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為替イブニング海外市場2022年1月18日

2022年01月18日
(コラム執筆時間:19時19分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円114.00~115.00
ユーロ円130.20~131.20
ユーロドル1.1350~1.1450
豪ドル円82.00~83.00
相場状況の振り返りと今後の展開予想

前日の米国市場の休場を受けて、市場自体は閑散状態が見込まれていたが、日銀は金融政策を据え置くことを決定し、政策金利のマイナス0.1%などを維持する旨を発表し、東京株式市場では金融株中心に売りが広がり、日経平均は前日比76円安と小幅反落している。そして、黒田日銀総裁は記者会見において、2%の消費者物価上昇が安定的に達成されるまで長短金利の引き上げは想定していないと述べ、また、利上げの議論は全くしていない旨も言及している。そんな中、米国債10年物利回りが1.85%まで上昇、そして、原油価格も高騰しており、改めて、インフレ懸念の強まりを背景に、米金利の引き上げは既定路線と化している。いずれにしても、日米の温度差が明確に意識されており、ドル買い戻しに傾斜せざるを得ない。反面、市場で金利引き上げは織り込み済みであり、また、米ドルの買われすぎもあって、引き続き相場が大きく動意づいてからの始動が得策であろう。

一方、ドル円は日米金利差拡大を背景に、一時115円台を回復したが、達成感による反動売りや実需売りも手伝い、拙速的な上値トライには慎重になっている。引き続きレンジ幅ドル円114.00~115.00円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルは戻り売りに圧され、足早に1.14割れになるなど、改めてユーロドル1.14台半ば前後が重石になっている。ただ、ドル売りも誘発しやすい相場展開であり、無理をせずに、引き続きレンジ幅ユーロドル1.1350~1.1450を重視し、同レベル前後からのナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、ドル円114円前後から押し目買いと共に、115円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.13台半ば前後から押し目買いと共に、1.14台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円115円前後からナンピン売りを実施しており、現状では115円台以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は114円前後から押し目買いを継続している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、引き続き戻り売りを優先しており、現状では今朝と同様に、ユーロドル1.14台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、買いも同様に1.13台半ば前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円114円前後ではロング、115円台以上ではショートをイメージし、ユーロ円は130円前後から押し目買いと共に、131円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は82円前後から押し目買いと共に、83円前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円113.50115.60
ユーロ円129.60131.80
ユーロドル1.13001.1510
豪ドル円81.3583.55

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
No position
2022年1月収支経過(04~18日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円+¥5,000+¥80,000
ユーロ円-¥10,000+¥35,000
ユーロドル+¥19,500(+ドル150)
豪ドル円+¥5,000+¥20,000
前日の売買 東京市場
ドル円売り100,000★△114.50(113.50ロングカバー)+¥50,000
ユーロ円売り50,000★△130.70(130.00ロングカバー)+¥35,000
豪ドル円売り50,000★△82.70(82.30ロングカバー)+¥20,000
本日の売買&予定 東京市場
ドル円売り100,000☆114.90(SL115.30買い)
ドル円買い50,000114.00(SL113.50売り)
ユーロ円売り50,000131.20(SL131.70買い)
ユーロ円買い50,000130.20(SL129.70売り)
ユーロドル売り50,0001.1450(SL1.1500買い)
ユーロドル買い50,0001.1360(SL1.1310売り)
豪ドル円売り50,00083.00(SL83.50買い)
豪ドル円買い50,00082.00(SL81.50売り)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000115.00(SL115.40買い)
ドル円買い100,000☆△114.60(114.90ショートカバー)+¥30,000
ドル円買い50,000114.00(SL113.60売り)
ユーロ円売り50,000131.10(SL131.60買い)
ユーロ円買い50,000130.20(SL129.70売り)
ユーロドル売り50,0001.1450(SL1.1500買い)
ユーロドル買い50,0001.1350(SL1.1300売り)
豪ドル円売り50,00083.00(SL83.50買い)
豪ドル円買い50,00082.00(SL81.50売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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