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為替イブニング海外市場2021年11月8日

2021年11月08日
(コラム執筆時間:19時12分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円113.00~114.00
ユーロ円130.50~131.50
ユーロドル1.1500~1.1600
豪ドル円83.50~84.50
相場状況の振り返りと今後の展開予想

日経平均株価は節目の3万円台が意識される中、米国株式市場の流れを引き継げず、前日比104円安と伸び悩むなど調整色を強めている。その中、市場には様々な売買材料が回遊しているが、ある意味では、焦点が定まらない相場環境に困惑度を深めている。基本的には各国の政策金利の動向に注視せざるを得ないが、金利正常化に前向きである米国を除けば、各国ともに拙速的な金融引き締め策にはネガティブなスタンスを維持している。そして、現時点では、米国のみならず、欧州圏でもインフレ上昇は一過性との見解が少なくなく、むしろ、各国ともに早期の利上げ実施に対しては、過剰流動性の激減を踏まえながら株価の急落や悪い金利上昇を招き兼ね合いとの悲観的な見方も少なくない。相対的にはリスク選考型のマーケットになっており、引き続き相場が大きく動意づいてからの始動を心がけるのが得策であろう。

一方、ドル円は米債券利回りの低下を嫌気し、下値を模索しているが、ドル円113円前後では利益確定買いと実需買いが散見されており、113円台半ば前後で身動きが取れない状況にある。引き続きレンジ幅ドル円113.00~114.00円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルはドル円と同様に、1.15台半ば前後で膠着度を強めているが、ユーロ独自の買い材料が乏しく、引き続き戻り売りが優勢になっている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1500~1.1600を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、ドル円113円前後から押し目買いと共に、ドル円114円前後からナンピン売りで待機をすることを勧める。一方、ユーロドルは、1.15前後から押し目買いと共に、1.16前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は今朝と同様に、ドル円114円台を視野に、同レベル前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は、ドル円113円割れを視野に、同レベル前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、戻り売りを優先する中、現状では今朝と同様に、ユーロドル1.16前後からナンピン売りと共に、1.15前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、繰り返しになるが、ドル円113円割れではロング、ドル円114円台以上ではショートをイメージし、ユーロ円は130円台半ば前後から押し目買いと共に、131円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは83円台半ば前後から押し目買いと共に、84円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円112.40114.50
ユーロ円130.10132.25
ユーロドル1.14551.1675
豪ドル円82.8585.00

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
ドル円ロング50,000☆113.50(SL113.00売り)
ユーロ円ロング50,000☆131.30(SL130.50売り)
ユーロドルロング50,000☆1.1560(SL1.1500売り)
豪ドル円ロング50,000☆84.20(SL83.50売り)
前日のSL実行ポジション(SL&TP)
ユーロ円ロング50,000★▼131.80(SL131.30売り)-¥25,000
豪ドル円ロング50,000★▼85.10(SL84.30売り)-\40,000
2021年11月収支経過(01~08日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円
ユーロ円+¥20,000-¥25,000
ユーロドル
豪ドル円-\40,000-\40,000
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
前日の売買 海外市場
出来ず Nothing done
本日の売買&予定 東京市場
出来ず Nothing done
ドル円売り50,000114.00
ドル円買い50,000113.00(SL112.80売り)
ユーロ円売り50,000131.70
ユーロ円買い50,000130.50(SL130.00売り)
ユーロドル売り50,0001.1600
ユーロドル買い50,0001.1500(SL1.1450売り)
豪ドル円売り50,00084.50
豪ドル円買い50,00083.50(SL83.00売り)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000114.00
ドル円買い50,000113.00(SL112.80売り)
ユーロ円売り50,000131.50
ユーロ円買い50,000130.50(SL130.00売り)
ユーロドル売り50,0001.1600
ユーロドル買い50,0001.1500(SL1.1450売り)
豪ドル円売り50,00084.50
豪ドル円買い50,00083.50(SL83.00売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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