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為替モーニング東京市場2021年1月6日

2021年01月06日

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円102.30~103.50
ユーロ円125.50~126.80
ユーロドル1.2230~1.2350
豪ドル円79.00~80.30
相場状況の振り返りと今後の展開予想

昨日発表された米ISM製造業景気指数が予想外の強い内容となり、米債券利回りが上昇する中、米国株式市場でも3業種揃って反発しているものの、市場の反応は再びドル売りに傾斜している。その中、市場の注目が米ジョージア州の2名の上院議員の決選投票に注目が集まっているが、現時点では民主党48議席、共和党50議席と拮抗しており、仮に共和党が一人でも勝利すれば、共和党が上院で過半数を獲得し、ねじれ議会が生じることになり、バイデン次期政権が推し進めている税制改正や財政拡大策、そして、インフラ投資にも何らかのダメージになる可能性もあり、一旦ドルロングを手仕舞う動きが優先されている。

一方、ドル円は102円台半ば前後で試行錯誤が続いているが、円安論者は105円台回復、円高論者は100円割れと二分しており、安易にどちらにも仕掛けづらい相場環境にある。引き続き無理することなく、直近のレンジ幅ドル円102.30~103.50円を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルはドルの調整売りを背景に底堅い展開ではあるが、欧州圏での都市封鎖が強化されている以上、過度なユーロ高期待は自重局面にある。引き続きレンジ幅ユーロドル1.2230~1.2350を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、ドル円102円台前半から押し目買いを勧めると共に、ドル円103円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルも同様に、1.22台半ば割れから押し目買いと共に、1.23台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円103円台半ば前後を中心に、103円台以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業はドル円102円台半ば割れから押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、利食いと損切りが相混じり、調整主導の展開を強いられているが、現状ではユーロドル1.23台半ば前後を視野に、1.23台以上からナンピン売りと共に、ユーロドル1.22台半ば割れから少なめの押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、繰り返しなるが、ドル円102円台半ば割れではロング、103円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は125円台半ば前後から押し目買いと共に、126円台後半からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは79円前後から押し目買いと共に、80円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円101.55103.85
ユーロ円125.20127.35
ユーロドル1.21851.2400
豪ドル円78.7080.80

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
ドル円ロング50,000☆102.80(SL102.30売り)
ユーロドルショート50,000☆1.2280(SL1.2350買い)
豪ドル円ショート50.000☆79.80(SL80.30買い)
2021年1月収支経過(04~06日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円
ユーロ円
ユーロドル
豪ドル円
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り50,000103.50
ドル円買い50,000102.50(SL102.00売り)
ユーロ円売り50,000126.70(SL127.20買い)
ユーロ円買い50,000125.70(SL125.20売り)
ユーロドル売り50,0001.2320(SL1.2370買い)
ユーロドル買い50,0001.2230
豪ドル円売り50.000☆79.80(SL80.30買い)
豪ドル円買い50,00078.70(SL78.20売り)
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000103.50
ドル円買い50,000102.30(SL101.80売り)
ユーロ円売り50,000126.70(SL127.20買い)
ユーロ円買い50,000125.70(SL125.20売り)
ユーロドル売り50,0001.2350(SL1.2400買い)
ユーロドル買い50,0001.2250
豪ドル円売り50.00080.30(SL80.80買い)
豪ドル円買い50,00079.20
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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