鈴木予想レンジ
通貨ペア | 予想レンジ |
---|---|
ドル円 | 110.00~111.00 |
ユーロ円 | 129.30~130.30 |
ユーロドル | 1.1700~1.1800 |
豪ドル円 | 80.70~81.70 |
相場状況の振り返りと今後の展開予想
市場では先週の米雇用統計で早期の資産購入ペースへの期待が高まる中、米消費者指数(CPI)は予想通りの内容ではあるが、前月比0.5%上昇、そして、米上院が新規支出5500億ドルを含む1兆ドル規模の超党派のインフラ支出法案が可決されたことを好感し、NYダウは前日比220ドル高続伸、相対的にドルを買い戻す動き動きが強まりつつある。その中、ジョージ・カンサスシティー連銀総裁はデルタ株が影響する可能性を残しているが、労働市場の構造変化が完全雇用を変える可能性を指摘している。ただ、市場最高値圏で推移している株式市場の追い風になるかは懐疑的であり、依然として、米中対立構造の不透明感がある以上、高値掴みには要注意と言わざるを得ない。引き続き相場の動意を待ってからの始動が得策であろう。
一方、ドル円は一時111円を伺う展開ではあるが、既にドルロングが積み上がっている関係上、拙速的な上値トライには慎重になっている。引き続きレンジ幅ドル円110.00~111.00円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。
他方、ユーロドルは欧米の金融政策のスタンスの格差もあり、一時1.700割れの動きもあったが、相対的な割安感や利益確定買いを踏まえて、1.17台を辛うじて維持している。引き続きレンジ幅1.1700~1,1800を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。
●戦略的には、ドル円は前述したように、ドル円110円前後から押し目買い共に、111円前後からナンピン売りで待機をすることを勧める。一方、ユーロドルは1.17前後から押し目買いと共に、1.18前後からナンピン売りで待機することを勧める。
●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は昨日と同様に、ドル円111円前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業はドル円110円前後から押し目買いで対応している模様。
●海外勢によれば、引き続き戻り売りを優先しているが、現状ではユーロドル1.18前後からナンピン売りと共に、1.17割れから押し目買いで待機姿勢を強めている模様。
●クロス円は、ドル円110円前後ではロング、ドル円111円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は129円台前半から押し目買いと共に、130円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは80円台半ば前後から押し目買いと共に、81円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。
市場ストップロス・オーダー状況
通貨 | 売り | 買い |
ドル円 | 109.55 | 111.65 |
ユーロ円 | 128.55 | 130.75 |
ユーロドル | 1.1630 | 1.1845 |
豪ドル円 | 80.30 | 82.45 |
※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。
トレード実績
筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。
現在のポジション(SL&SP)
ユーロドルロング | 50,000 | ☆1.1770(SL1.1700売り) |
豪ドル円ショート | 50,000 | ☆81.00(SL81.70買い) |
2021年8月収支経過(02~12日)
通貨 | プラスマイナス | 前日比 |
ドル円 | +¥25,000 | +¥25,000 |
ユーロ円 | ±\0 | |
ユーロドル | ||
豪ドル円 | +¥30,000 |
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done |
前日の売買&
予定 | 海外市場 | |
ドル円売り | 50,000 | 111.10(SL111.50買い) |
ドル円買い | 50,000 | 110.30(SL109.80売り) |
ユーロ円売り | 50,000 | 130.30(SL130.80買い) |
ユーロ円買い | 50,000 | 129.30(SL128.80売り) |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.1780 |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.1680(SL1.1630売り) |
豪ドル円売り | 50,000 | 81.70(SL82.20買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 80.70 |
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り | 50,000 | 111.00(SL111.50買い) |
ドル円買い | 50,000 | 110.10(SL109.70売り) |
ユーロ円売り | 50,000 | 130.30(SL130.80買い) |
ユーロ円買い | 50,000 | 129.30(SL128.80売り) |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.1790 |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.1700(SL1.1650売り) |
豪ドル円売り | 50,000 | 81.70(SL82.20買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 80.70 |
記号・略称解説
ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)
本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。