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為替イブニング海外市場2021年7月21日

2021年07月21日

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円109.50~110.50
ユーロ円129.00~130.00
ユーロドル1.1730~1.1850
豪ドル円80.00~81.00
相場状況の振り返りと今後の展開予想

連休を前にして、短期筋による持ち高調整が優先される中、東京株式相場は6営業日ぶりに反発してはいるが、前日比159円の小幅高にとどまっている。相対的には新型コロナウイルス変異株の感染拡大に対する警戒感があり、市場全般はリスク回避型のマーケットに傾斜している。その中、市場は来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)そして、新型コロナウイルスの変異株「デルタ」の感染動向に注目が集まるだろうが、同時に米中覇権争いにも注視しなければならず、安易にポジションを取り切れないのが現状である。補足的になるが、メディア側は中国が関連する話題は極力避けたいのが本音であろうが、一部では中国経済の混乱を報じ始める中、三峡ダム崩壊による千年に一度の大洪水、食糧難、そして、国民不在の中国政権、財政難などが表面化しており、中国経済の失速も含めて、予測不能の事態に差し掛かっているとも言える。引き続き少なめの売買でじっくり待機策に務めることが得策であろう。

一方、ドル円は110円前後でもみ合い相場と化しているが、米金利及び米株式も一服状態にある以上、引き続き直近のレンジ幅ドル円109.50~110.50円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルは米ドル買い戻し優勢であり、戻りの鈍さに繋がっているが、引き続き無理をせずに、レンジ幅ユーロドル1.1730~1.1850を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、ドル円109円台半ば前後から押し目買い共に、110円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルも同様に、1.17台半ば割れから押し目買いと共に、1.18台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、微調整に終始しているが、輸出企業はドル円110円台半ば前後に集約されている模様。一方、輸入企業はドル円109台半ば前後から押し目買いを継続している模様。

●海外勢によれば、引き続き戻り売りを優先する中、現状では今朝と同様に、ユーロドル1.18台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、買いは1.17台半ば割れから押し目買いで対応している模様。

●クロス円は、繰り返しなるが、ドル円109円台半ば前後ではロング、ドル円110円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は129円前後から押し目買いと共に、130円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは80円前後から押し目買いと共に、81円前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円109.00111.10
ユーロ円128.50130.65
ユーロドル1.16701.1885
豪ドル円79.4581.55

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
ユーロ円ロング50,000☆128.70(SP129.00売り)
豪ドル円ロング50,000☆80.30(SL80.00売り)
2021年7月収支経過(01~21日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円+¥40,000+¥35,000
ユーロ円-¥15,000
ユーロドル+¥58,000(+ドル450)
豪ドル円-¥105,000
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
前日の売買 海外市場
ドル円売り50,000★△109.90(109.20ロングカバー)+¥35,000
ユーロ円買い50,000☆128.70(SL128.20売り)
本日の売買&予定 東京市場
出来ず Nothing done
ドル円売り50,000110.40(SL110.80買い)
ドル円買い50,000109.50(SL109.00売り)
ユーロ円売り50,000129.80
ユーロ円買い50,000129.00(SL128.50売り)
ユーロドル売り50,0001.1840(SL1.1890買い)
ユーロドル買い50,0001.1750(SL1.1700売り)
豪ドル円売り50,00080.80
豪ドル円買い50,00080.00(SL79.50売り)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000110.40(SL110.80買い)
ドル円買い50,000109.50(SL109.00売り)
ユーロ円売り50,000130.00
ユーロ円買い50,000129.00(SL128.50売り)
ユーロドル売り50,0001.1840(SL1.1890買い)
ユーロドル買い50,0001.1730(SL1.1680売り)
豪ドル円売り50,00080.70
豪ドル円買い50,00080.00(SL79.50売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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