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為替イブニング海外市場2021年10月12日

2021年10月12日
(コラム執筆時間:19時04分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円112.80~114.00
ユーロ円130.50~131.70
ユーロドル1.1500~1.1620
豪ドル円82.80~84.00
相場状況の振り返りと今後の展開予想

新型コロナウィルスの感染拡大懸念は、相対的に沈静化の兆しがあるが、市場には中国恒大集団などのデフォルトリスクと共に、中国経済に対する不信感が加わり、リスク回避のドル買いに追われている。その中、エネルギー価格も高騰しており、市場ではインフレ懸念が顕在化しつつあるが、原油価格も含めて、株式市場並びに為替市場にも潮目が近づきつつあるとの見解も少なくなく、加速的なドルの上昇は描きづらい外部環境にある。その中、日経平均株価は前日比267円安と反落しており、再び3万円台回復は期待薄であるが、依然として、過剰流動性資金が株式市場をサポートしており、2万8千台が維持できれば、反発の機会が訪れる日もそう遠くはないだろう。ただ、円安効果が株価の押し上げ材料になるとの見方は後退しており、過度な円安株高期待は自重局面にある。

一方、ドル円はリスク回避のドル買いを背景に底堅い展開ではあるが、同時にリスク回避の円買いニーズもあり、更なる上昇は見込みづらい状況にある。ただ、ストップロス先行相場と化しており、瞬間的にはドル円115円前後までの上昇も視野に入れるべきであろう。引き続きレンジ幅ドル円112.80~114.00円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルは1.15台半ば前後でもみ合い相場が続いており、依然として独自の買い材料がなく、米ドル主導の展開を余儀なくされている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1500~1.1620を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

●戦略的にはドル円は前述したレンジ幅を重視し、ドル円113円割れから押し目買いと共に、114円前後からナンピン売りで待機をすることを勧める。一方、ユーロドルは1.15前後から押し目買いと共に、1.16台以上からナンピン売りで対応することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを継続する中、輸出企業は今朝と同様に、ドル円114円前後中心に、113円台後半からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。方、輸入企業はドル円113円割れから押し目買いを継続している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、戻り売りを優先しており、現状ではユーロドル1.16台以上からナンピン売りと共に、1.15前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、繰り返しになるが、ドル円113円割れではロング、ドル円114円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は130円台半ば前後から押し目買いと共に、131円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは83円割れから押し目買いと共に、84円前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円112.20114.30
ユーロ円129.85132.00
ユーロドル1.14501.1670
豪ドル円82.3584.30

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
ドル円ショート50,000☆113.30(SL113.80買い)
ユーロ円ショート50,000☆131.00(SL131.60買い)
ユーロドルロング50,000☆1.1570(SL1.1500売り)
豪ドル円ショート50,000☆83.30(SL83.80買い)
前日のSL実行ポジション(SL&TP)
ドル円ショート50,000★▼112.70(SL113.30買い)-¥30,000
ドル円ショート50,000★▼112.20(SL112.70買い)-¥25,000
ユーロ円ショート50,000★▼130.40(SL131.00買い)-¥30,000
豪ドル円ショート50,000★▼81.50(SL82.50買い)-¥50,000
豪ドル円ショート50,000★▼82.50(SL83.30買い)-\40,000
2021年10月収支経過(01~12日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥55,000-¥55,000
ユーロ円-¥5,000-¥30,000
ユーロドル
豪ドル円-¥80,000-¥90,000
前日の売買 東京市場
ドル円売り50,000★112.70(SL113.10買い)
ユーロ円売り50,000★130.40(SL130.90買い)
前日の売買 海外市場
ドル円売り50,000☆113.30(SL113.80買い)
ユーロ円売り50,000☆131.00(SL131.50買い)
豪ドル円売り50,000☆83.30(SL83.80買い)
本日の売買&予定 東京市場
出来ず Nothing done
ドル円売り50,000113.90(SL114.40買い)
ドル円買い50,000112.70
ユーロ円売り50,000131.60(SL132.10買い)
ユーロ円買い50,000130.50
ユーロドル売り50,0001.1620
ユーロドル買い50,0001.1500(SL1.1450売り)
豪ドル円売り50,00083.80(SL84.30買い)
豪ドル円買い50,00082.70
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000113.80(SL114.30買い)
ドル円買い50,000112.80
ユーロ円売り50,000131.60(SL132.10買い)
ユーロ円買い50,000130.50
ユーロドル売り50,0001.1620
ユーロドル買い50,0001.1500(SL1.1450売り)
豪ドル円売り50,00083.80(SL84.30買い)
豪ドル円買い50,00082.80
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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