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為替イブニング海外市場2018年5月29日

2018年05月29日

※最新情報(為替モーニング東京市場2018年5月30日)は、お客様限定で『会員専用サイト』に公開中!

鈴木予想レンジ

ドル円     108.30~109.80
ユーロ円    125.00~126.80
ユーロドル   1.1500~1.1750
豪ドル円    81.30~83.80

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

相場状況の振り返りと今後の展開予想

北朝鮮情勢が一服する中、市場は休場明けの米債市場の動向が注目されていたが、海外勢が参入後、イタリア政局不安が広がり、イタリアの10年債利回りは再選挙への警戒感から、約3年半ぶりの高値水準まで上昇しており、相対的なリスク回避手段として、米債券利回りの低下を促し、また、ユーロロングを手仕舞う動きが加速、そして、安全資産である円買いに波及するなど、市場は様変わりの様相を呈している。
ただ、ドイツ債利回りは安定的に推移しており、やや過剰反応した嫌いがあるが、ストップロスを巻き込んだ状態なだけに、ユーロドルおよびドル円の上値の重さが改めて意識されている。

一方、ドル円は特筆すべき売り材料はない中、米債券利回りの伸び悩みやリスク回避の円買いを背景に日経平均が3日ぶりに反落、ドル円109円割れへと警戒感を強めている。
ただ、ドル円108円台では随所に実需買いや利益確定買いが散見されており、加速的に売り下がる相場環境ではないが、ストップロスが一巡したとは言い難く、もう一段の下落シナリオを考慮した方が賢明であろう。

他方、ユーロドルはイタリアやスペインの政治不安などを背景にユーロドル1.16割れとなり、次なる大きな節目ユーロドル1.1500割れが意識されている。
短期筋としても、足早のユーロドル1.15割れトライに慎重になっているが、ストップロス売りが一巡したとは言い難いだけに、当面、レンジ幅を1.1500~1.1650まで拡大し、少なめの売買で対応することが一考であろう。

●戦略的には、ドル円はレンジ幅を108.00~109.50円まで拡大し、ドル円108円台半ば割れから押し目買いと共に、ドル円109円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。
一方、ユーロドルは前述したレンジ幅を重視し、ユーロドル1.1500割れから押し目買いと共に、1.16台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、戻りの鈍い展開と判断しているが、輸出企業はドル円109円台半ば前後から110円前後まで断続的に散見されている模様。
一方、輸入企業はドル円109円割れから押し目買いを実施しており、現状では108円台半ば割れから押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、引き続き戻り売りを優先しているが、現状ではユーロドル1.17前後を中心に、1.16台半ば前後からナンピン売りで待機している模様。
一方、買いは1.16前後から押し目買いを実施しており、現状では1.15前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円108円台前半ではロング、ドル円109円台半ば以上ではショートをイメージし、ユーロ円は126円台半ば以上からナンピン売りと共に、125円前後から押し目買いで待機することを勧める。
一方、豪ドル円は81円台半ば割れから押し目買いと共に、83円前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況

通貨       売り    買い
ドル円     107.80   110.10
ユーロ円    124.85   127.20
ユーロドル   1.1450   1.1690
豪ドル円    80.80    82.80

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

月次収支

2018年5月収支経過(01~29日)
通貨    プラスマイナス      前日比
ドル円   -¥75,000      -¥25,000
ユーロ円  -¥45,000      -¥15,000
ユーロドル -¥144,300(-$1,150)-$300
豪ドル円   +¥55,000

現在のポジションと決済指値

ドル円ロング   50,000 ☆108.80(SL108.30売り)
ユーロドルロング50,000 ☆1.1580(SL1.1490売り)
豪ドル円ロング 50,000 ☆82.00(SL81.30売り)

前日のストップロス(損失確定)実行ポジション

本日のSL実行ポジション(SL&SP)
ドル円ロング   50,000☆▼109.30(SL108.80売り)-¥25,000
ユーロ円ロング 50,000☆▼127.00(SL126.50売り)-¥25,000
ユーロドルロング50,000☆▼1.1660(SL1.1600売り)-$300


前日の売買 東京市場

ユーロ円売り  50,000★△128.30(127.60ロングカバー)+¥35,000
ユーロ円買い  50,000 ☆127.00(SL126.50売り)

前日の売買 海外市場
本日の売買予定 東京市場

ドル円売り 50,000  109.80
ドル円買い    50,000 ☆108.80(SL108.30売り)
ユーロ円売り  50,000  127.50
ユーロ円買い  50,000☆▼126.50(SL126.00売り)-¥25,000
ユーロドル売り 50,000  1.1730
ユーロドル買い 50,000 ☆1.1580(SL1.1530売り)
豪ドル円売り  50,000  83.00(SL83.80買い)
豪ドル円買い  50,000 ☆82.00(SL81.50売り)

本日の売買予定 海外市場

ドル円売り 50,000  109.80
ドル円買い    50,000  108.30(SL107.80売り)
ユーロ円売り  50,000  126.80
ユーロ円買い  50,000  125.20(SL124.70売り)
ユーロドル売り 50,000  1.1650
ユーロドル買い 50,000  1.1500(SL1.1530売り)
豪ドル円売り  50,000  82.80(SL83.30買い)
豪ドル円買い  50,000  81.30(SL80.80売り)

記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。

コラム一覧

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市場養生訓 小口幸伸
為替大観 小池正一郎
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武市のなぜなにFX 武市佳史

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〈金融商品取引業の登録番号〉関東財務局長(金商)第2028号
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