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為替モーニング東京市場2021年10月21日

2021年10月21日
(コラム執筆時間:09時14分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円114.00~115.00
ユーロ円132.50~133.70
ユーロドル1.1600~1.1700
豪ドル円85.30~86.50
相場状況の振り返りと今後の展開予想

債務危機に陥っている中国恒大集団は傘下の不動産管理会社の株式の売却が頓挫しており、市場には不安心理が満遍なく広がっている。その中、中国政府の当局者らは不動産部門の債務問題が大規模な金融危機に発展することはないと火消しに走っているが、中国の不動産業者の格下げが相次いでいるように、中国経済の減速が現実味を帯びているとも解釈できる。一方、米地区連銀報告(ベージュブック)が発表されたが、米経済活動は緩やかなペースで拡大しているが、労働力不足が成長の重石になっていることを指摘している。そして、クオールズFRB理事は11月の資産購入ペース縮小開始の支持を言及、雇用回復は尚不完全であるが、終了は2022年半ばを見越している。また、イエレン米財務長官は米雇用回復のペースが鈍化しているが、来年の米経済は完全雇用に戻るとなお見込んでいるものの、労働市場は非常にタイトであり、米経済はまだパンデミックからの回復期にあり、相対的に米経済の回復は道半ばの段階を示唆しており、ドルを拙速的に買い上がる雰囲気は削がれている。

一方、ドル円は日米金利差を背景に心理的節目の115円を視野に入れた動きが続いている。ただ、依然として、ドル円115円前後が抵抗線レベルであり、実需を含めたポジション調整売りも重なり、拙速的な上値トライには慎重になっている。引き続きレンジ幅ドル円114.00~115.00円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルはポンドによる連れ高現象の感は否めないが、リスク回避のユーロ買いも散見されるなど、徐々に底堅さを取り戻しつつある。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1600~1.1700を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、ドル円114円前後から押し目買いと共に、115円前後からナンピン売りで待機をすることを勧める。一方、ユーロドルも同様に、1.16前後から押し目買いと共に、1.17前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、米金利動向を睨みながら、様子見スタンスを強めているが、輸出企業はドル円115円前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業はドル円114円前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、引き続き戻り売りを優先しており、現状ではユーロドル1.16前後から押し目買いと共に、1.17前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円114円前後ではロング、ドル円115円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は132円台半ば前後から押し目買いと共に、133円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは85円台前半から押し目買いと共に、86円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円113.35115.45
ユーロ円132.20134.30
ユーロドル1.15401.1755
豪ドル円84.8587.00

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&SP)
ユーロ円ショート50,000☆132.30(SL133.60買い)
豪ドル円ショート50,000☆86.00(SL86.50買い)
前日のSL実行ポジション(SL&SP)
豪ドル円ショート50,000☆▼84.80(SL86.00買い)-¥60,000
2021年10月収支経過(01~21日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥85,000
ユーロ円-¥70,000
ユーロドル+¥53,100(+ドル400)
豪ドル円-¥215,000-¥60,000
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り50,000115.00(SL115.40買い)
ドル円買い50,000114.00(SL113.60売り)
ユーロ円売り50,000133.50(SL134.00買い)
ユーロ円買い50,000132.50
ユーロドル売り50,0001.1680(SL1.1730買い)
ユーロドル買い50,0001.1580(SL1.1530売り)
豪ドル円売り50,000☆86.00(SL86.50買い)
豪ドル円買い50,00085.00
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000114.90(SL115.30買い)
ドル円買い50,000114.00(SL113.60売り)
ユーロ円売り50,000133.70(SL134.20買い)
ユーロ円買い50,000132.50
ユーロドル売り50,0001.1700(SL1.1750買い)
ユーロドル買い50,0001.1600(SL1.1550売り)
豪ドル円売り50,00086.50(SL87.00買い)
豪ドル円買い50,00085.30
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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