鈴木予想レンジ
通貨ペア | 予想レンジ |
---|---|
ドル円 | 102.50~103.70 |
ユーロ円 | 126.50~127.70 |
ユーロドル | 1.2250~1.2380 |
豪ドル円 | 79.80~81.00 |
相場状況の振り返りと今後の展開予想
注目されていたジョージア州の決選投票で民主党のオソフ氏が勝利し、民主党が米上院で半数を奪回し、事実上ねじれ議会が解消されたことが好感され、米国株式市場ではNYダウが前日比437ドル高と市場最高値を更新、そして、米10年債利回りも1%台を回復するなど、相対的にドルを買い戻す動きが優勢になっている。ただ、トランプ大統領が我々は決して負けを認めない旨を強調、抗議活動で議会議事堂が封鎖されるなど、依然として、トランプ政権の往生際の悪さがマーケットのかく乱要因になりかねないだけに、ドルの反発も限定的になっている。その中、上下両院を民主党が抑える「ブルースウィープ」は大規模な景気対策が打ち出される見通しであり、国債の乱発による米金利の上昇にも繋がるため、拙速的なドル売りには自重局面に差し掛かっている。
一方、ドル円は本日にも非常事態宣言が発動されるが、既に織り込み済みであり、市場の反応も限定的になっているが、米債券利回りの上昇と株価の上昇期待も重なり、底堅い展開が予想される。引き続きレンジ幅ドル円102.70~104.00円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。
他方、ユーロ―ドルはドルの先安観と先高観が交錯する中、相対的に調整種度の展開を余儀なくされているが、ドルの売られ過ぎや米金利の上昇、そして、欧州主要国の都市封鎖などの観点から判断すれば、拙速的に買い上がる雰囲気は期悪になっている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.2250~1.2380を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。
●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、ドル円102円台半ば前後から押し目買いを勧めると共に、ドル円103円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルも同様に、1.22台半ば前後から押し目買いと共に、1.23台後半からナンピン売りで待機することを勧める。
●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円103円台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業はドル円102円台半ば割れから押し目買いで対応している模様。
●海外勢によれば、方向感に乏しい中、戻り売りを優先しているが、現状では昨日と同様に、ユーロドル1.23台後半からナンピン売りと共に、1.22台半ば前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。
●クロス円は、ドル円102円台半ば前後ではロング、103円台半ば以上ではショートをイメージし、ユーロ円は126円台半ば前後から押し目買いと共に、127円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは80円割れから押し目買いと共に、81円前後からナンピン売りで待機することを勧める。
市場ストップロス・オーダー状況
通貨 | 売り | 買い |
ドル円 | 101.90 | 104.10 |
ユーロ円 | 126.00 | 128.20 |
ユーロドル | 1.2230 | 1.2440 |
豪ドル円 | 79.35 | 81.55 |
※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。
トレード実績
筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。
現在のポジション(SL&SP)
ユーロ円ショート | 50,000 | ☆126.70(SL127.60買い) |
豪ドル円ショート | 50.000 | ☆79.80(SL80.90買い) |
2021年1月収支経過(04~07日)
通貨 | プラスマイナス | 前日比 |
ドル円 | +¥25,000 | +¥25,000 |
ユーロ円 | ||
ユーロドル | +¥6,300(+ドル50) | +$50 |
豪ドル円 |
前日の売買 東京市場
ユーロ円売り | 50,000 | ☆126.70(SL127.20買い) |
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り | 50,000 | ☆△103.30(102.80ロングカバー)+¥25,000 |
ドル円買い | 50,000 | 102.30(SL101.80売り) |
ユーロ円売り | 50,000 | 127.40(SL127.90買い) |
ユーロ円買い | 50,000 | 126.40 |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.2380(SL1.2430買い) |
ユーロドル買い | 50,000 | ☆△1.2270(1.2280ショートカバー)+$50 |
豪ドル円売り | 50.000 | 80.80(SL81.30買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 79.70 |
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り | 50,000 | 103.60(SL104.10買い) |
ドル円買い | 50,000 | 102.70(SL102.20売り) |
ユーロ円売り | 50,000 | 127.60(SL128.10買い) |
ユーロ円買い | 50,000 | 126.50 |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.2380(SL1.2430買い) |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.2260(SL1.2210売り) |
豪ドル円売り | 50.000 | 80.90(SL81.40買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 79.80 |
記号・略称解説
ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)
本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。