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為替モーニング東京市場2021年4月12日

2021年04月12日

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円109.20~110.20
ユーロ円129.80~130.80
ユーロドル1.1850~1.1950
豪ドル円83.00~84.00
相場状況の振り返りと今後の展開予想

FRBの出口戦略について市場では様々な見解があるが、先のFOMC議事録やパウエルFRB議長の発言では、物価上昇は一時的であり、持続的なインフレにはならないと指摘しており、早期のテーパリング観測は後退している。その中、米債券利回りが上昇しているにもかかわらず、米国株式市場ではNYダウが前日比297ドル高と続伸しており、天井知らずの相場展開に一喜一憂しているが、過剰流動性資金主導の展開には変化がなく、総じて、株式市場に回帰する確率が高く、一部ではNYダウ3万5千ドル台への期待も膨らんでいる。ただ、米中対立構造が顕在化しているだけに、ポジション調整が一気に深まる可能性も強く、基本的には相場が動意づいてから逆張り対応で臨むことが策であろう。

一方、ドル円は再び心理的節目110円台を目指す条件は整いつつあるが、同レベルでは利益確定売りや実需売りが散見されており、一旦、清算局面と捉えた方が賢明であり、引き続きレンジ幅ドル円109.20~110.20 円を重視し、同レベル前後からナンピン売買一考であろう。

他方、ユーロドルは一時ドル買いやワクチン展開の遅れを背景に、下値を模索する展開ではあったが、悪材料出尽くし感を踏まえ、ユーロドル1.19前後まで買い戻されるなど、改めて、底堅い状況を作り出している。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1850~1.1950を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、ドル円109円台前半か押し目買いを勧めると共に、ドル円110円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルも同様に、1.18台半ば前後から押し目買いと共に、1.19台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円110円前後からナンピン売りで待機姿勢を継続している模様。一方、輸入企業はドル円109円前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、現状では、ユーロドル1.19台半ば前後からナンピン売りと共に、1.18台半ば前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円109円台前半ではロング、110円台以上ではショートをイメージし、ユーロ円は130円割れから押し目買いと共に、131円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは83円前後から押し目買いと共に、84円前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円108.55110.70
ユーロ円129.40131.50
ユーロドル1.17901.2010
豪ドル円82.5084.70

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
ドル円ロング50,000☆109.50(SL109.20売り)
ユーロドルショート50,000☆1.1870(SL1.1950買い)
2021年4月収支経過(01~12日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥5,000
ユーロ円+¥20,000+¥20,000
ユーロドル+¥6,500(+$50)
豪ドル円+¥35,000
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り50,000110.00
ドル円買い50,000109.00(SL108.50売り)
ユーロ円売り50,000130.80(SL131.30買い)
ユーロ円売り50,000★△130.40(130.00ロングカバー)+¥20,000
ユーロ円買い50,000129.80(SL129.30売り)
ユーロドル売り50,0001.1950(SL1.2000買い)
ユーロドル買い50,0001.1850
豪ドル円売り50,00084.00(SL84.50買い)
豪ドル円買い50,00083.00(SL82.50売り)
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000110.00
ドル円買い50,000109.20(SL108.80売り)
ユーロ円売り50,000130.90(SL131.40買い)
ユーロ円買い50,000130.00(SL129.50売り)
ユーロドル売り50,0001.1950(SL1.2000買い)
ユーロドル買い50,0001.1850
豪ドル円売り50,00084.00(SL84.50買い)
豪ドル円買い50,00083.00(SL82.50売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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