鈴木予想レンジ
通貨ペア | 予想レンジ |
---|---|
ドル円 | 106.70~108.00 |
ユーロ円 | 121.30~122.50 |
ユーロドル | 1.1300~1.1430 |
豪ドル円 | 74.00~75.30 |
相場状況の振り返りと今後の展開予想
市場には新型コロナウィルスの感染拡大、そして、米中覇権争いなど、様々な先行き懸念が回遊する中、堅調であったナスダックを中心に、米株式市場全般にもポジションの手仕舞が広がりつつある。その中、トランプ政権は新型コロナウィルスがパンデミックとなった責任は中国にあると主張、そして、ポンペオ国務長官も南シナ海において、中国政府が主張する権利は、完全に不法なものであると強調しており、市場に緊張感が走っている。安易にポジションを取り切れない状態にある。中国はこれに対して今のところ反応を示してはいないが、穿った見方ではあるが、トランプ大統領の再選が不利な状況にあるだけに、形勢逆転のために何をしでかすか予測不能であり、現時点では有事のドル買いが優勢と見なした方がリスクの軽減に繋がるであろう。
一方、ドル円は107円台を維持しているが、潜在的なリスク回避の円買いとドル買いが相混じり、安易にどちらにも仕掛けづらい状況にある。引き続き相場が大きく動意づいてからの始動が得策であり、引き続きレンジ幅ドル円106.70~108.00円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。
他方、ユーロドルは1.13台半ば前後で一進一退であるが、直近の高値を意識し、戻り売りが優先されている。引き続き無理をせずに、レンジ幅ユーロドル1.1300~1.1430を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。
●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、今朝と同様に、ドル円107円割れから押し目買いと共に、108円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.14台以上からナンピン売りと共に、1.13前後から押し目買いで待機することを勧める。
●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は昨日と同様に、ドル円108円前後を中心に、同レベルからナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業はドル円107円割れから押し目買いで対応している模様。
●海外勢によれば、方向感に乏しい中、今朝と同様に、現状では1.14前後からナンピン売りと共に、1.13前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。
●クロス円は、ドル円107円割れではロング、ドル円108円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は121円台半ば割れから押し目買いと共に、122円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは74円割れから押し目買いと共に、75円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。
市場ストップロス・オーダー状況
通貨 | 売り | 買い |
ドル円 | 106.20 | 108.35 |
ユーロ円 | 120.80 | 123.00 |
ユーロドル | 1.1245 | 1.1470 |
豪ドル円 | 73.45 | 75.70 |
※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。
トレード実績
筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。
現在のポジション(SL&SP)
ドル円ロング | 50,000 | ☆106.80(SL106.80売り) |
ユーロ円ショート | 50,000 | ☆121.70(SL122.50買い) |
ユーロドルショート | 50,000 | ☆1.1370(SL1.1410買い) |
前日のSL実行ポジション(SL&SP)
ユーロ$ショート | 50,000 | ★▼1.1320(SL1.1370買い)-$250 |
2020年7月収支経過(01~14日)
通貨 | プラスマイナス | 前日比 |
ドル円 | ||
ユーロ円 | +¥105,000 | +¥35,000 |
ユーロドル | +¥43,600(+$350) | -$250 |
豪ドル円 | +¥5,000 |
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done |
前日の売買 海外市場
ユーロ円売り | 50,000 | ★△121.20(120.50ロングカバー)+¥35,000 |
ユーロ円売り | 50,000 | ☆121.70(SL122.20買い) |
ユーロドル売り | 50,000 | ☆1.1370(SL1.1420買い) |
本日の売買&予定 東京市場
出来ず Nothing done | ||
ドル円売り | 50,000 | 107.70 |
ドル円買い | 50,000 | 106.70(SL106.20売り) |
ユーロ円売り | 50,000 | 122.30(SL122.80買い) |
ユーロ円買い | 50,000 | 121.10 |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.1410(SL1.1460買い) |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.1300 |
豪ドル円売り | 50.000 | 75.00(SL75.50買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 74.00(SL73.50売り) |
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り | 50,000 | 107.60 |
ドル円買い | 50,000 | 106.70(SL106.20売り) |
ユーロ円売り | 50,000 | 122.50(SL123.00買い) |
ユーロ円買い | 50,000 | 121.40 |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.1410(SL1.1460買い) |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.1320 |
豪ドル円売り | 50.000 | 75.00(SL75.50買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 74.00(SL73.50売り) |
記号・略称解説
ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)
本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。