鈴木予想レンジ
通貨ペア | 予想レンジ |
---|---|
ドル円 | 103.30~104.50 |
ユーロ円 | 125.50~126.70 |
ユーロドル | 1.2080~1.2200 |
豪ドル円 | 77.70~79.00 |
相場状況の振り返りと今後の展開予想
本日は今年最後のFOMCに注目が集まる中、今回は先行きの経済見通しや政策方針が公表される見通しであるが、クリスマス商戦を前にして、依然として、コロナウィルスの感染拡大に収束の兆しはなく、引き続きワクチン接種の結果に期待を抱かざるを得ない外部環境にある。NY州では再びロックダウンの雰囲気を醸し出しており、短期的には景気後退配を予感させる内容であり、短期筋としても、ドルロングを手仕舞う動きが優先されている。ただ、米国株式市場ではNYダウが前日比337ドル高と反発し、再び3万ドル台を回復するなど、米国の超低金利政策が株価の押し上げ材料となり、実体経済との乖離が相場の難易度を深めていると言わざるを得ない。チャート分析やファンダメンタルズ分析では機能不全になっており、安易に仕掛けづらい相場環境であるが、当面、自然体で臨機応変な売買が求められる。
一方、ドル円は様々な不安材料が重なり、消去法的に円買いが進行しているが、米10年債利回りは再び0.9%台を回復するなど、拙速的なドル売り円買いにも警戒感を強めている。引き続きレンジ幅ドル円103.30~104.50円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。
他方、ユーロドルはドル売りに助長され底堅い展開ではあるが、反面、ユーロドル1.22前後が抵抗線となり、改めて、上値の重さが意識されている。その中、ジョンソン英首相が合意なき離脱の可能性が最も高いと述べているにもかかわらず、一部報道で英国とEUは合意の方向に傾いていると伝えられており、ユーロドルの買戻しも無視できない状況にある。引き続き、レンジ幅ユーロドル1.2080~1.2200を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。
●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、ドル円103円台前半から押し目買いを勧めると共に、ドル円104円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルも同様に、1.21割れから押し目買いと共に、1.22前後からナンピン売りで待機することを勧める。
●邦銀勢によれば、株価動向に注視し、様子見スタンスを更に強めているが、輸出企業はドル円104円台半ば前後を中心に、104円台以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業はドル円103円台半ば割れから少なめの押し目買いで対応している模様。
●海外勢によれば、引き続き戻り売りを優先する中、現状では昨日と同様に、ユーロドル1.22前後からナンピン売りと共に、1.21割れから押し目買いで待機姿勢を強めている模様、
●クロス円は、ドル円103円前後ではロング、104円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は125円台半ば前後から押し目買いと共に、126円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは78円割れから押し目買いと共に、79円前後からナンピン売りで待機することを勧める。
市場ストップロス・オーダー状況
通貨 | 売り | 買い |
ドル円 | 102.50 | 104.75 |
ユーロ円 | 124.85 | 127.00 |
ユーロドル | 1.2050 | 1.2255 |
豪ドル円 | 77.15 | 79.50 |
※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。
トレード実績
筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。
現在のポジション(SL&TP)
ドル円ロング | 50,000 | ☆104.00(SL103.30売り) |
ユーロドルショート | 50,000 | ☆1.2150(SL1.2200買い) |
豪ドル円ショート | 50.000 | ☆78.10(SL78.80買い) |
2020年12月収支経過(01~16日)
通貨 | プラスマイナス | 前日比 |
ドル円 | +¥25,000 | |
ユーロ円 | -¥25,000 | |
ユーロドル | -¥34,800(-$275) | |
豪ドル円 | -¥80,000 |
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done |
前日の売買&予定 海外市場
出来ず Nothing done | ||
ドル円売り | 50,000 | 104.70 |
ドル円買い | 50,000 | 103.50(SL103.00売り) |
ユーロ円売り | 50,000 | 127.00(SL127.50買い) |
ユーロ円買い | 50,000 | 125.70(SL125.20売り) |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.2200(SL1.2250買い) |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.2100 |
豪ドル円売り | 50.000 | 78.80(SL79.30買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 77.70 |
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り | 50,000 | 104.50 |
ドル円買い | 50,000 | 103.30(SL102.80売り) |
ユーロ円売り | 50,000 | 126.50(SL127.00買い) |
ユーロ円買い | 50,000 | 125.50(SL125.00売り) |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.2200(SL1.2250買い) |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.2100 |
豪ドル円売り | 50.000 | 78.80(SL79.30買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 77.80 |
記号・略称解説
ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)
本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。