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為替モーニング東京市場2021年11月11日

11月11日の「為替イブニング海外市場」は、米国市場休場のため休刊いたします。次回更新は11月12日の予定です。

2021年11月11日
(コラム執筆時間:09時25分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円113.30~114.50
ユーロ円130.30~131.50
ユーロドル1.1450~1.1570
豪ドル円83.00~84.20
相場状況の振り返りと今後の展開予想

昨日発表された10月の米消費者物価指数(CPI)は伸びが加速し、前年同月比で上昇率は6%を超える中、米国債利回りは急伸したことを受けて、米国株は軒並み反落しているが、市場は米金利の優位性を背景に、ドルの買い戻しに反応している。いずれにしても、サプライチェーン問題の長期化とエネルギー価格の上昇を踏まえて、ありとあらゆる価格が上昇しており、インフレ懸念が各分野に急速に広がっている。一時的な現象との見解も少なくないが、ポストコロナを見越した需要供給の格差がインフレ率を急速に高めていると言わざるを得ない。その中、バイデン米大統領は、高インフレを反転させることが最優先課題であり、エネルギーコスト低下に向けて取り組んでいると強調しているが、サプライチェーンの基軸である中国が電力不足で危機に瀕しており、インフレの長期化が避けられない情勢にあり、市場の困惑度を更に深めている。

一方、ドル円は米債券利回りの上昇を受けて、一時ドル円114円台を回復するなど、引き続き米ドル金利の動向に振られやすい展開は否めない。端的には米10年債利回り1.5%割れでは円買い、1.6%台では円売りを重視した展開が見込まれる。引き続きレンジ幅ドル円113.30~114.50円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルは特筆すべき買い材料もない中、米金利の上昇を受けて、節目のユーロドル1.15割れと警戒感を強めている。ただ、割安感を踏まえた買い戻しも随所に散見されるだけに、引き続きレンジ幅ユーロドル1.1450~1.1570を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、ドル円113円台半ば割れから押し目買いと共に、ドル円114円台半ば以上からナンピン売りで待機をすることを勧める。一方、ユーロドルは、1.14台半ば前後から押し目買いと共に、1.15台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、株価動向を注視し、様子見スタンスを強めているが、輸出企業はドル円113円台半ば前後から随時実施しており、現状ではドル円114円台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は、ドル円113円台半ば前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、ストップロスを巻き込み、上値の重さが意識されている。現状ではユーロドル1.15台半ば前後からナンピン売りと共に、1.14台半ば前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円113円台半ば前後ではロング、ドル円114円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は130円台半ば割れから押し目買いと共に、131円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは83円前後から押し目買いと共に、84円前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円112.85115.00
ユーロ円129.85132.00
ユーロドル1.13801.1590
豪ドル円82.5084.70

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&SP)
ドル円ショート50,000☆113.60(SL114.50買い)
ユーロ円ロング50,000☆130.70(SL130.40売り)
前日のSL実行ポジション(SL&SP)
豪ドル円ロング50,000★▼83.50(SL83.20売り)-¥15,000
2021年11月収支経過(01~11日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥35,000
ユーロ円-¥10,000
ユーロドル-\6,500(-ドル50)-$250
豪ドル円-\65,000+¥10,000
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り50,000☆113.60(SL114.10買い)
ドル円買い50,000112.70(SL112.20売り)
ユーロ円売り50,000131.50
ユーロ円買い50,000130.50(SL130.00売り)
ユーロドル売り50,0001.1640(SL1.1690買い)
ユーロドル買い50,000☆▼1.1530(SL1.1480売り)-$250
豪ドル円売り50,000☆△83.70(83.20ロングカバー)+¥25,000
豪ドル円買い50,00082.80(SL82.40売り)
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000114.50(SL115.00買い)
ドル円買い50,000113.30
ユーロ円売り50,000131.50
ユーロ円買い50,000130.40(SL129.90売り)
ユーロドル売り50,0001.1550(SL1.1600買い)
ユーロドル買い50,0001.1450(SL1.1400売り)
豪ドル円売り50,00084.00(SL84.50買い)
豪ドル円買い50,00083.00(SL82.50売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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