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為替モーニング東京市場2021年11月10日

2021年11月10日
(コラム執筆時間:09時06分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円112.50~113.50
ユーロ円130.50~131.50
ユーロドル1.1550~1.1650
豪ドル円82.70~83.70
相場状況の振り返りと今後の展開予想

米10年債利回りが一時1.41%台まで低下する中、ドルの調整売りが優勢になっている。先のFOMCにおいて、テーパリング(金融緩和縮小)開始が決定されたばかりであり、市場は長期債利回りの低下にやや困惑度を強めているが、反面、米国株式市場では小幅反落したものの、最高値の反動売りの段階であり、引き続き低金利政策を背景に、堅調な株価動向が予想されている。ただ、原油価格が84ドル台まで上昇するなどインフレ懸念が絶えないだけに、米金利の更なる低下は描きづらい相場環境にある。また、中国経済の不透明感も重なり、依然として、リスク回避のドル買いニーズは健在ではあるが、一方、市場では次期FRB議長をめぐり、様々な憶測が飛び交う中、パウエル議長の続投を有力視していたが、ここ最近ではブレイナードFRB理事が有力との見方が浮上している。相対的にブレイナード理事が米財務次官時代にはドル安論者と報じられた経緯もあり、円高圧力を促しているとの声も聞かれていることもドル売り・円買いを誘発している。

一方、ドル円は米債券利回りの低下を受けて、113円を割り込み緊張感を高めているが、ストップロスを巻き込んだ状態であり、改めて戻りの鈍さが意識されている。引き続きレンジ幅ドル円112.50~113.50円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルは欧米の政策方針の相違もあり、引き続きユーロの戻り売りが優勢であるが、今後の米金利の動向を睨みながら、相対的に調整モードに突入している。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1550~1.1650を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、ドル円112円台半ば前後から押し目買いと共に、ドル円113円台前後からナンピン売りで待機をすることを勧める。一方、ユーロドルは、1.15台半ば前後から押し目買いと共に、1.16台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円113円台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は、ドル円112円台半ば前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、微調整に終始しているが、現状では昨日と同様に、ユーロドル1.16台半ば前後からナンピン売りと共に、1.15台半ば前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円112円台半ば前後ではロング、ドル円113円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は130円台半ば割れから押し目買いと共に、131円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは83円台前半から押し目買いと共に、84円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円111.85114.00
ユーロ円129.80132.00
ユーロドル1.14851.1700
豪ドル円82.2584.40

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&SP)
ユーロ円ロング50,000☆130.70(SL130.50売り)
豪ドル円ロング50,000☆83.20(SL82.70売り)
前日のSL実行ポジション(SL&SP)
ドル円ロング50,000★▼113.50(SL113.00売り)-¥25,000
ユーロ円ロング50,000★▼131.30(SL130.70売り)-¥30,000
豪ドル円ロング50,000★▼84.20(SL83.50売り)-¥35,000
豪ドル円ロング50,000☆▼83.50(SL83.20売り)-¥15,000
2021年11月収支経過(01~10日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥35,000-¥35,000
ユーロ円-¥10,000-¥30,000
ユーロドル+\26,100(+ドル200)+$200
豪ドル円-\90,000-¥50,000
前日の売買 東京市場
ドル円買い50,000★▼113.00(SL112.80売り)―¥10,000
ユーロ円買い50,000☆130.70(SL130.20売り)
豪ドル円買い50,000☆83.50(SL83.00売り)
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り50,000113.70(SL114.20買い)
ドル円買い50,000112.50(SL112.00売り)
ユーロ円売り50,000131.50
ユーロ円買い50,000130.30(SL129.80売り)
ユーロドル売り50,000★△1.1600(1.1560ロングカバー)+$200
ユーロドル売り50,0001.1640(SL1.1690買い)
ユーロドル買い50,0001.1520(SL1.1470売り)
豪ドル円売り50,00084.20
豪ドル円買い50,000☆83.20(SL82.70売り)
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000113.50(SL114.20買い)
ドル円買い50,000112.50(SL112.00売り)
ユーロ円売り50,000131.40
ユーロ円買い50,000130.50(SL130.00売り)
ユーロドル売り50,0001.1650(SL1.1700買い)
ユーロドル買い50,0001.1550(SL1.1500売り)
豪ドル円売り50,00083.70
豪ドル円買い50,00082.70(SL82.20売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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