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為替モーニング東京市場2021年10月28日

2021年10月28日
(コラム執筆時間:09時05分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円113.30~114.30
ユーロ円131.50~132.50
ユーロドル1.1550~1.1650
豪ドル円84.80~85.80
相場状況の振り返りと今後の展開予想

米国株式市場は高値警戒感を踏まえながら、利益確定売りに圧されているが、米債券利回りの伸び悩みと共に、過剰流動性資金の勢いは損なわれておらず、そして、相次ぐ米企業の好決算を見越して、底堅い印象が強い。ただ、市場には原油価格の高騰によるインフレ懸念が台頭しており、FRBによる金融緩和引き締め策が先行しつつあり、加速的な株価の上昇は見込みづらくなっている。その中、本邦では衆議院選挙が控えており、与党が圧勝すれば、株価の上昇に弾みがつき日経ダウ3万円台への回復期待が強まるであろうが、現時点では過半数獲得に苦慮している状態にあり、相対的に株価及びドル円相場は調整主導の展開が予想される。引き続き相場が大きく動意づいてから逆張り志向で対処することが得策であろう。

一方、ドル円は日米金利差を背景に底堅い展開が予想されるが、市場は常に中国経済への不信感、エネルギー価格の上昇懸念、そして、米中対立構造などが意識されており、総じて、リスク回避先行型の相場展開になっており、ドル円相場もジレンマ状態に差し掛かっている。引き続き直近のレンジ幅ドル円113.30~114.30円を駆使して、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルは、1.16前後で方向感に乏しい展開が続いているが、依然として、米ドル主導の展開を余儀なくされている。引き続き無理することなく、レンジ幅ユーロドル1.1550~1.1650を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、ドル円113円台半ば割れから押し目買いと共に、ドル円114円台半ば前後からナンピン売りで待機をすることを勧める。一方、ユーロドルは、1.15台半ば前後から押し目買いと共に、1.16台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円115円前後を視野に、114円台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は、ドル円113円前後を中心に、113円台半ば割れから押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、引き続き戻り売りを優先しているが、現状ではユーロドル1.16台半ば前後からナンピン売りと共に、1.15台半ば前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円113円台半ば割れではロング、ドル円114円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は131円台半ば前後から押し目買いと共に、132円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは84円台半ば前後から押し目買いと共に、85円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円112.80114.85
ユーロ円131.00133.10
ユーロドル1.14901.1710
豪ドル円84.3086.50

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&SP)
ドル円ロング50,000☆113.50(SL113.30売り)
ドル円ロング50,000☆113.60(SL113.30売り)
ユーロ円ロング50,000☆131.80(SL131.50売り)
2021年10月収支経過(01~27日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥110,000
ユーロ円-¥55,000
ユーロドル+¥52,800(+ドル400)
豪ドル円-¥120,000+¥25,000
前日の売買 東京市場
ドル円買い50,000☆113.60(SL113.20売り)
ユーロ円買い50,000☆131.80(SL131.30売り)
豪ドル円買い50,000★△85.10(85.60ショートカバー)+¥25,000
前日の売買&予定 海外市場
出来ず Nothing done
ドル円売り100,000114.10
ドル円買い50,000113.10(SL112.80売り)
ユーロ円売り50,000132.20
ユーロ円買い50,000131.10(SL130.80売り)
ユーロドル売り50,0001.1650(SL1.1700買い)
ユーロドル買い50,0001.1550(SL1.1500売り)
豪ドル円売り50,00085.70(SL86.20買い)
豪ドル円買い50,00084.70(SL84.20売り)
本日の売買&予定 東京市場
ドル円売り100,000114.10
ドル円買い50,000113.30(SL112.80売り)
ユーロ円売り50,000132.30
ユーロ円買い50,000131.50(SL131.00売り)
ユーロドル売り50,0001.1650(SL1.1700買い)
ユーロドル買い50,0001.1560(SL1.1510売り)
豪ドル円売り50,00085.80(SL86.30買い)
豪ドル円買い50,00084.80(SL84.30売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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