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為替モーニング東京市場2017年1月13日

2017年01月13日

※最新情報(為替イブニング海外市場2017年1月13日)は、お客様限定で『会員専用サイト』に公開中!

鈴木予想レンジ

ドル円     114.00~115.80
ユーロ円    121.00~122.50
ユーロドル   1.0550~1.0700
豪ドル円    85.00~86.50

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

相場状況の振り返りと今後の展開予想

前日のトランプ次期大統領の会見では、選挙戦で唱えていた大型減税やインフラ整備に関する具体的な内容には触れず、総じて、米国第一主義とは言え、米大統領の権限を振りかざしているに過ぎない側面が多々ある。
同氏の思考回路がどうなっているかは理解不能ではあるが、同時にトランプラリーの推進力は後退していることは否めない。
結果的にはロシアのサイバー攻撃や中国を中心とした貿易不均衡などの苦情を述べたにとどまっており、市場は来週末に迫る米大統領就任後の諸々の経済対策を見極めるしか策はないのが現状であろう。
その中、昨日は米各連銀総裁の複数の発言があるが、ブラード・セントルイス連銀総裁は急激な金利上昇は必要ないとした上、トランプ政策が年内に大きな影響を与えるとはみておらず、年内1回の利上げ見通しに変更なく、ドル高で市場はやや先走っていると述べている。
反面、ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁、エバンス・シカゴ連銀総裁、そして、エバンス・シカゴ連銀総裁はいずれもインフレ2%目標に今年か来年には達する見込みであり、緩やかな3回の利上げを改めて述べてはいるが、保護主義政策を背景とした米金利先高観測のみでは積極的にドルを買い戻す雰囲気は削がれていると言わざるを得ないだろう。

一方、ドル円は心理的節目であるドル円115円割れが実現したことで、ストップロス優先の展開を強いられる中、一時113円台まで下落基調を強めている。
ただ、中期的には米インフレ期待を踏まえ、年内3回の利上げ観測への期待もあり、金利面での恩恵を考慮すれば、一過性のドル調整売りにとどまる可能性が高いだろう。
いずれは米債券利回りが上昇する可能性が高いだけに、下値は限定的と見なした方が無難であろう。

他方、ユーロドルは、昨日、ECB議事要旨では今年3月の期限である資産購入プログラムの9ヵ月の延長、月間購入を800億ユーロから600億ユーロへ縮小してはいるが、市場の反応は限定的であるように、ドルおよびポンドの動向に左右される展開を強いられており、引き続き直近のレンジ幅重視で対応することが得策であろう。

●戦略的には、ドル円は軟調な株価動向を意識し、上値の重い展開が予想されるが、ドル円115円台半ば前後からナンピン売りと共に、114円前後から押し目が対応することを勧める。
一方、ユーロドルは1.07前後からナンピン売りと共に、1.05台半ば前後から押し目買いで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は昨日と同様にドル円115円台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。
一方、輸入企業はドル円114円前後から少なめの押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、引き続き戻り売りを優先しており、現状では、ユーロドル1.07前後からナンピン売りと共に、1.05台半ば割れから押し目買いで対応している模様。

●クロス円は、ドル円114円前後ではロング、115円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は122円台半ば前後からナンピン売りを勧めると共に、121円前後から押し目買いで待機することを勧める。
一方、豪ドル円は今朝と同様に86円台半ば前後らナンピン売りを勧めると共に、85円前後から押し目買いで対応することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況

通貨       売り     買い
ドル円      113.55   116.15
ユーロ円     120.60   123.10
ユーロドル    1.0490   1.0725
豪ドル円     84.75    87.05

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

月次収支

2017年1月収支経過(04~13日)
通貨別   プラスマイナス       前日比
ドル円    +¥70,000       —¥25,000
ユーロ円   +¥35,000       
ユーロドル  +¥73,000(+$600)  +$650
豪ドル円   +¥30,000

現在のポジションと決済指値

ドル円ロング   50,000 ☆114.30(SL114.00売り)
ユーロ円ロング  50,000 ☆121.50(SL 121.00売り)
ユーロドルショート50,000 ☆1.0640(SL1.0680買い)

前日のストップロス(損失確定)実行ポジション

ドル円ロング  50,000★▼114.80(SL114.30売り)—¥25,000


前日の売買 東京市場

ドル円買い   50,000 ☆114.30(SL113.80売り)
ユーロドル売り 50,000★△1.0590(1.460ロングカバー)+$650
ユーロドル売り 50,000 ☆1.0640(SL1.0700買い)

前日の売買 海外市場

出来ず Nothing done
ドル円売り   50,000  115.00
ドル円買い   50,000  113.30(SL112.80売り)
ユーロ円売り  50,000  122.00
ユーロ円買い  50,000  120.50(SL 119.80売り)
ユーロドル売り 50,000  1.0710(SL1.0780買い)
ユーロドル買い 50,000  1.0550
豪ドル円売り  50,000  86.00(SL86.70買い)
豪ドル円買い  50,000  84.80(SL84.10売り)

本日の売買予定 東京市場

ドル円売り   50,000  115.30
ドル円買い   50,000  114.00(SL113.50売り)
ユーロ円売り  50,000  122.30
ユーロ円買い  50,000  121.00(SL 120.50売り)
ユーロドル売り 50,000  1.0680(SL1.0750買い)
ユーロドル買い 50,000  1.0560
豪ドル円売り  50,000  86.40(SL87.10買い)
豪ドル円買い  50,000  85.20(SL84.50売り)

本日の売買予定 海外市場
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。

コラム一覧

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