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為替イブニング海外市場2022年1月31日

2022年01月31日
(コラム執筆時間:19時12分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円114.80~115.80
ユーロ円128.50~129.50
ユーロドル1.1130~1.1230
豪ドル円80.80~81.80
相場状況の振り返りと今後の展開予想

月末の東京株式市場は先週末のNYダウなど大幅な反発を好感して、主要株価指数主導で一時400円超上昇し、2万7000円台を辛うじて回復して引けているが、マーケット自体はオミクロン株の感染拡大、北朝鮮によるミサイル発射、そして、ロシアのウクライナ侵攻による地政学的リスクなど、多彩なリスクを抱えており、拙速的に買い上がる雰囲気とは言い難い。また、為替相場ではFOMCがインフレ抑制のために金利正常化を目指しているが、3月の利上げ開始までは1か月以上残しており、ドルロングを持続的に維持する難しさも指摘されている。そんな中、利上げ回数は4~5回、利上げ幅も0.25~0.50%が有力視されてはいるが、実際問題として紆余曲折の段階にあり、過剰期待は自重局面と見なした方が得策であろう。

一方、ドル円は日米金利差拡大を背景に底堅い展開ではあるが、日本経済にとっては悪い円安局面との声も少なくなく、過度なドル高及び円安期待は自重局面にある。引き続きレンジ幅ドル円114.80~115.80円を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルは、特筆すべき買い材料がない中、ユーロドル1.11前後では消去法的な買戻しや利益確定買いも散見され、拙速的な下値トライは慎重になっている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1130~1.1230を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、今朝と同様に、115円割れから押し目買いと共に、115円台後半からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.11前後から押し目買いと共に、1.12台以上からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は今朝と同様に、ドル円116円前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業も同様に、115円割れから押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、調整色を強めているが、現状では直近のレンジ幅を重視し、ユーロドル1.11前後から押し目買いと共に、1.12台以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、繰り返しになるが、ドル円115円割れではロング、115円台後半ではショートをイメージし、ユーロ円は128円台半ば割れから押し目買いと共に、129円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は80円台半ば前後から押し目買いと共に、81円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円114.35116.50
ユーロ円127.85130.00
ユーロドル1.10701.1280
豪ドル円80.2582.50

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
ドル円ショート50,000☆115.30(SL115.80買い)
2022年1月収支経過(04~31日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥20,000
ユーロ円-¥20,000-¥10,000
ユーロドル-¥90,300(-ドル700)+$150
豪ドル円-¥60,000
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
前日の売買 海外市場
出来ず Nothing done
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000115.80(SL116.20買い)
ドル円買い50,000114.80
ユーロ円売り50,000☆▼129.00(129.20ロングカバー)-¥10,000
ユーロ円買い50,000128.00(SL127.50売り)
ユーロドル売り50,0001.1200
ユーロドル買い50,0001.1100(SL1.1050売り)
ドル円売り100,000☆81.00(81.00ロングカバー)¥±0
豪ドル円買い50,00080.00(SL79.80売り)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000115.80(SL116.20買い)
ドル円買い50,000114.90
ユーロ円売り50,000129.50(SL130.00買い)
ユーロ円買い50,000128.50(SL127.50売り)
ユーロドル売り50,0001.1230(SL1.1280買い)
ユーロドル売り50,0001.1130(SL1.1080売り)
ユーロドル買い50,000☆△1.1180(1.1150ロングカバー)+$150
豪ドル円売り50,00081.80(SL82.30買い)
豪ドル円買い50,00080.80(SL80.30売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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