鈴木予想レンジ
通貨ペア | 予想レンジ |
---|---|
ドル円 | 102.80~104.00 |
ユーロ円 | 125.50~126.80 |
ユーロドル | 1.2150~1.2280 |
豪ドル円 | 78.80~80.00 |
相場状況の振り返りと今後の展開予想
市場では新型コロナウィルスの新規感染者数がNY州では1万6802人で過去最多過去最多まで膨れ、そして、変異種が発生している英国でも新規感染者数は5万5千人超となり、死亡者数は一日当たり、1,000人弱と足元の感染拡大が止まらず、また、各地で都市封鎖に追い込まれるなど、不安だらけの相場展開を強いられている。しかしながら、ワクチン接種への期待感や米財政刺激策による景気回復期待も根強く、短期的な景気回復は望めないだろうが、本格的にワクチン接種が開始される春以降には回復基調を加速させるとの思惑が働き、米国株式市場では前日比196ドル高と最高値を更新している。ただ、折り返し地点に近づいていることも配慮しなければならず、相対的にポジションの手仕舞が促進され易い外部環境にある。
一方、ドル円はコロナ禍の中、感染拡大を背景に首都圏では緊急事態宣言の発令の要否が問われている。ただ、世界的に波及している問題なだけに、拙速的に円買いを促す状況ではなく、引き続き狭いレンジ幅ドル円102.80~104.00円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。
他方、ユーロドルはコロナウィルスの変異種拡大が加速する中、積極的に買い上がる雰囲気はないが、米ドル売りが助長しており、安易にどちらにも仕掛けづらい状況にある。引き続きレンジ幅ユーロドル1.2150~1.2280を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。
●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、ドル円103円割れから押し目買いを勧めると共に、ドル円104円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルも同様に、1.21台半ば前後から押し目買いと共に、1.23前後からナンピン売りで待機することを勧める。
●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は売り急ぐことなく、ドル円104円前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業はドル円103円割れから少なめの押し目買いで対応している模様。
●海外勢によれば、方向感に乏しい中、微調整に終始しているが、現状ではユーロドル1.21台半ば前後から押し目買いと共に、1.22台後半からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。
●クロス円は、ドル円103円割れではロング、104円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は125円台半ば前後から押し目買いと共に、127円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは79円割れから押し目買いと共に、80円前後からナンピン売りで待機することを勧める。
市場ストップロス・オーダー状況
通貨 | 売り | 買い |
ドル円 | 102.20 | 104.35 |
ユーロ円 | 125.10 | 127.30 |
ユーロドル | 1.2100 | 1.2330 |
豪ドル円 | 78.30 | 80.55 |
※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。
トレード実績
筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。
本日の実行ポジション(SL&SP)NY closing で清算
ドル円ロング | 50,000 | ☆▼104.00(SL103.25売り)-¥37,500 |
ユーロドルショート | 50,000 | ☆△1.2300(SL1.2220買い)+$400 |
前日のSL実行ポジション(SL&SP)
ユーロ$ショート | 50,000 | ☆▼1.2250(SL1.2300買い)-$250 |
2020年12月収支経過 プラス+¥25,000
通貨 | プラスマイナス | 前日比 |
ドル円 | -¥12,500 | -¥37,500 |
ユーロ円 | +¥40,000 | +¥25,000 |
ユーロドル | +¥72,500(+$575) | +$150 |
豪ドル円 | -¥75,000 |
前日の売買 東京市場(12/30)
出来ず Nothing done |
前日の売買&予定 海外市場(12/30)
ドル円売り | 50,000 | 104.00 |
ドル円買い | 50,000 | 102.80(SL102.50売り) |
ユーロ円売り | 50,000 | 127.30(SL128.80買い) |
ユーロ円買い | 50,000 | ☆△126.20(126.70ショートカバー)+¥25,000 |
ユーロドル売り | 50,000 | ☆1.2300(SL1.2350買い) |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.2200 |
豪ドル円売り | 50.000 | 79.40(SL79.90買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 78.30(SL77.80売り) |
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り | 50,000 | 103.80(SL104.30買い) |
ドル円買い | 50,000 | 102.80(SL102.30売り) |
ユーロ円売り | 50,000 | 126.80(SL127.30買い) |
ユーロ円買い | 50,000 | 125.60(SL125.10売り) |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.2280(SL1.2330買い) |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.2150(SL1.2100売り) |
豪ドル円売り | 50.000 | 80.00(SL80.50買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 78.80(SL78.30売り) |
記号・略称解説
ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)
本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。