鈴木予想レンジ
通貨ペア | 予想レンジ |
---|---|
ドル円 | 103.80~105.00 |
ユーロ円 | 123.30~124.50 |
ユーロドル | 1.1800~1.1920 |
豪ドル円 | 75.50~76.70 |
相場状況の振り返りと今後の展開予想
相次ぐワクチン開発の台頭により、市場はやや期待先行とはいえ、相対的に安堵感が広がりつつある。ただ、目先のワクチンは開発競争に過ぎないとのネガティブな反応もあり、実体経済にそぐわない展開に戸惑いが隠せない。実際問題として、ワクチンの実用化と有効性が確認できるまでは安易にポジションンを取り切れにない側面がある。その中、バイデン次期大統領は財務長官に前FRB議長イエレン氏を指名する方針を示し、同氏は以前に、パンデミック(世界的大流行)が依然として経済に深刻な影響を及ぼしている間は異例の財政支援を継続する必要がある旨を指摘しており、更なる追加支援を踏まえて、株価の押し上げ材料になっている。また、日経平均株価は前日比638円高と年初来高値を更新するなど、総じて、過熱気味ではあるが、如何に投資対象の少なさを表しているとも解釈できる。
一方、ドル円は期待先行でドル円104円台を回復しているが、ドル円105円前後では利益確定売りや実需売りが満遍なく控えており、改めたドル円105円前後の重さが意識されている。ただ、米国株式市場でもある程度の反発が予想されるだけに、ドル円104円割れからショートは自重局面と見なし、引き続きレンジ幅ドル円103.70~105.00円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。
他方、ユーロドルは1.19台に届かず、一進一退を繰り返しているが、依然として、独自の買い材料は乏しく、戻り売りが優先されている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1800~1.1920を重視し、同レベルからナンピン売買が賢明であろう。
●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、ドル円104円割れから少なめの押し目買いを勧めると共に、ドル円105円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.18割れから押し目買いと共に、1.19前後からナンピン売りで待機することを勧める。
●邦銀勢によれば、株高を好感し、下値は限定的と判断しているが、輸出企業はドル円105円前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業はドル円104円割れから押し目買いを継続している模様。
●海外勢によれば、方向感に乏しい中、現状では戻り売りを優先し、ユーロドル1.19前後からナンピン売りと共に、1.18前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。
●クロス円は、ドル円104円割れではロング、105円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は123円台前半から押し目買いと共に、124円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは76円前後から押し目買いと共に、77円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。
市場ストップロス・オーダー状況
通貨 | 売り | 買い |
ドル円 | 103.20 | 105.35 |
ユーロ円 | 122.75 | 125.00 |
ユーロドル | 1.1770 | 1.1980 |
豪ドル円 | 75.55 | 77.85 |
※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。
トレード実績
筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。
現在のポジション(SL&TP)
ドル円ロング | 50,000 | ☆104.70(SL103.80売り) |
豪ドル円ショート | 50.000 | ☆76.50(SL77.20買い) |
2020年11月収支経過(02~24日)
通貨 | プラスマイナス | 前日比 |
ドル円 | +¥10,000 | |
ユーロ円 | +¥5,000 | |
ユーロドル | -¥24,800(-ドル200) | |
豪ドル円 | -¥25,000 |
前日の売買 東京市場(11/20)
出来ず Nothing done |
前日の売買 海外市場(11/20)
出来ず Nothing done |
本日の売買&予定 東京市場
ドル円売り | 50,000 | 104.90 |
ドル円買い | 50,000 | 103.80(SL103.40売り) |
ユーロ円売り | 50,000 | 124.30(SL124.80買い) |
ユーロ円買い | 50,000 | 123.20(SL122.70売り) |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.1900(SL1.1950買い) |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.1800(SL1.1750売り) |
豪ドル円売り | 50.000 | ☆76.50(SL77.00買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 75.50(SL75.00売り) |
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り | 50,000 | 104.80 |
ドル円買い | 50,000 | 103.80(SL103.40売り) |
ユーロ円売り | 50,000 | 124.50(SL125.00買い) |
ユーロ円買い | 50,000 | 123.30(SL122.80売り) |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.1910(SL1.1960買い) |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.1820(SL1.1770売り) |
豪ドル円売り | 50.000 | 77.20(SL77.70買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 76.10 |
記号・略称解説
ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)
本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。