鈴木予想レンジ
通貨ペア | 予想レンジ |
---|---|
ドル円 | 122.00~123.30 |
ユーロ円 | 134.50~135.80 |
ユーロドル | 1.0970~1.1100 |
豪ドル円 | 91.50~92.80 |
相場状況の振り返りと今後の展開予想
3月の米雇用統計を受けて、米労働市場の強さが改めて意識されている。ただ米国市場でNYダウが3日ぶりに反発し、週明けの日経平均も4日ぶりに小幅反発したが、相対的には手掛かり難が否めない。今後は5月の連邦公開市場委員会(FOMC)での0.5%利上げ観測に注目せざるを得ず、基本的にはドル買い戻しが優勢になっている。ただ、一部では米債券利回りの長短金利のイールド逆転現象が景気後退に繋がるとの思惑もあり、一方的にドルを買い上がる雰囲気とは言い難い。ウクライナ情勢も読み切れていないだけに、引き続き相場が大きく動意づくまでは、直近のレンジ幅を拡大し、じっくり待機策で臨むことが得策であろう。
一方、ドル円は売買材料が多様化する中、日米金利差拡大を背景に、底堅い展開が予想されるが、株式市場及び原油市場もやや落ち着きを取り戻しており、リスク回避のドル買いも一服状態にある。引き続きレンジ幅をドル円122.00~123.30円を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。
他方、ユーロドルは米ドル主導の展開には変わりがないが、ウクライナ情勢が今以上に悪化するかは懐疑的になっており、悪材料出尽くし感も重なり、拙速的な下値トライは慎重になっている。引き続き直近のレンジ幅ユーロドル1.0970~1.1100を重視し、同レベル前後からナンピン売買で待機策に努めることが賢明であろう。
●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、122円前後から押し目買いを勧めると共に、123円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.10割れを視野に、1.09台半ば前後から押し目買いと共に、1.11前後からナンピン売りで待機することを勧める。
●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円123円台を視野に、同レベル前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は、122円割れを視野に、同レベル前後から押し目買いで対応している模様。
●海外勢によれば、方向感に乏しい中、ウクライナ情勢次第の展開は否めないが、現状では戻り売りを優先し、ユーロドル1.11前後からナンピン売りと共に、1.10割れから押し目買いで待機姿勢を強めている模様。
●クロス円は、ドル円122円台割れではロング、123円台以上ではショートをイメージし、ユーロ円は134円台半ば前後から押し目買いと共に、135円台後半からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は91円台半ば前後から押し目買いと共に、92円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。
市場ストップロス・オーダー状況
通貨 | 売り | 買い |
ドル円 | 121.40 | 123.70 |
ユーロ円 | 133.85 | 136.20 |
ユーロドル | 1.0910 | 1.1130 |
豪ドル円 | 90.85 | 93.20 |
※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。
トレード実績
筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。
現在のポジション(SL&SP)
ドル円ショート | 50,000 | ☆123.00(SL123.30買い) |
2022年4月収支経過(01~04日)
通貨 | プラスマイナス | 前日 |
ドル円 | +¥50,000 | +¥50,000 |
ユーロ円 | +¥35,000 | +¥35,000 |
ユーロドル | ||
豪ドル円 | +¥45,000 | +¥45,000 |
前日の売買 東京市場
ドル円売り | 50,000 | ★△122.30(121.30ロングカバー)+¥50,000 |
ユーロ円売り | 50,000 | ★△135.50(134.80ロングカバー)+¥35,000 |
豪ドル円売り | 50,000 | ★△91.70(90.80ロングカバー)+¥45,000 |
前日の売買 海外市場
ドル円売り | 50,000 | ☆123.00(SL123.60買い) |
本日の売買&予定 東京市場
出来ず Nothing done | ||
ドル円売り | 50,000 | 123.30(SL123.80買い) |
ドル円買い | 50,000 | 122.10 |
ユーロ円売り | 50,000 | 135.80(SL136.30買い) |
ユーロ円買い | 50,000 | 134.50(SL133.90売り) |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.1130(SL1.1180買い) |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.0980(SL1.0930売り) |
豪ドル円売り | 50,000 | 92.50(SL93.00買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 91.20(SL90.70売り) |
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り | 50,000 | 123.30(SL123.80買い) |
ドル円買い | 50,000 | 122.10 |
ユーロ円売り | 50,000 | 135.80(SL136.30買い) |
ユーロ円買い | 50,000 | 134.50(SL133.90売り) |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.1100(SL1.1150買い) |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.0970(SL1.0920売り) |
豪ドル円売り | 50,000 | 92.70(SL93.20買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 91.50(SL90.00売り) |
記号・略称解説
ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)
本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。