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為替モーニング東京市場2023年5月8日

5月8日は英国市場休場のため、引き続き「為替イブニング海外市場」は休刊いたします。

2023年05月08日
(コラム執筆時間:08時59分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円134.30~135.80
ユーロ円148.30~149.80
ユーロドル1.0930~1.1080
豪ドル円90.30~91.80
相場状況の振り返りと今後の展開予想

先週のFOMCでは予想通り0.25%利上げが実施されたが、声明文からは追加利上げを示唆した文言が削除され、市場では次回FOMCでの利上げ打ち止め観測が膨らみ、ドルロングを手仕舞う動きが優先されている。その後のパウエル議長会見では、銀行の金融不安は3月上旬以降、広範囲に改善されているが、インフレ抑制のプロセスはまだ長い道のりとの見解を示しており、現段階ではFRBは追加利上げの可能性は残した印象があるが、それでも米国株式市場ではNYダウが546ドル高と堅調に推移している。ただし4月米雇用統計では非農業部門雇用者数が25.3万人増と市場予想の18万人を大きく上回り、失業率も3.4%へ低下するなど、依然として利上げ継続の可能性を残した。反面、利上げの副作用も如実に表れており、パウエル議長は年内利下げに関してこそ引き続き否定してはいるが、各国中銀の利上げサイクルも終盤戦を迎えているだけに、急ピッチの円安相場でも違和感が生じているなど、相対的にリスク回避の円買いに集中しやすい外部環境にある。ただ日銀が金融緩和の継続性を述べており、加速的に円買いに走る情勢ではないだけに、引き続き波乱含みの展開が予想される。当面、直近のレンジ幅を拡大し、臨機応変な売買が求められている。

一方、ドル円は利食いと損切りが相混じり、135円前後で方向感の乏しい展開ではあるが、米国の金融不安と利上げ打ち止めへの思惑もあり、拙速的にドルを買い上がる雰囲気はない。ただ日米金利差拡大が解消されない限り、下値トライも限定的と言わざるを得ない。引き続きレンジ幅ドル円134.30~135.80円まで拡大し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルはECB理事会で事前予想通り0.25%利上げが実施されたが、一部では0.5%利上げへの期待もあっただけに1.10前後で試行錯誤が続いている。いずれにしても米ドル主導の展開であり、拙速的な下値トライも上値トライも自重局面にある。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0930~1.1080を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、134円台半ば割れから押し目買いと共に、135円台後半からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.09台半ば割れから押し目買いと共に、1.10台後半からナンピン売りで待機すること勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は底堅い展開と踏んでおり、現状ではドル円136円前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は134円台では買いを随時実施しているが、現状では134円半ば割れから少なめの押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、微調整に終始しているが、現状ではユーロドル1.09台半ば前後から押し目買いと共に、1.10台半ば以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円134円台半ば割れではロング、135円台後半ではショートをイメージし、ユーロ円は148円台半ば割れから押し目買いと共に、150円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は90円台半ば前後から押し目買いと共に、92円前後からナンピン売り待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円133.80136.30
ユーロ円147.80150.30
ユーロドル1.08701.1130
豪ドル円89.8092.30

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
豪ドル円ショート50,000☆91.80(SL91.80買い)
前日のSL実行ポジション(SL&TP)(5/02)
豪ドル円ショート50,000☆▼90.80(SL91.80買い)-¥50,000
2023年5月収支経過(01~08日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥25,000
ユーロ円+¥60,000+¥100,000
ユーロドル
豪ドル円-¥115,000-¥50,000
前日の売買 東京市場(5/02)
豪ドル円売り50,000☆91.80(SL92.50買い)
前日の売買&予定 海外市場(5/02)
出来ず Nothing done
ドル円売り50,000138.30(SL139.00買い)
ドル円買い50,000136.30(SL135.50売り)
ユーロ円売り50,000151.80(SL152.50買い)
ユーロ円買い50,000149.80
ユーロドル売り50,0001.1050(SL1.1110買い)
ユーロドル買い50,0001.0880(SL1.0830売り)
豪ドル円買い50,00090.80
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000135.80(SL136.30買い)
ドル円買い50,000134.30(SL133.80売り)
ユーロ円売り50,000149.80(SL150.30買い)
ユーロ円買い50,000☆△148.80(150.80ショートカバー)+¥100,000
ユーロ円買い50,000148.30(SL147.80売り)
ユーロドル売り50,0001.1080(SL1.1130買い)
ユーロドル買い50,0001.0930(SL1.0870売り)
豪ドル円売り50,00091.80(SL92.30買い)
豪ドル円買い50,00090.50
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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