鈴木予想レンジ
| 通貨ペア | 予想レンジ |
|---|---|
| ドル円 | 133.50～135.00 |
| ユーロ円 | 139.30～140.80 |
| ユーロドル | 1.0350～1.0500 |
| 豪ドル円 | 92.30～93.80 |
相場状況の振り返りと今後の展開予想
明日のFOMCを控えて、市場は神経質な展開を余儀なくされている。現時点ではFRBの利上げ期待が先行しており、日経平均は米国株式市場に続き、一時、前日比600円超下落するなど、警戒感を強めている。引け値は357円安とやや持ち直してはいるが、機関投資家やヘッジファンドの投資対象になっている関係上、米10年債利回りの上昇は一服しているとは言えども、拙速的にドルを手仕舞う動きとは言い難い。ドルの更なる下落局面では、買い戻しに転じることが無難であろう。基本的にはFOMCの動向及び内容を見極めるまでは静観するのが正解であり、引き続きレンジ幅を拡大し、少なめのナンピン売買で対応するのが賢明であろう。
一方、ドル円は、FOMC後の日銀金融政策決定会合も注目されているが、日米の金融政策の相違が歴然としている以上、再び135円台を目指す展開が予想される。ただ、現時点では黒田日銀総裁は急激な円安は経済にとってマイナスと述べている以上、日銀の政策方針の変更は期待薄だが、過度な円安も描きづらく、引き続きレンジ幅ドル円133.50～135.00円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。
他方、ユーロドルは米金利上昇を背景に、引き続き戻り売りが優勢ではあるが、1.04割れでは割安感の買い戻しや利益確定買いも散見されており、拙速的な下値トライは自重局面にある。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0350～1.0500を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。
●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、今朝と同様に、133円台半ば前後から押し目買いと共に、135円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.03台半ば前後から押し目買いと共に、1.05前後からナンピン売りで対応することを勧める。
●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は今朝と同様に、ドル円135円前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は133円台半ば前後から押し目買いを継続している模様。
●海外勢によれば、方向感に乏しい中、1.04前後で利食いと損切りが相混じり、調整主動の展開に追いやられている。現状ではユーロドル1.05前後からナンピン売りと共に、1.03台半ば前後から押し目買いで対応している模様。
●クロス円は、繰り返しになるが、ドル円133円台半ば前後ではロング、135円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は139円台半ば割れから押し目買いと共に、141円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は92円台半ば割れから押し目買いと共に、94円前後からナンピン売りで待機することを勧める。
市場ストップロス・オーダー状況
| 通貨 | 売り | 買い |
| ドル円 | 133.10 | 135.40 |
| ユーロ円 | 138.90 | 141.30 |
| ユーロドル | 1.0310 | 1.0550 |
| 豪ドル円 | 91.75 | 94.20 |
※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。
トレード実績
筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。
2022年6月収支経過（01～14日）
| 通貨 | プラスマイナス | 前日比 |
| ドル円 | －￥145,000 | ＋￥70,000 |
| ユーロ円 | －￥205,000 | －￥50,000 |
| ユーロドル | －￥76,800（－＄550） | －＄400 |
| 豪ドル円 | －￥90,000 | －￥35,000 |
前日の売買 東京市場
| ドル円売り | 50,000 | ★△134.90（133.50ロングカバー）＋￥70,000 |
| 豪ドル円買い | 50,000 | ★93.80（SL93.30売り） |
前日の売買 海外市場
| ユーロ円買い | 50,000 | ★▼140.00 |
| ユーロドル買い | 50,000 | ☆1.0400（SL1.0350売り） |
| 豪ドル円買い | 50,000 | ☆93.00（SL92.50売り） |
本日の売買&予定 東京市場
| ドル円売り | 50,000 | 135.00（SL135.50買い） |
| ドル円買い | 50,000 | 133.50（SL133.00売り） |
| ユーロ円売り | 50,000 | ☆140.50（SL141.00買い） |
| ユーロ円買い | 50,000 | 139.00（SL138.50売り） |
| ユーロドル売り | 50,000 | 1.0500 |
| ユーロドル買い | 50,000 | 1.0350（SL1.0300売り） |
| 豪ドル円売り | 50,000 | ☆△93.80（93.00ロングカバー）＋￥40,000 |
| 豪ドル円買い | 50,000 | 92.50（SL92.00売り） |
本日の売買予定 海外市場
| ドル円売り | 50,000 | 135.00（SL135.50買い） |
| ドル円買い | 50,000 | 133.50（SL133.00売り） |
| ユーロ円売り | 50,000 | 140.80（SL141.00買い） |
| ユーロ円買い | 50,000 | 139.30 |
| ユーロドル売り | 50,000 | 1.0500 |
| ユーロドル買い | 50,000 | 1.0350（SL1.0300売り） |
| 豪ドル円売り | 50,000 | 93.80（SL94.30買い） |
| 豪ドル円買い | 50,000 | 92.30（SL91.80売り） |
記号・略称解説
ロング＝買い、ショート＝売り
△＝プラス、▼＝マイナス
☆新規、★実行済み
SL＝損失確定（Stop Loss）
TP＝利益確定（Take Profit）
本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット：東京市場 17：00、海外市場 5：00（日本時間）
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。
