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為替モーニング東京市場2020年11月17日

2020年11月17日

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円104.00~105.20
ユーロ円123.30~124.50
ユーロドル1.1780~1.1900
豪ドル円75.80~77.00
相場状況の振り返りと今後の展開予想

米国株式市場ではNYダウが前日比470ドル高と大幅に続伸、30,000ドル台は時間の問題になりつつある。その中、ワクチン開発に関して、先日のファイザーに続き、モデルナが臨床試験に関する暫定結果を報告され、治験者の94.5%に効果が表れている。また、ファイザーのワクチンはマイナス70℃以下で保管する必要があるとされていたが、今回のワクチンは常温での移動も可能と伝えられたことが株価の押し上げ材料になっている。その中、トランプ大統領は選挙戦の敗北を受け入れたとの報道も出始めるなど、相対的な不確実性要因が緩和されつつある反面、未だに希望的観測に過ぎないとの側面もあり、為替相場自体は調整主導の展開を余儀なくされている。引き続き神経質な展開が予想されるだけに、相場が大きく動意づいてからの始動が得策であろう。

一方、ドル円は堅調な株高気配や米債券利回りが再び上昇しており、ドルを買い戻す動きが優勢ではあるにもかかわらず、ドル円105円台では実需並びに利益確定売りに圧され、改めて、上値の重さが意識されている。引き続きレンジ幅ドル円104.00~105.20円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルは相変わらず、米ドル主導の展開に変わりがないが、欧州圏でも数万人規模で感染者が拡大しており、2度目のロックダウンに追い込まれるなど、拙速的に買い上がる雰囲気はなく、戻り売り優先の展開を強いられている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1780~1.1900を重視し、同レベルからのナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、昨日と同様に、ドル円104円前後から押し目買いを勧めると共に、ドル円105円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.18割れから押し目買いと共に、1.19前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強めているが、株高期待を背景に底堅い展開と判断している。輸出企業はドル円105円台以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業はドル円104円前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、調整色を強めているが、現状ではユーロドル1.19前後からナンピン売りと共に、1.18割れから押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円104円前後ではロング、105円台以上ではショートをイメージし、ユーロ円は123円台半ば割れから押し目買いと共に、124円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは76円割れから押し目買いと共に、77円前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円103.45105.60
ユーロ円122.85125.00
ユーロドル1.17401.1970
豪ドル円75.3077.50

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
ドル円ロング50,000☆104.70(SL104.00売り)
豪ドル円ショート50.000☆76.70(SL77.00買い)
2020年11月収支経過(02~16日) 
通貨プラスマイナス前日比
ドル円+¥10,000
ユーロ円+¥5,000
ユーロドル-¥24,800(-ドル200)+$350
豪ドル円-¥55,000
前日の売買 東京市場
ユーロドル売り50,000★△1.1840(1.1770ロングカバー)+$350
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り50,000105.20
ドル円買い50,000104.00(SL103.50売り)
ユーロ円売り50,000124.50(SL125.20買い)
ユーロ円買い50,000123.30(SL122.80売り)
ユーロドル売り50,0001.1900(SL1.1950買い)
ユーロドル買い50,0001.1780(SL1.1730売り)
豪ドル円売り50.000☆76.70(SL77.20買い)
豪ドル円買い50,00075.60(SL75.10売り)
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000105.00
ドル円買い50,000104.00(SL103.50売り)
ユーロ円売り50,000124.50(SL125.20買い)
ユーロ円買い50,000123.40(SL122.90売り)
ユーロドル売り50,0001.1900(SL1.1950買い)
ユーロドル買い50,0001.1790(SL1.1740売り)
豪ドル円売り50.00077.00(SL77.50買い)
豪ドル円買い50,00076.00
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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