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為替イブニング海外市場2021年12月16日

2021年12月16日
(コラム執筆時間:19時02分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円113.50~114.50
ユーロ円128.30~129.50
ユーロドル1.1250~1.1350
豪ドル円81.30~82.50
相場状況の振り返りと今後の展開予想

米FOMCはパウエルFRB議長が指摘していたように、タカ派的な政策方針に転換してはいるが、市場ではオミクロン株の感染拡大ペースが異例の速さで進行している関係上、あくまでもマーケットを刺激しない程度にかなり緩やかなペースで金利正常化となる可能性が高く、拙速的にドルを買い上がる雰囲気は失せつつある。とは言え、米中対立構造やロシアによる地政学的リスクなど、様々な不安材料が顕在化しているだけに、基軸通貨としての米ドル買い戻し志向は根強く、下値を模索する難しさも同時に発生している。その中、本日は英国並びにECBの政策金利が発表されるが、英欧ともに、現状維持にとどまる可能性が高く、また、FOMCの発表直後なだけに、相対的に関心度は低く、相場を動意づかせるには役不足と言わざるを得ない。引き続き相場の動意を待ってからの始動が得策であろう。

一方、ドル円は114円台を回復し、底堅い展開ではあるが、米金利が伸び悩みもあり、今朝と同様に、ドル円114円半ば前後では実需や利益確定売りが散見されており、上値の重さが意識されている。引き続きレンジ幅ドル円113.50~114.50円を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが一考であろう。

他方、ユーロドルは、ECBの金融政策は現状維持の可能性が高く、また、米ドル主導の展開なだけに、ユーロドル1.13前後で身動きが取りづらい状況に置かれている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1250~1.1350を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、今朝と同様に、ドル円113円台半ば前後から押し目買いと共に、ドル円114円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルも同様に、1.12台半ば前後から押し目買いと共に、1.13台半ば前後からナンピン売りで対応することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は今朝と同様に、ドル円114円台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業はドル円113円台半ば前後から押し目買い継続している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、BOEとECB待ちの段階であるが、今朝と同様に、現状ではユ-ロドル1.13台半ば前後からナンピン売りとともに、1.12台半ば前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、繰り返しなるが、ドル円113円台半ば前後ではロング、ドル円114円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は128円台半ば割れから押し目買いと共に、129円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは81円台半ば割れから押し目買いと共に、82円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円113.00115.15
ユーロ円128.00130.10
ユーロドル1.12101.1410
豪ドル円81.0083.10

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
ドル円ショート50,000☆114.10(SL114.50買い)
ユーロドルロング50,000☆1.1230(SP1.1260売り)
2021年12月収支経過(01~16日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円+¥80,000
ユーロ円+¥115,000+¥25,000
ユーロドル+¥57,600(+$450)
豪ドル円-¥75,000-¥10,000
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
前日の売買 海外市場
ドル円売り50,000☆114.10(SL114.50買い)
ユーロ円売り50,000★△128.50(128.00ロングカバー)+¥25,000
ユーロドル買い50,000☆1.1230(SL1.1180売り)
豪ドル円売り50,000★▼81.50(SL81.70買い)-¥10,000
本日の売買&予定 東京市場
出来ず Nothing done
ドル円売り50,000114.50(SL115.00買い)
ドル円買い50,000113.70
ユーロ円売り50,000129.30(SL129.80買い)
ユーロ円買い50,000128.30(SL127.00売り)
ユーロドル売り50,0001.1320
ユーロドル買い50,0001.1250(SL1.1180売り)
豪ドル円売り50,00082.30(SL82.80買い)
豪ドル円買い50,00081.30(SL80.80売り)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000114.50(SL115.00買い)
ドル円買い50,000113.50
ユーロ円売り50,000129.50(SL130.00買い)
ユーロ円買い50,000128.30(SL127.00売り)
ユーロドル売り50,0001.1340
ユーロドル買い50,0001.1250(SL1.1200売り)
豪ドル円売り50,00082.50(SL83.00買い)
豪ドル円買い50,00081.30(SL80.80売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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