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為替モーニング東京市場2020年12月11日

2020年12月11日

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円103.80~105.00
ユーロ円125.80~127.00
ユーロドル1.2080~1.2200
豪ドル円77.80~79.00
相場状況の振り返りと今後の展開予想

新型コロナウィルスを巡り、市場では様々な売買材料が回遊する中、昨日のECB理事会では予想通りに量的緩和(QE)拡大が示唆され、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)を5,000億ユーロ増額、期間は9カ月間延長する旨が発表されたが、概ね織り込み済みとの見方が支配的であり、市場の反応は限定的になっている。相対的には堅調な株高傾向を好感し、リスク選考の動きは後退しているが、常に不透明な米中対立構造、英国の合意無き離脱、そして、ワクチン開発競争などを意識した相場展開にならざるを得ず、当面、突発的な事態に備えたポジショニングが優先されており、相場自体の膠着度を更に深めている。引き続き無理をせずに、相場が大きく動意づいてからの始動を心掛けるべきであろう。

一方、ドル円は年末調整のドル買い需要もあり、底堅い展開が予想されるが、来週のFOMCの動向を見極めたいとの思惑もあり、狭いレンジ幅での攻防が予想される。引き続きレンジ幅ドル円104.00~105.00円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルは追加緩和策が打ち出されたが、米国でも同様に追加緩和策が実施される見込みであり、もみ合い相場が予想されるが、引き続き直近のレンジ幅ユーロドル1.2080~1.2200を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、ドル円104円割れから押し目買いを勧めると共に、ドル円105円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルも同様に、1.21割れから押し目買いと共に、1.22前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円105円前後を視野に、104円台半ば以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業はドル円104円割れを視野に同レベル前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、現状では引き続き戻り売りを優先しており、ユーロドル1.22前後からナンピン売りと共に、1.21割れから押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円104円割れではロング、105円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は126円割れから押し目買いと共に、127円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは78円割れから押し目買いと共に、79円前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円103.10105.30
ユーロ円125.40127.55
ユーロドル1.20351.2250
豪ドル円77.3079.50

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
ユーロドルショート50,000☆1.2150(SL1.2200買い)
豪ドル円ショート50.000☆78.10(SL78.80買い)
前日のSL実行ポジション(SL&TP)
豪ドル円ショート50.000★▼76.50(SL78.10買い)-¥80,000
2020年12月収支経過(01~11日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円+¥25,000+¥30,000
ユーロ円-¥25,000
ユーロドル-¥34,800(-$275)+$225
豪ドル円-¥80,000-¥80,000
前日の売買 東京市場
豪ドル円売り50.000☆78.10(SL78.60買い)
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り50,000105.00(SL105.50買い)
ドル円売り50,000★△104.50(103.90ロングカバー)+¥30,000
ドル円買い50,000104.00(SL103.30売り)
ユーロ円売り50,000126.80(SL127.30買い)
ユーロ円買い50,000125.80(SL125.20売り)
ユーロドル売り50,000☆1.2150(SL1.2200買い)
ユーロドル売り50,000★△1.2105(1.2060ロングカバー)+$225
ユーロドル買い50,0001.2030(SL1.1980売り)
豪ドル円売り50.00078.80(SL79.20買い)
豪ドル円買い50,00077.70
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000105.00(SL105.50買い)
ドル円買い50,000104.00(SL103.50売り)
ユーロ円売り50,000126.80(SL127.30買い)
ユーロ円買い50,000125.80(SL125.30売り)
ユーロドル売り50,0001.2180(SL1.2230買い)
ユーロドル買い50,0001.2100
豪ドル円売り50.00078.80(SL79.30買い)
豪ドル円買い50,00077.80
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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