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為替モーニング東京市場2022年3月28日

2022年03月28日
(コラム執筆時間:08時50分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円121.20~122.70
ユーロ円133.30~134.80
ユーロドル1.0930~1.1080
豪ドル円91.00~92.30
相場状況の振り返りと今後の展開予想

市場では米金利先高観が強まる中、米債券利回りの上昇を受けて、一部では年内にも2.00%への到達を織り込む動きが見込まれ始めている。一方、ウクライナ情勢の長期化が予想される以上、FRBが筋書き通りに金利正常化を実施できるかは疑問視もされている。とは言え、米金利の優位性や有事のドル買いなどを背景としたドル買いニーズは、依然として健在と言わざるを得ない。反面、ドルが買われ過ぎの状況にあり、高値掴みには黄信号が灯り始めている。総じて、急ピッチの円安により、チャート分析も機能不全状態にあるが、当面、ストップロスの配置に注意し、ドルのさらなる上昇局面では戻り売りに転じることも一案である。引き続き相場が大きく動意づいてからの始動を心掛けるのが得策であろう。

一方、ドル円はここ最近の急激な上昇で過熱感が高まっているが、日銀の指値オペ見送りを機に調整色も変化しており、再び122円台を回復するなど底堅い展開も意識されている。ただ米金利先高観測と地政学的リスクを踏まえたドル買い需要が旺盛ではあるが、さらなる上昇局面では実需や利益確定売りも散見されている。引き続きレンジ幅ドル円121.20~122.70を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルはウクライナ情勢が混沌とする中、戻りの鈍さが意識されているが、1.09台半ば前後では割安感の買い戻しも散見されるなど、拙速的な下値トライは慎重になっている。引き続き直近のレンジ幅ユーロドル1.0930~1.1080を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが一考であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、121円前後から押し目買いを勧めると共に、122円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.09台前半から押し目買いと共に、1.10台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円122円前後から随時実施しており、現状では122円台半ば以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は、121円台半ば割れを視野に、121円前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、改めて戻りの鈍さが意識されており、現状では、ユーロドル1.10台半ば前後からナンピン売りと共に、1.09台半ば割れから押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円121円前後ではロング、122円台半ば以上ではショートをイメージし、ユーロ円は133円台前半から押し目買いと共に、134円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。豪ドル円は91円前後から押し目買いと共に、92円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円120.85123.20
ユーロ円133.00135.30
ユーロドル1.08801.1100
豪ドル円90.6092.85

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&SP)
ユーロ円ショート50,000☆134.50(SL134.80買い)
ユーロドルロング50,000☆1.0980(SL1.0930売り)
豪ドル円ショート50,000☆91.50(SL92.30買い)
2022年3月収支経過(01~28日)
通貨プラスマイナス前日
ドル円-¥130,000+¥35,000
ユーロ円-¥280,000+¥25,000
ユーロドル+¥39,700(+$300)
豪ドル円-¥80,000
前日の売買 東京市場
ドル円買い50,000★△121.50(122.20ショートカバー)+¥35,000
ユーロ円買い50,000★△133.80(134.30ショートカバー)+¥25,000
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り50,000122.30(SL122.80買い)
ドル円買い50,000120.80(SL120.30売り)
ユーロ円売り50,000☆134.50(SL135.00買い)
ユーロ円買い50,000133.00(SL132.50売り)
ユーロドル売り50,0001.1070
ユーロドル買い50,0001.0930(SL1.0880売り)
豪ドル円売り50,00092.00(SL92.50買い)
豪ドル円買い50,00090.80
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000122.70(SL123.20買い)
ドル円買い50,000121.20(SL120.70売り)
ユーロ円売り50,000134.80(SL135.30買い)
ユーロ円買い50,000133.50
ユーロドル売り50,0001.1050
ユーロドル買い50,0001.0930(SL1.0880売り)
豪ドル円売り50,00092.30(SL92.80買い)
豪ドル円買い50,00091.10
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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