル前後から少なめのナンピン売買で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルはストップロス一巡後のリバウンド相場も考えられるが、依然として、ウクライナ情勢次第で乱高下する可能性を残している。引き続きレンジ幅をユーロドル1.0800~1.0950まで拡大し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが一考であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、114円台半ば割れから押し目買いと共に、115円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.08前後から押し目買いと共に、1.09台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は今朝と同様、ドル円115円台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は114円台半ば割れから押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、引き続き戻り売りを優先しているが、ユーロドル1.08台半ば前後から押し目買いを実施しており、現状では1.08前後から押し目買いと共に、1.09台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円114円台前半ではロング、115円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は124円台半ば割れから押し目買いと共に、125円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は84円台半ば割れから押し目買いと共に、85円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円113.80116.00
ユーロ円124.00126.10
ユーロドル1.07501.0975
豪ドル円84.0086.20

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&SP)
ユーロ円ロング50,000☆124.80(SL124.30売り)
ユーロ弗ロング50,000☆1.0850(SL1.0800売り)
豪ドル円ショート50,000☆85.30(SL85.70買い)
前日のSL実行ポジション(SL&SP)
ユーロ円ロング50,000★▼127.80(SL127.20売り)-¥30,000
ユーロドルロング50,000★▼1.1070(SL1.1020売り)―$250
豪ドル円ショート50,000★▼84.70(SL85.00買い)―¥15,000
ユーロ円ロング50,000★▼127.20(SL126.50売り)-¥35,000
ユーロ$ロング50,000★▼1.1020(SL1.0950売り)-$350
2022年3月収支経過(01~07日)
通貨プラスマイナス前日
ドル円+¥30,000+¥30,000
ユーロ円-¥100,000-¥90,000
ユーロドル-¥138,000(-$1,100)-$850
豪ドル円+¥20,000+¥20,000
前日の売買 東京市場
ユーロ円買い50,000★127.20(SL126.80売り)
ユーロドル買い50,000★1.1020(SL1.0980売り)
豪ドル円売り50,000★85.00(SL85.50買い)
前日の売買 海外市場
ドル円買い50,000★△115.00(115.60ショートカバー)+¥30,000
ユーロ円買い50,000★▼126.50(SL126.00売り)-¥25,000
ユーロドル買い50,000★▼1.0950(SL1.0900売り)-$250
豪ドル円買い50,000★△84.30(85.00ショートカバー)+¥35,000
本日の売買&予定 東京市場
ドル円売り50,000115.50(SL115.90買い)
ドル円買い50,000114.10(SL113.60売り)
ユーロ円売り50,000126.30(SL126.80買い)
ユーロ円買い50,000☆124.80(SL124.30売り)
ユーロドル売り50,0001.1000(SL1.1050買い)
ユーロドル買い50,000☆1.0850(SL1.0800売り)
豪ドル円売り50,000☆85.30(SL85.80買い)
豪ドル円買い50,00084.00(SL83.50売り)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000115.50(SL115.90買い)
ドル円買い50,000114.30(SL113.80売り)
ユーロ円売り50,000125.50
ユーロ円買い50,000124.30(SL123.80売り)
ユーロドル売り50,0001.0950
ユーロドル買い50,0001.0800(SL1.0750売り)
豪ドル円売り50,00085.70(SL86.20買い)
豪ドル円買い50,00084.50
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引にあたり、営業日をまたいで建玉を保有した場合にはレバレッジ手数料が発生します。

取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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