鈴木予想レンジ
通貨ペア | 予想レンジ |
---|---|
ドル円 | 121.70~123.20 |
ユーロ円 | 134.50~136.00 |
ユーロドル | 1.0980~1.1130 |
豪ドル円 | 91.30~92.80 |
相場状況の振り返りと今後の展開予想
新年度入りした東京株式市場では、NYダウの大幅反発にもかかわらず、日経平均株価は前日比155円安と3日続落している。統計的に4月の株式相場は株高志向が強いはずであるが、ウクライナ情勢に対する警戒意識、米金利先高観測、そして、コロナウィルスの感染拡大も加わり、総じて、相場の下押し要因には事欠かない状態にある。そして、本日発表される3月米雇用統計においても、失業率の低下も含めて、概ね改善が見込まれているなどドル買いの条件は整っているが、反面、ファンダメンタルズ的には米債券利回り低下の影響もあり、過度なドル高期待は自重局面に差し掛かっている。当面、ドルのさらなる上昇局面では、一旦清算入りと見なした方が無難であろう。
一方、ドル円は米雇用統計待ちだが、多くのサプライズは期待薄であり、122円台半ば前後でもみ合い相場が続いている。基本的には米金利に優位性がある以上、下値は限定的だが、引き続きレンジ幅ドル円121.50~123.00円を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。
他方、ユーロドルはウクライナ情勢次第ではあるが、停戦協議がマンネリ状態になっており、相対的には調整主導の展開を余儀なくされている。引き続き直近のレンジ幅ユーロドル1.0980~1.1130を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが一考であろう。
●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、121円台半ば前後から押し目買いを勧めると共に、123円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.10割れを視野に、同レベル前後から押し目買いと共に、1.11台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。
●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円122円台半ば前後から随時実施しており、現状では123円台を視野に、同レベル前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は、121円台半ば前後から押し目買いで対応している模様。
●海外勢によれば、方向感に乏しい中、今晩の米雇用統計を前にして、ユーロドル1.10台半ば前後で調整色を強めている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.11台半ば前後からナンピン売りと共に、1.10割れから押し目買いで待機姿勢を強めている模様。
●クロス円は、ドル円121円台半ば前後ではロング、123円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は134円台半ば前後から押し目買いと共に、136円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は91円台半ば割れから押し目買いと共に、93円前後からナンピン売りで待機することを勧める。
市場ストップロス・オーダー状況
通貨 | 売り | 買い |
ドル円 | 121.20 | 123.60 |
ユーロ円 | 134.00 | 136.30 |
ユーロドル | 1.0930 | 1.1170 |
豪ドル円 | 90.80 | 93.20 |
※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。
トレード実績
筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。
現在のポジション(SL&TP)
No position |
2022年4月収支経過(01~ 日)
通貨 | プラスマイナス | 前日 |
ドル円 | +¥50,000 | +¥50,000 |
ユーロ円 | +¥35,000 | +¥35,000 |
ユーロドル | ||
豪ドル円 | +¥45,000 | +¥45,000 |
前日の売買 東京市場(3/31)
ユーロ円売り | 50,000 | ★△136.50(135.50ロングカバー)+¥50,000 |
豪ドル円売り | 50,000 | ★△92.00(91.70ロングカバー)+¥15,000 |
豪ドル円買い | 50,000 | ☆90.80(SL90.20売り) |
前日の売買 海外市場(3/31)
ドル円買い | 50,000 | ☆121.30(SL120.80売り) |
ユーロ円買い | 50,000 | ☆134.80(SL134.30売り) |
本日の売買&予定 東京市場
ドル円売り | 50,000 | ☆△122.30(121.30ロングカバー)+¥50,000 |
ドル円買い | 50,000 | 121.00(SL120.50売り) |
ユーロ円売り | 50,000 | ☆△135.50(134.80ロングカバー)+¥35,000 |
ユーロ円買い | 50,000 | 134.30(SL133.80売り) |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.1150(SL1.1200買い) |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.1000(SL1.0950売り) |
豪ドル円売り | 50,000 | ☆△91.70(90.80ロングカバー)+¥45,000 |
豪ドル円買い | 50,000 | 90.50(SL90.00売り) |
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り | 50,000 | 123.00(SL123.60買い) |
ドル円買い | 50,000 | 121.70(SL121.20売り) |
ユーロ円売り | 50,000 | 136.00(SL136.60買い) |
ユーロ円買い | 50,000 | 134.50(SL133.90売り) |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.1130(SL1.1180買い) |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.0980(SL1.0930売り) |
豪ドル円売り | 50,000 | 92.70(SL93.30買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 91.30(SL90.70売り) |
記号・略称解説
ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)
本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。