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為替モーニング東京市場2021年3月9日

2021年03月09日

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円108.30~109.50
ユーロ円128.50~129.70
ユーロドル1.1800~1.1920
豪ドル円82.80~84.00
相場状況の振り返りと今後の展開予想

米国上院で1.9兆ドル規模の追加経済対策の修正案を可決したことが好感され、市場では米景気回復とインフレ期待が高まると共に、米国債利回りは再び上昇過程にあり、米ドルショートを手仕舞う動きが優勢になっている。その中、米国株式市場ではNYダウは一時史上最高値を更新、前日比306ドル高と堅調に推移しており、改めて米景況感の良さを示している。反面、株式市場のけん引役であったナスダック(IT関連株)が急落しており、相対的には追加経済対策法案は織り込み済みとの見解が多く見られ、次なる材料待ちの段階にある。また、米国債利回りの推移を見る限りは、インフレ期待を更に高めているが、FRBとしては、雇用は依然としてパンデミック前の水準にあり、完全雇用には程遠い状況ある見解を述べており、金融引き締め策に移行するには時期尚早との見方も無視できない。ここ最近のドル買い戻しが一過性のドル買いに終わる可能性も帯び始めており、もう一段のドルの上昇局面では戻り売りに転じることも一考であろう。

一方、ドル円は米債券利回りの上昇を受けて、ドル円109円を目前に底堅い展開ではあるが、徐々に節目の110円台の上値の重さも意識されており、安易な上値トライには慎重になっている。引き続きレンジ幅ドル円108.30~109.50円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルは方向感に乏しい中、相対的に戻り売りに圧されて、1.18台半ば近辺まで下落しているが、市場は今週予定されているECB理事会でパンデミック緊急購入プログラムの動向に注目しており、債券購入は純増ベースを拡大する可能性やGDP及びインフレ見通しは上方修正してくる可能性があり、拙速的な下値トライは慎重になっている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1800~1.1930を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、ドル円108円台半ば前後から押し目買いを勧めると共に、ドル円109円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルも同様に、1.18前後から押し目買いと共に、1.19台以上からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円109円台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業はドル円108円台半ば前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、引き続き戻り売りを優先する中、現状ではユーロドル1.19台以上からナンピン売りと共に、1.18前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円108円台半ば前後ではロング、109円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は128円台半ば前後から押し目買いと共に、129円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは83円割れから押し目買いと共に、83円台後半からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円107.80110.00
ユーロ円128.00130.10
ユーロドル1.17451.1955
豪ドル円82.2084.30

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&SP)
ドル円ショート50,000☆108.40(SL109.400買い)
ユーロドルロング50,000☆1.1870(SL1.1820売り)
前日のSL実行ポジショ★(SL&SP)
ユーロ$ロング50,000★▼1.1920(SL1.1870売り)-$250
2021年3月収支経過(01~09日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥35,000
ユーロ円+¥15,000
ユーロドル-\70,800(-$550)-$250
豪ドル円+¥40,000
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
前日の売買&予定 海外市場
出来ず Nothing done
ドル円売り50,000109.00(SL109.50買い)
ドル円買い50,000108.00
ユーロ円売り50,000129.50(SL130.00買い)
ユーロ円買い50,000128.30(SL128.00売り)
ユーロドル売り50,0001.1930
ユーロドル買い50,0001.1820(SL1.1770売り)
豪ドル円売り50,00083.70(SL84.20買い)
豪ドル円買い50,00082.50(SL82.00売り)
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000109.50(SL110.00買い)
ドル円買い50,000108.50
ユーロ円売り50,000129.50(SL130.00買い)
ユーロ円買い50,000128.50(SL128.00売り)
ユーロドル売り50,0001.1910
ユーロドル買い50,0001.1800(SL1.1750売り)
豪ドル円売り50,00083.70(SL84.20買い)
豪ドル円買い50,00082.80(SL82.30売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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CFD-Metalsの取引に必要な証拠金は、取引の額の5%以上の額で、証拠金の約20倍までの取引が可能です。 国内上場有価証券の売買等に当たっては、最大で約定代金の2.75%の手数料(消費税込み)、最低手数料は取引形態等により異なり最大で2,750円(消費税込み)をいただきます。国内上場有価証券等は、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等および有価証券の発行者等の信用状況(財務・経営状況を含む)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ(元本欠損リスク)があります。

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〈金融商品取引業の登録番号〉関東財務局長(金商)第2028号
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