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為替イブニング海外市場2022年7月5日

2022年07月05日
(コラム執筆時間:19時24分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円135.00~136.50
ユーロ円139.00~141.00
ユーロドル1.0200~1.0400
豪ドル円91.50~93.50
相場状況の振り返りと今後の展開予想

インフレ懸念が高まる中、日本を除く各先進国は利上げ競争の様相を呈している。反面、急ピッチの利上げに対して、景気後退説も飛び交い始めるなど、相対的にジレンマ状態に置かれているとも言える。既に、FRBを筆頭にして、各国は金融政策引き締めに舵を切ってはいるが、利上げラッシュの原因である原油価格の高騰、人員不足、そして、ウクライナ情勢や中国のロックダウンなどが沈静化しない限りは、単なる利上げでインフレが抑制できるかは懐疑的になっている。そんな中、東京株式市場は、日経平均が前日比269円高と続伸しているが、依然として、米国株式市場を睨みながら様々な不安材料が回遊しており、楽観視できる情勢ではない。必然的に調整主導の展開を余儀なくされており、引き続き相場が大きく動意づいてからの始動を心掛けるべきであろう。

一方、ドル円は米長期債利回りが持ち直しており、136円台を早々に回復したが、流石に24年ぶりの円安には警戒感を強めており、改めて上値の重さが意識されている。引き続きレンジ幅をドル円135.00~136.50円を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルは米国勢が不在の中、ポンド安現象も手伝い、ストップロスを巻き込んで年初来安値1.03割れまで急落している。相対的に割安感はあるが、ストップロスが一巡しておらず、一旦ポジション解消売りに追われている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0200~1.0400まで拡大し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、135円前後から押し目買いを勧めると共に、136円台半ば前後からナンピン売りで対応することを勧める。一方、ユーロドルは1.02前後から押し買いと共に、1.04前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円136円台以上から売りを随時実施しており、現状では136円台半ば前後からのナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は135円前後から押し目買いを継続している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、ポジション縮小に追い込まれており、現状ではユーロドル1.02台半ば割れから少なめの押し目買いと共に、1.04前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、繰り返しになるが、ドル円135円前後ではロング、136円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は139円前後から押し目買いと共に、141円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は91円台前後から押し目買いと共に、93円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円134.70137.10
ユーロ円138.80141.50
ユーロドル1.01801.0430
豪ドル円91.0093.70

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

2022年7月収支経過(01~05日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円+¥35,000+¥35,000
ユーロ円-¥80,000-¥25,000
ユーロドル-¥104,900(-$750)-$350
豪ドル円+¥100,000+¥125,000
前日の売買&予定 東京市場
豪ドル円売り50,000★△92.70(91.50ロングカバー)+¥60,000
本日の売買&予定 東京市場
ドル円売り50,000★△135.90(135.20ロングカバー)+¥35,000
ドル円売り50,000136.40(SL137.00買い)
ドル円買い50,000135.00(SL134.50売り)
ユーロ円売り50,000142.40(SL143.00買い)
ユーロ円買い50,000☆▼141.00(SL140.50売り)-¥25,000
ユーロドル売り50,0001.0480
ユーロドル買い50,000☆▼1.0350(SL1.0300売り)-$250
豪ドル円売り50,000☆93.80(SL94.30買い)
豪ドル円買い50,000☆△92.50〈93.80ショートカバー〉+¥65,000
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000136.40(SL137.00買い)
ドル円買い50,000135.20(SL134.50売り)
ユーロ円売り50,000141.00(SL141.50買い)
ユーロ円買い50,000139.00(SL138.50売り)
ユーロドル売り50,0001.0400(SL1.0450買い)
ユーロドル買い50,0001.0220(SL1.0160売り)
豪ドル円売り50,00093.00(SL93.60買い)
豪ドル円買い50,00091.50〈SL91.00売り〉
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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