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為替モーニング東京市場2016年12月20日

2016年12月20日

※最新情報(為替イブニング海外市場2016年12月20日)は、お客様限定で『会員専用サイト』に公開中!

鈴木予想レンジ

ドル円     116.30~118.00
ユーロ円    121.00~122.80
ユーロドル   1.0330~1.0500
豪ドル円    84.00~85.80

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

相場状況の振り返りと今後の展開予想

昨日はイエレンFRB議長の講演が注目されたが、特に金融政策に関する言及がない中、先のFOMC後の会見内容とほぼ変わらずに雇用創出は着実なペースで継続しており、米労働市場はこの十年近くで最も力強いが、生産性の伸びは期待以下であり、成長は過去の回復期より遅い旨を指摘したにとどまり、市場の反応は限定的になっている。
その中、米債券利回りが軒並み低下するなど、改めて、米金利の上昇局面では、機関投資家やヘッジファンドなどの投資対象になっている表れとも認識されるなど、加速的な金利上昇は見込みにくい相場環境にある。
相対的にはトランプ政権に対する過剰期待の反動とも受け取られるが、ドルロングが最大限レベルまで積みあがっている調整局面とも言えるだろう。

一方、ドル円は本日の日銀決定会合では金利据え置きが有力視される中、米金利先高観測や株高期待などを背景に、マイナス金利の是非が問われはじめている。
とは言え日銀の政策方針の変更はないであろうが、微妙に変化する可能性もあるだけに、ドルの高値掴みには要注意であり、レンジ幅を116.00~118.00円まで拡大し、じっくり待機策が一考であろう。

他方、ユーロドルは引き続きパリティ割れを意識しながら下値を模索する段階ではあるが、昨日はバイトマン独連銀総裁が長期間の低金利継続に警戒感を示す中、資産購入プログラムの購入規模縮小はユーロ圏経済への信頼感を示すとしたほか、デフレはこれ以上現実的な問題ではない旨を述べるなど、過度なユーロ安期待は自重局面に差し掛かっている。引き続きレンジ幅1.0300~1.0500重視しで売買を模索することが賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は日米金利差拡大を背景に底堅い展開と判断するか、ドル円116円台半ば割れから押し目買いと共に、118円前後からナンピン売りで待機することを勧める。
一方、ユーロドルは引き続き戻り売りを優先し、1.05前後からナンピン売りと共に、1.03台半ば割れから押し目買いで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円118円台半ば前後を中心に、118円前後からナンピン売りで待機姿勢を継続している模様。
一方、輸入企業はドル円117円前後では押し目買いを実施しており、現状では116円台半ば前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、引き続き戻り売りを優先しているが、現状ではユーロドル1.05前後上からナンピン売りと共に、1.03台半ば前後から少なめの押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円116円台半ば割れではロング、118円台以上ではショートをイメージし、ユーロ円は122円台半ば以上からナンピン売りを勧めると共に、121円前後から押し目買いで待機することを勧める。
一方、豪ドル円は84円前後から押し目買いと共に、85円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況

通貨       売り     買い
ドル円      115.85   118.40
ユーロ円     120.55   123.10
ユーロドル    1.0285   1.0530
豪ドル円     83.80    86.15

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

月次収支

2016年12月収支経過(01~20日)
通貨別   プラスマイナス       前日比
ドル円    +¥85,000       +¥60,000
ユーロ円   +¥40,000       -¥25,000
ユーロドル  -¥18,500(-$150)
豪ドル円   -¥10,000

現在のポジションと決済指値

ドル円ロング 50,000 ☆116.80(SL116.40売り)
ユーロ円ロング50,000 ☆121.80(121.00売り)
ユーロ$ロング50,000 ☆1.0430(SL1.0350売り)
豪ドル円ロング50,000 ☆84.80(84.10売り)

前日のストップロス(損失確定)実行ポジション

ユーロ円ロング 50,000☆▼122.50(122.00売り)-¥25,000


前日の売買 東京市場

ドル円買い   50,000★△117.30(118.50ショートカバー)+¥60,000
ユーロ円買い  50,000 ☆122.50(121.80売り)

前日の売買 海外市場

ドル円売り   50,000  118.50(SL119.20買い)
ドル円買い   50,000 ☆116.80(SL116.30売り)
ユーロ円売り  50,000  123.30
ユーロ円買い  50,000 ☆121.80(121.30売り)
ユーロドル売り 50,000  1.0500
ユーロドル買い 50,000  1.0350(SL1.0290売り)
豪ドル円売り  50,000  86.30(SL87.00買い)
豪ドル円買い  50,000 ☆84.80(84.10売り)

本日の売買予定 東京市場

ドル円売り   50,000  117.80
ドル円買い   50,000  116.40(SL115.90売り)
ユーロ円売り  50,000  122.50
ユーロ円買い  50,000  121.00(120.30売り)
ユーロドル売り 50,000  1.0480
ユーロドル買い 50,000  1.0350(SL1.0290売り)
豪ドル円売り  50,000  85.50
豪ドル円買い  50,000  84.10(84.10売り)

本日の売買予定 海外市場
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。

コラム一覧

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