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為替モーニング東京市場2017年3月22日

2017年03月22日

※最新情報(為替イブニング海外市場2017年3月22日)は、お客様限定で『会員専用サイト』に公開中!

鈴木予想レンジ

ドル円     111.00~112.50
ユーロ円    120.00~121.50
ユーロドル   1.0700~1.0850
豪ドル円    85.00~86.50

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

相場状況の振り返りと今後の展開予想

米議会ではトランプ政権において、立法化を目指す最初の法案であるオバマケアの廃止の代替え案に苦慮している旨が伝えられるなど、今後のインフラ投資や諸々の改革案まで影響を及ぼす可能性があるだけに、ある意味では正念場を迎えている。
その中、NYダウ平均株価はトランプ相場が始まって以来の大幅安(237ドル安)を記録するなど、相対的にリスクオフの動きが強まっている。
そして、先のFOMCの利上げ後も米債券利回りの低下が続くなど、一部では次回の利上げ気運は大幅に萎えたとの声も少なくない。
昨日はジョージ・カンザスシティー連銀総裁がFOMCは金融危機からの緩和政策の出口の機会を模索しているが、バランスシート縮小はすぐには起こらないと慎重姿勢を見せている。
そして、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁はバランスシート正常化による株式市場への影響は懸念していないが、データは利上げを支持していないとトーンダウンしている嫌いがあり、ドルロングの調整売りが優先されている。

一方、ドル円は米債券利回りの低下やNYダウの急落の影響を受けて、ストップロスを巻き込む格好でドル円は111円台に突入するなど、次なる節目である110円前後も意識せざるを得ない状況に置かれている。
また、市場は本邦の3月の期末決算に向けたレパトリ(ドル建て資産売却・円買い)への警戒感もあり、戻りの鈍さにも繋がっている。
ただ、急ピッチの米債券利回りの低下に歯止めがかかる可能性があるだけに、一過性のドル調整売り局面と捉えたほうが無難であろう。

他方、ユーロドルはドルロング解消の動きに助長される中、仏大統領選挙で中道系独立候補のマクロン氏がEU離離脱を掲げるルペン候補を抑えて優勢との見方もあり、節目とみられていたユーロドル1.08台を回復するなど、底堅い展開を見せ始めている。
一時はパリティ割れまで危惧されていたユーロドルだけに、ストップロスを巻き込んだ上昇局面とも言えるが、反面、ドル売り一巡後の急落も想定せざるを得ないだけに、高値掴みには要注意のレベルに差し掛かっている。

●戦略的には、ドル円は株価動向を睨みながら、上値の重い展開が予想されるが、実需売買を背景に、狭いレンジ幅での攻防と判断し、ドル円111円前後から押し目買いを勧めると共に、112円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。
他方、ユーロドルは、引き続き1.08台半ば前後からナンピン売りと共に、1.07前後から押し目買いで対応することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円113前後を中心に、112円台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。
一方、輸入企業はドル円112円割れから随時実施しており、現状では111円前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●海外勢によれば、引き続き戻り売りを優先する中、昨日と同様に、ユーロドル1.08台半ば前後からナンピン売りと共に、1.07台前半から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円111円前後ではロング、113円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は120前後から押し目買いと共に、121円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。
一方、豪ドル円は85円前後から押し目買いと共に、86円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況

通貨       売り     買い
ドル円      110.70   112.90
ユーロ円     119.50   121.85
ユーロドル    1.0680   1.0910
豪ドル円     84.55    86.80

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

月次収支

2017年3月収支経過(01~22日)
通貨     プラスマイナス       前日比
ドル円    -¥5,000         -¥25,000
ユーロ円   -¥10,000        +¥10,000
ユーロドル  -¥67,100(-$550)  
豪ドル円   +¥20,000

現在のポジションと決済指値

ドル円ロング   50,000 ☆112.10(Sl111.10売り)
ユーロ円ロング  50,000 ☆120.70(SL120.00売り)
ユーロドルショート50,000 ☆1.0770(SL1.0850買い)
豪ドル円ロング  50,000 ☆86.30(SL85.00売り)

前日のストップロス(損失確定)実行ポジション

ドル円ロング   50,000☆▼112.60(Sl112.10売り)-¥25,000


前日の売買 東京市場

ユーロ円売り  50,000★△121.50(121.30ロングカバー)+¥10,000

前日の売買 海外市場

ドル円売り    50,000  113.20
ドル円買い   50,000 ☆112.10(SL111.50売り)
ユーロ円売り  50,000  122.20(SL122.90買い)
ユーロ円買い  50,000 ☆120.70(SL120.00売り)
ユーロドル売り 50,000  1.0850(SL1.0910買い)
ユーロドル買い 50,000  1.0730
豪ドル円売り  50,000  87.50(SL88.20買い)
豪ドル円買い  50,000 ☆86.30(SL85.60売り)

本日の売買予定 東京市場

ドル円売り    50,000  112.50
ドル円買い   50,000  111.10(SL110.50売り)
ユーロ円売り  50,000  121.50
ユーロ円買い  50,000  120.00(SL119.30売り)
ユーロドル売り 50,000  1.0850(SL1.0910買い)
ユーロドル買い 50,000  1.0740
豪ドル円売り  50,000  86.30
豪ドル円買い  50,000  85.00(SL84.40売り)

本日の売買予定 海外市場
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。

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