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為替イブニング海外市場2016年7月21日

2016年07月21日

鈴木予想レンジ

ドル円     105.00~107.00

ユーロ円    115.50~117.50

ユーロドル   1.0950~1.1100

豪ドル円    78.50~80.30


※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

相場状況の振り返りと今後の展開予想

前日報じられた政府日銀による20兆円規模の景気対策に反応する格好で日経平均株価は一時17,000円に迫る展開を見せると同時に、ドル円も107円台半ば近辺まで上昇する場面があったが、海外勢参入後は急速に円買いが強まり、106円台前半まで急落するなど荒っぽい展開に陥っている。

特にリスク回避的な円買いの動きはないが、一部では、マイナス金利導入以後も日銀が長期国債を買い続ける量的・質的金融緩和に対して懐疑的との見方もある。

実際問題として、形振り構わない金融政策の持続性が問われ始めており、今回の20兆円規模の景気対策は実現不可能との声も聞かれるなど、市場は警戒感を強めながら円を買い戻す動きに繋がっているとも解釈できる。


一方、ドル円自体は一旦利益確定売りに圧されて上値の重さが再認識されているが、黒田総裁が早期に物価2%を実現する目標は変えないと強調した上、金融政策に限界があるとは考えていない旨を述べているように、政府日銀としても、デフレ脱却に向けて株高及び円安維持を推進するしか策はなく、後戻りはできないのが本音であり、相対的には下落局面でのドル買い円売りに軍配が上がると見なした方が賢明であり、ドル円105円前後からのショートは自重局面に差し掛かっている。


他方、ユーロドルはECB理事会を控えて様子見モードを強めているが、既に英EU離脱や欧州金融機関の不良債権問題などの悪材料が出尽くしており、ドラギECB総裁の会見ではユーロ加盟国の結束を高めるためにも、ネガティブな見解は抑えられる可能性が高い。

拙速的な下値トライは自重し、引き続き直近のレンジ幅1.0950~1.1100で待機策が一考であろう。


●戦略的には、ドル円は損失確定売りに圧されて上値の重い展開を強いられているが、ドル円105前後から押し目買いを勧めると共に、107円前後からナンピン売りで待機することを勧める。

一方、ユーロドルは、前述したレンジ幅を重視し、1.1100前後からナンピン売りと共に、1.09台半ば前後から押し目買いで待機することを勧める。


●邦銀勢によれば、不安心理が先行しており、様子見スタンスを強めている。

輸出企業はドル円106円割れでは興味半減の模様であり、現状では106円台半ば前後からナンピン売りで待機している模様。

一方、輸入企業はドル円106円前後から実施しており、現状では105円前後に集約されている模様。


●海外勢によれば、様子見スタンスを強める中、今朝と同様にレンジ幅を拡大し、ユーロドル1.11前後からナンピン売りと共に、1.09台半ば前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。


●クロス円は、損失確定売りが優勢になっており、戻りは限定的であるが、ドル円105円台前後ではロング、107円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は115円台半ば前後から押し目買いと共に、117円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

一方、豪ドル円は、78円台半ば前後から押し目買いと共に、80円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。


市場ストップロス・オーダー状況

通貨       売り     買い

ドル円      104.70    107.30

ユーロ円     115.25   117.85

ユーロドル    1.0905   1.1130

豪ドル円     78.10    80.55


※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

月次収支

通貨別    プラスマイナス     前日比

ドル円    +¥45,000      +¥25,000

ユーロ円   -¥80,000      +¥15,000

ユーロドル  +¥52,600(+$450)

豪ドル円   +¥55,000      -¥25,000


現在のポジションと決済指値

ユーロドルロング50,000 ☆1.1000(SL1.0940売り)

豪ドル円ロング 50,000 ☆79.30(SL78.50売り)


前日のストップロス(損失確定)実行ポジション

豪ドル円ロング 50,000☆▼79.80(SL79.30売り)-¥25,000



前日の売買 東京市場

ユーロ円買い  50,000 ★116.60(SL115.90売り)


前日の売買 海外市場

ドル円売り   50,000 ☆107.00(SL107.70買い)

ユーロ円売り  50,000★△117.70(116.60ロングカバー)+¥55,000


本日の売買予定 東京市場

ドル円売り   50,000  107.80(SL108.50買い)

ドル円買い   50,000☆△106.50(107.00ショートカバー)+¥25,000

ユーロ円売り  50,000  118.70(SL119.50買い)

ユーロ円買い  50,000☆▼117.30(SL116.50売り)-¥40,000

ユーロドル売り 50,000  1.1080

ユーロドル買い 50,000  1.0950(SL1.0880売り)

豪ドル円売り  50,000  80.50

豪ドル円買い  50,000 ☆79.30(SL78.50売り)


本日の売買予定 海外市場

ドル円売り   50,000  106.80(SL107.50買い)

ドル円買い   50,000  105.10(SL104.50売り)

ユーロ円売り  50,000  117.50(SL118.20買い)

ユーロ円買い  50,000  115.60(SL114.80売り)

ユーロドル売り 50,000  1.1080

ユーロドル買い 50,000  1.0950(SL1.0880売り)

豪ドル円売り  50,000  80.00

豪ドル円買い  50,000  78.50(SL77.80売り)


記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。

コラム一覧

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市場養生訓 小口幸伸
為替大観 小池正一郎
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CFD-Metalsの取引に必要な証拠金は、取引の額の5%以上の額で、証拠金の約20倍までの取引が可能です。 国内上場有価証券の売買等に当たっては、最大で約定代金の2.7%の手数料(消費税込み)、最低手数料は取引形態等により異なり最大で2,700円(消費税込み)をいただきます。国内上場有価証券等は、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等および有価証券の発行者等の信用状況(財務・経営状況を含む)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ(元本欠損リスク)があります。

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〈商号〉株式会社マネーパートナーズ(金融商品取引業者・商品先物取引業者)
〈金融商品取引業の登録番号〉関東財務局長(金商)第2028号
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