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為替イブニング海外市場2021年10月8日

2021年10月08日
(コラム執筆時間:19時15分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円111.00~112.30
ユーロ円128.80~130.00
ユーロドル1.1500~1.1620
豪ドル円81.00~82.30
相場状況の振り返りと今後の展開予想

市場は今晩の米雇用統計の発表待ちではあるが、事前予想では概ね改善の見通しであり、東京株式市場では日経ダウがNYダウ流れを引継ぎ、前日比370円高と持ち直しつつある。ただ、 休場明け中国株式市場では国内不動産会社の社債と株式が急落しており、予断を許せない相場環境にある。市場では中国当局がデフォルトを見捨てる筈はないとの期待感もあるが、反面、当局は方向性を一向に明らかにしておらず、中国恒大集団の債務問題に対しても、当局はもはや相次ぐ資金繰りには手に負えない状態にあるとの悲観的な見方も浮上している。いずれにしても、リスク選考型のマーケットに陥っており、当面、ストップロスの配置を重視し、少なめの売買で対応することが得策であろう。

一方、ドル円は米金利の優位性を背景に底堅い展開にあるが、依然として、リスク回避のドル買いと円買いが同居しており、安易にどちらにも仕掛けづらい状況にある。引き続きレンジ幅ドル円111.00~112.30円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルはポンド安が一服する中、ユーロドル1.15前後では調整買いが随所に散見されており、拙速的な下値トライは慎重になっている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1500~1.1630を重視し、同レベル前後からナンピンが賢明であろう。

●戦略的にはドル円は前述したレンジ幅を重視し、今朝と同様に、ドル円111円前後から押し目買いと共に、112円台以上からナンピン売りで待機をすることを勧める。一方、ユーロドルも同様に、1.15前後から押し目買いと共に、1.16台以上からナンピン売りで対応することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを維持する中、輸出企業はドル円112円台以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業はドル円111円前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、依然として、米ドル及びポンド主導の展開であり、現状ではユーロドル1.16台以上からナンピン売りと共に、1.15前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円111円前後ではロング、ドル円112円台以上ではショートをイメージし、ユーロ円は129円割れから押し目買いと共に、130円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは81円前後から押し目買いと共に、82円前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円110.75112.85
ユーロ円128.30130.50
ユーロドル1.14551.1670
豪ドル円80.6082.75

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&SP)
ユーロドルロング50,000☆1.1570(SL1.1500売り)
豪ドル円ショート50,000☆81.50(SL82.30買い)
前日のSL実行ポジション(SL&SP)
豪ドル円ショート50,000★▼81.00(SL81.60買い)-¥30,000
2021年10月収支経過(01~08日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円
ユーロ円+¥25,000+¥25,000
ユーロドル
豪ドル円+¥40,000-¥30,000
前日の売買 東京市場
出来ずNothing done
前日の売買 海外市場
豪ドル円売り50,000☆81.50(SL82.00買い)
本日の売買&予定 東京市場
ドル円売り50,000112.00(SL112.50買い)
ドル円買い50,000111.00(SL110.50売り)
ユーロ円売り50,000☆△129.30(128.80ロングカバー)+¥25,000
ユーロ円買い50,000128.50(SL128.00売り)
ユーロドル売り50,0001.1600
ユーロドル買い50,0001.1500(SL1.1450売り)
豪ドル円売り50,00082.20(SL82.70買い)
豪ドル円買い50,00081.20
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000112.20(SL112.60買い)
ドル円買い50,000111.10(SL110.70売り)
ユーロ円売り50,000130.00(SL130.50買い)
ユーロ円買い50,000129.00(SL128.50売り)
ユーロドル売り50,0001.1600
ユーロドル買い50,0001.1500(SL1.1450売り)
豪ドル円売り50,00082.20(SL82.70買い)
豪ドル円買い50,00081.20
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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